ネガティブネットサーフィン

つわりで気持ち悪くて横になってばかりいるもんだから出来ることといったらマンガを読むかiPhoneをいじるかくらいのもので、買ってきてもらったマンガを読んだりiPhoneでネットサーフィンしていたのですが、このネットサーフィンがよくなかった。

私のネガティブさが存分に発揮されてしまい、自分で自分の首を締めていたのです。

妊娠するまで、妊娠の単位(?)って○ヶ月、と数えると思っていたのですが、病院でもダウンロードした妊娠関連のアプリでもネットでも、週数でカウントするのがデフォルトのようで、それはもう事細かに一週毎の赤ちゃんとお母さんの身体の変化が記されているのです。何の気なしに赤ちゃんと自分の状態を知りたくて週数を検索窓に入れると、「妊娠 ○週間 流産」という予測ワードを出してくるありがた迷惑なグーグル先生。そしてやめときゃいいのに、それを見てしまう私。「○週間までは流産の確率が○%」、「○週間と○週間が山場だ」とか「私は○週間で流産しました」という記事がザクザク出て来る出て来る。それらを私はクリッククリック。そして不安になる。どうしよう、私今流産しやすい週数だ、とね!

おなかもまだ大きくならない、もちろんまだ胎動もない、となると赤ちゃんの様子を知る術は健診しかなく、健診以外の日は赤ちゃんの安否を自分で確かめようがないのです。当たり前っちゃー当たり前の話なんですが、これ、体験してみると思った以上に不安で、もしかしたら心臓が止まっているかもしれない、流産してしまっているかもしれない、と本気で心配していました。しかも毎日。もし、今この子になにかあっておなかのなかで苦しんでいても、私はそれに気付いてあげることもできないんだと思うと涙が止まらなかった。そんなのどうしようもないし赤ちゃんを信じるしかないんだけれど、健診の日の待合室では、ドアの向こうに待ち構えているエコーが怖くて仕方ありませんでした。今日にも恐ろしい宣告をされるかもしれない、と。

そんなにめずらしくない流産や死産。Yahoo!知恵袋にはそんなネタが山盛りで、自分の身にも起こるかもしれない、たとえ安定期に入っても産むまでは油断できない、と思ってしまう毎日でした。

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