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Jr.ドラフトをやって気付いた3つのこと。~やっぱりJr.って最高ですね~


先日、仲良くさせていただいている小埜さん(https://note.com/kokiono)を、「Jr.ドラフトをしましょう!」とお誘いし、一緒にあるテーマに沿ったグループを作った。ヲタクなら1度はやったであろうドリームチーム妄想。初めてだったのだけど、いつもは享受している消費者側から(勝手に)作り手に回ってみると、結構いろんなことに気付けて楽しかった。

設定したテーマは、「闇を表現できるグループ」。

ジャニーズのキラキラした明るい表現とは対極にある、BiSHのような、人間の暗い部分も表現しながらも生のエネルギーを表現できるような、そんなグループコンセプトを共通理解し、結果として、以下のようなグループができた。(ぱちぱち)

(IMPACTorsの2人はなかなか画像がなかったのでこんな感じの写真だけれど、悪意はないので該当担の方、もし気を悪くされたら申し訳ない。)

それぞれの選抜理由を、ざっくりまとめてみた。

〇瑞稀・晶哉(井上瑞稀・佐野晶哉)
⇒歌を中心として繊細な表現力がある。
〇新(佐藤新)
⇒グループコンセプトである「闇」を1番背負っている。
 「新を闇に落としまくりたい」by小埜P
〇作ちゃん(作間龍斗)
⇒器用なので、「闇」を表現できそう。
〇こじけん(小島健)
⇒瑞稀や晶哉とは逆に、体格を活かしたダイナミックな表現を期待。MC。
〇影山くん(影山拓也)
⇒男っぽさを持ったメンバーを探していたところ、いろんな意味で彼が適任であり抜擢。

さて、作ってみると、次の3つのことに気付いた。

①コンセプトを重視しながら気になる「バランス」
②作間龍斗の汎用性(オールマイティ力)の高さ
③自分の持っている"才能"を伸ばした子がハマっていく。

①コンセプトを重視しながら選んだ「バランス」

今回、(これは主に私が)意外と重視していたな、と感じたのが「見た目のバランス」だった。小埜さんはとても私の意見を聞いてくださる心の広い方なので、私は随分わがままを言わせてもらったのだけど、すぐにメンバーに決まったのは瑞稀、そして晶哉だった。小埜さんが1番に候補として挙げたのがだ。

序盤に瑞稀が決まり、晶哉が決まり、新が決まり…となってくると、このメンバーのバランスを崩さないような人選になる

コンセプトには合うけど、「でも並んだ時の身長が…」とか、「雰囲気的にこの要素ほしいからその点だと少し弱いな…」「この子の表現力は高いけど、このメンツの中だと生きないな」…など、結構いろんな制約がかかってくる。

そう考えると、「ものすごく年下のメンバーを入れる」ということは、本人の見た目がどうであれ、作る側としては非常にアンバランスを生むな、ということを体感した。受け取り手(ヲタク)としても、このアンバランスさやこれが生むメリット・デメリットは体感していた。時に、アンバランスさが魅力となることはある。だけど、やっぱり作っている側になると、これは「フレッシュ枠」「既存の物に変化を与える」「空気感を一気に変える」際に有効な一手で、初期の構想段階ではなんのうま味も私は感じられなかった。そういう意味では、グループの年齢的制約は大きかった。上と下は離れていてもいいけれど、間や近い世代を入れておくほうが、やはりバランスがとれる。

これが成長期前の、10代前半の年齢層が対象に入るなら、もっと話は違うと思うけれど、10代後半~20代を含むグループを作るにおいては、本当にいろんなバランスを考えるものだなぁ、と思った。


②作間龍斗の汎用性の高さ

 これは以前、HiHi Jetsの記事を書いたときにも感じたけど、作ちゃんって本当にオールマイティだな!と思ったのは、「このメンバーに何をカバーで歌わせる??」と考えた時だ。

V6の「Maybe」や、Kis-My-Ft2の「Luv Sick」、嵐の「truth」とかいいよねぇ、と盛り上がって、そこでふと、疑問に思った。

「このメンバー、『ええじゃないか』歌える?」

…歌える、とすぐ確信した。私の脳裏にはこじけんが元気いっぱいにええじゃないかでセンターしている絵が浮かんだ。そしてその横で跳んでそうな晶哉。こじけんと晶哉が楽しく歌う、そこに続くのが作ちゃんだ。

作ちゃんは、あぁ見えて結構振り切れるから、こじけん、晶哉とともに楽しくええじゃないかができるだろう。瑞稀はにこにこアイドルできるだろうし、影山くんもジェシーと仲がいいので、テンションを上げることはできる人だと思う。新は、のりきれなくても、グループに1人はそういう人がいてそういう枠はある。むしろヲタクが心配しながら見れる。「ええじゃないか」成立。
(IMPACTorsの2人に関しては幅を知る機会がなかったので完全に推測で申し訳ない)

