ありがとうジャニーズWEST。-疲れ果てた私に沁みた歌の話。-
うまく言葉も出ないくらい疲れていた今週。自分で言うのもなんだけど、結構危なかったと思う。そんな自分にスッと染み入ったのが、ジャニーズWESTだった。
「僕らの理由」を知ったきっかけは、森本慎太郎きっかけで見ていた「武士スタント逢坂くん」だ。このドラマがきっかけで「喜努愛楽」を好きになり、聴いていたらこれが流れてきた。
1回くらい失敗したってさ 一生が失敗なわけないだろう。
あなたの涙は あなたゆえの涙で きっとあなたの魅力の1つになるだろう
正解のない人生に 盛大な拍手が鳴った
手探りの日々に出会った 手応えはあなたの笑顔で
だからこそ僕は言うよ 何度も救われてるって
あなたが自分自身を もし見失いかけても
あなたという人の意味は 今日も僕が感じているから
怯まないで 比べないで あなたは今日もあなたのままでいいんだ
正解のない人生。人生1回目、手探りでやってる毎日。
noteでは、仕事のことは書いても職業のことは書かないようにしているから、実体験として書くことが、どうしても薄くなってしまう。だけど、降ってわいてくる仕事は歳を重ねるごとに確実に増えていて、それが本来やりたいと思っていたこととは全然別だったりすることはざらにある。
やりたいことを全部やるには手が回らない。仕事をどこかに振りたくても関係者全員が自分のことでいっぱいいっぱいで、「助けて」「手伝って」と言える雰囲気もなかった。ただ、それでも自分の仕事も回らないから、振られた中で関わりがある方々には、「お願いします!」と感情を無にして振ったりした。自分以上に仕事を抱えている方々もいる時期だったので、申し訳なさも多分にあった。感情を無にしないとお願いできなかった。それでもなんだかいろいろあって、先週から今週はそれがピークで、今日はまともにしゃべることすら若干ままならず、「いやもう本当に休んで!?」と言われてしまった。よほどよろよろしていたらしい。私も休めるなら休みたいが、明日も出勤する。
誰かにこの状況を相談したとして、優先順位つけるべきだとか何かを手放すべきだとか、「成果の80%は全体の20%から得られているから、その20%に注視すべき」とか、非効率とか言われるんだろう、と思っていた。なんのためにこんなにがんばっているんだろう?とか、手放せるなら手放したい、とか、思っていた。寝ようとしたら泣けてきたこともあった。
だけど、ジャニーズWESTが歌った。
「手探りの日々に出会った 手ごたえはあなたの笑顔で だからこそ僕は言うよ 何度も救われてるって」
「あなたがあなた自身を見失いかけても」
「怯まないで 比べないで」
「あなたの涙はあなたの魅力の1つになるだろう」
全力で、まっすぐに。あぁ、そっか。私が私を見失うくらいもがいた先には、きっと私に関わる人たちの笑顔があって、私が流した涙はいつか私の魅力になるんだ。そう思えたら、すっと胸が軽くなる気がした。
正直、私のジャニーズWESTのイメージは、「えぇじゃないか」「大阪あーいあいあい♪」から、「プリンシパルの彼」やレンタル救世主の「one chance」のような正統派も出すけど基本応援トンチキ、くらいで止まっていて、つい最近「証拠」を聞いた時にで「あ、全力合唱スタイルで応援ソングを歌うポジションに落ち着いたのか」と思っていた。「証拠」は好きなテイストだったけど、YouTubeではハマっても音楽番組で「いい歌だな」と思うことはなかなかないので、そこまで深堀りせずに終わっていた。
「僕らの理由」が、Live Recordingであったことも大きいかもしれない。疲れ果てて乾いて枯れた心に、全力でまっすぐなパフォーマンスは奥を刺激して、水や光を湧き出させてくる。
ヲタク歴自体は長いので、ジャニーズWESTのメンバー自体はデビュー前から知っていた。デビュー前、長らく動きのなかった関西が全国ツアーをして、メンバーが明らかにいろいろ選抜されていて、「なぜそこが選ばれてそこが選抜落ち!?」みたいな時代があったこと、4人でのデビュー発表をしたカウコンは、当時まだカウコンに出られず見学していた小瀧が布を大きく広げて持っていたこと、そこから7人デビューにもっていったこと、関西の伝統ともいえる大阪たこやきトンチキ。7年間もがいたジャニーズWESTの答えでもあるんだろうな、と思えたから、歌に説得力があった。
合唱スタイルだと思っていたけど、よく聞けばめちゃくちゃハモってるじゃないか。小瀧がこんなに歌がうまくなってたのもしくなってるなんて知らなかった。照史は昔からうまかったけど、さらにうまくなっていた。濱ちゃんがセンターに立って、「いきますか」があんなに優しくみんなを見まわしているなんか知らなかった。重岡は相変わらず笑顔だけど、厚みが出てるのが目に見えてわかるし、他のメンバーも、明らかに変わっていて。「私が知らない時間で、WESTももがいてきたんだな」と。それら全部が、あの歌声に詰まっている気がした。
初めて聞いた時はあまり刺さらなかった「週刊 うまくいく曜日」もじんわりきたし、「僕らの理由」に関しては本当に手にしたくて、調べたら初回限定盤の曲だとわかってかなり落胆した。カップリングなら、ジャニーズの場合アルバムに入ることもおそらくない。買いたかった…そうTwitterで呟いたら、まだ在庫があるかもしれない、とファンの方がリプをくださった。
感謝の意味でCDを買うこともあるけれど、今回は普通にほしいので、CD探してみようと思う。
ジャニーズWESTありがとう。このnoteをメンバーが読むことはないと思うけど、WESTの歌で、昨日と今日の私は救われました。
そして、本当に疲れ果てたとき、やっぱり私は、これからもこの曲を聞くと思います。
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