ITフリーランスのここが良い、ここが悪い（後編）
前編に続いてITフリーランスの良い悪いを書いていきます。
前編はこちらから。
社員集会や社員旅行がない
基本的に業務委託であれば部外者なので、
社員が集まる社員集会や社員旅行に出席することはありません。
みんなでワイワイするのが好きな人には悪いことかと思いますが、
私はそういう集まりやイベントが好きではないので、とても嬉しいです。
飲み会もあまり誘われることはないと思います。
チーム内や仲のいい方でご飯はあるかもしれませんが、
部署での飲み会とかはほとんど参加することはないでしょう。
そもそも
リモートワークになって約5年間、会社の飲み会への参加なし
という期間がありました。
最近オンライン飲み会をやっていただいたのですが、
久しぶりに仕事でお酒を飲んだ気がします。
そのくらい飲み会はありません。
上長と面談や個人目標設定がない
仕事をしていく上で、サラリーマンであれば会社から成長を促されます。
年間目標や半期、四半期目標などの目標設定が必要になります。
その目標を元に、給与の査定やボーナスの額が決まったりしますが、
フリーランスにはありません。
そういったプレッシャーを掛けられることはありません。
なぜならすべて自分で管理する必要があるから
です。
ITフリーランスは自分で目標をたてて、
それに向かいスキルを構築していく必要があります。
あれこれ指示を受けたり、アドバイスされる方がよければサラリーマンの方が良いです。
もし自分で自由なスキルセットを付けていくのであれば、ITフリーランスが良いでしょう。
同じところに居続ける不安や焦燥感がある
これは賛否両論ありそうですが、私は同じ会社に何年も居続けることに不安を感じます。
基本的に同じメンバーで同じ業種の仕事をしていると、
惰性で仕事をするようになります。
惰性で行う仕事は楽なのですが
面白みがなく、新しい刺激
がありません。
大きな会社であれば、部署の移動をすることで新しい環境にすることはできますが、
根本的なところは変わらないでしょう。
新しい環境に行くときも不安はありますが、IT従事者としては、
新しいことに挑戦しなければ後退と同じ
であると考えられます。
日進月歩であるIT業界にいる身としては、常に新しいことに挑戦し続けるようにしたいです。
正社員の声がかかる
良いこと、とは少し方向性が変わりますが、
ITフリーランスをしていると、
正社員にならないかとお誘い
があります。
元々正社員になりたくないためフリーランスをしている訳ですが、
業務委託として働いていると、その会社に興味を持つこともあります。
あるいは恩人にも出会えるかもしれません。
そうなったときに、フリーランスではなく正社員として働きたいという気持ちにもなります。
大手の会社だと入社条件が厳しいため、こういうような手段で入社するという方法もあります。
（例えば私は専門学校卒なので条件が大卒だと書類で落ちます、そういう条件を無視して正社員になれるチャンスがあります）
若いうちはITフリーランスで働いていて、
ある程度歳をとったら業務委託先の正社員へ
なんて言うキャリアパスも有りかと思います。
確定申告は面倒だが、お金の動きがわかる
フリーランスでよく、
確定申告が面倒
という言葉を聞きます。
年に1度収入や所得を計算して提出する必要があります。
領収証を管理したり、口座を確認したり面倒なことも多いです。
ただ、お金の動き、
特に税金や年金、保険料
について、わかるようになります。
何にどれだけお金がかかっているのか、どうすれば節税できるのかを意識することになります。
サラリーマンではすべて給与から控除されているため、意識することはありません。
私は幸いにもお金の数字を見ることが好きで、高校生の時からお小遣い帳をつけており、社会人になってからもずっと家計簿をつけていました。
なので、確定申告はそれほど苦も無く対応できています。
確定申告をすることで、お金の動きに向き合い知識を得ることができます。
扱える情報、権限が限定される
役職がない下っ端のサラリーマンでも同じではありますが、
基本的に業務委託のITフリーランスは扱える情報に制限があります。
部外者ではあるので、社内秘を知ることはできませんし、
個人情報を取り扱うことはないでしょう。
つまりITフリーランスの業務委託は
責任が重いような作業をしにくい
ということになります。
会社の方針や契約次第にはなりますが、ちゃんとした会社は、
正社員と業務委託で権限を分けるでしょう。
良いこととしては、作業のプレッシャーが大きくなりにくい、
悪いこととしては、責任が重い作業の経験値が溜まりにくい
となります。
あまり責任重大な作業は、胃が痛くなるので遠慮したいものです。
ITフリーランスの良いところ、悪いところを前後編に分けて書きました。
人によって良し悪しは変わってくると思います。
色々比較してみて、自分に最も合う働き方を見つけてください。
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