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コロナ後に起こる「リアルのインフレ」

最近、歴史番組を見ながら「ずっと前はどうだったんだろう」と思い、「このごはんおいしいな」と今を感じ、「このあとの未来はどうなるんだろう」とコロナのあとのことを想像する日が続いている。

昨日、リアルな場はなくならない、きっとまた興ってくる、とあたりまえのことを書いた。でも、それ以上だなって思う。「あたりまえ」レベルじゃなくて、とっても「贅沢」なことだったんだね!って、私たちが高揚する期間が一度来るはずだ。わたしたちは忘れっぽいので、たぶん、3カ月くらいしか高揚しないとおもうけれど。

その間に、コロナ流行の第2波・第3波が来て、また「自粛モード」に入るのかもしれない。当然、会うだの会わないだの以前に、生活基盤自体が危うくなる人も出てくるはずだ。それも含めて、今まで通り一緒に歴史を重ねてきた人々と会うことの価値は高まってくると思う。

もしまだ「ビジネス」という世界が安定的に回転できているとしたら、その世界では「リモートワーク」が主流になるのだろうけど、そこでもリアルの価値は高まると思う。用事しか話さないと、さみしさは逆に膨れるものだから、リモートワークでもお互いの存在を感じられたり、雑談できるシステムが興ってくるんじゃないか。目的意識や親近感を作ることを重視している企業の場合は特に。

ビジネスでも、プライベートでも、「直接会いたい!」「会おうよ!」って欲求は、たぶん前よりももっと高まる。「リアルで人と人が会うことの価値」は、ポストコロナの3年間くらいは、インフレーションを起こすんじゃないだろうか。そのための「特別感」があるサービスとか場所とかが流行ってくるのかもしれない。

だって、人とは、やっぱり会って、その息づかいを感じて話したいもん。それが原始的な本能だって、からだは正直だぜ 笑 って、私たち、気づいてしまったと思うのです。


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