たとえば、瑞稀や晶哉が、パフォーマンスにおいて自分の特性(繊細な表現ができる)や世界観を持ってがっつり表現する役割を担うなら、作ちゃんは、その世界観を広げるブースター的な役割が抜群にうまいと感じた。「困ったらとりあえず作間」と振付師の方から信頼が厚かったことが裏付けるように、作ちゃんはパフォーマンスに求められる大抵のことを80点でできてしまう。オールマイティなパイとして、どの表現でも「1を10に」できる。だから、パフォーマンスでは、関西勢とも馴染んで、関西が浮かずに盛り上げられそうな信頼が、作ちゃんにはある。作ちゃんはやっぱりすごい。


③自分の持っている才能を伸ばした子が、ハマっていく。

かつてあるジャニーズが語っていたことだけれど、ジャニーズは自分たちでグループを組まないのが基本だ。気の合うメンバーが集まってグループを組むのではなく、ある日集められて「君たち今日からグループね」と言われる。

最近でこそ、Travis Japanにおける松松、HiHi Jetsにおける作ちゃん、7MEN侍における矢花など、グループの追加メンバーをメンバーが選ぶこともある。SixTONESは自分たちでジャニーさんに直談判に行ったが、前身のバカレアは日テレプロデューサーとジャニーさんが噛んで選んでいて、自分たちで最初から集まったわけではない。ベースにあるのは、「選ばれる」だ

つまり、何らかのコンセプトや意図があって、そこに当てはまる人材が選ばれてグループになる。そこで見られるのは「特性」だ。私は最近、これを「才能」と呼ぶ本に出会った。だから、以下これを「才能」と呼ぶ

たとえば、歌を突き詰めた瑞稀、晶哉は、その才能で選抜された。

たとえば、新は存在感が「闇に落としたい」というコンセプトにハマって選抜された。これもまた才能。

たとえば、ここまであまり語れなかった影山くんは、最後の最後に「男っぽい要素がほしい」「頼れるお兄さん感がほしい」ということで最後に決まった。意外と難航したこの人選で選ばれた。(ただし彼に関しては2人とも本当に情報がなかったので、完全にイメージ。該当担にはつっこまれるかもしれない)ちなみに彼が最年長である。


瑞稀は歴も長いし、晶哉は完全になんでもできる器用型だけど、それでも彼らに関しては作り手側は「突き抜けたものを持つ人材」として選んだ。

新もそう。小埜さんに「グループの色を1番背負う」と言わしめた。

そうやって、自分の特性を伸ばしていれば、そこにはまる席に選ばれるときは来る。

いわゆる器用貧乏だというなら、作ちゃんのようなオールマイティなポジションで、席が巡ってくる。

結局自分を信じて自分の才能を伸ばしていった先で未来が開けてくる。

やりたいことはやりたいと言って、前面に押し出す。

これはどの業界でも共通の「ハマりにいく」道なんじゃないだろうか。この点では、わたしもJr.たちと同じなので、精進していきたいと思わされた。完全に1人でなにかを成し遂げることってないし、グループにいろんな役割があるのなら、私の実生活もきっと同じだし、自分がハマる席って、どこかにある。

その日のために、がんばっていこう!!!


と、いろんな気づきを得ながらも完全に勝手にポジティブになれたので、この遊びは偉大である。

おわりに余談

このグループ、「売れるか?」と言われたら、一般受けするかはちょっとわからないし、ヲタク受けもするかはわからないけど、やっててとても楽しかったです。小埜さん、お付き合いいただいてどうもありがとうございます。

選抜しながら、どのJr.も多彩で、いろんないいところがあって、「コンセプトが違ったら全然違うJr.でグループ組めるなぁ」と思ったし、体力さえあればまだまだやれた企画だった。書いたのは「作ちゃんすごい」だけど、いろいろそのあとも考えてたら「こじけんいいな」と思ったので、今度こじけんnote書きたくなった。

知識のないJr.のことも書いたから、該当担からの「〇〇くんはそうじゃない!」というツッコミがあるやもしれない。それは真摯に受け止めよう。

ただ、これだけ楽しいのは紛れもなくいろんな才能を持って努力しているJr.がいるからで、ヲタク界隈としては心穏やかでないことも多々あるけど、努力する本人たちの頑張りに恥じないヲタクではいようと、これを通して思った。

人の頑張って生きている姿からは、いつも元気をもらえるし、自分もかくありたいものです。


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最後に、知識と考察力鋭い小埜さんのnoteと、ちょこっと触れた作ちゃんのnote置いておきます。

3700字にわたるヲタクのnoteにお付き合いいただき、ありがとうございました☻


<小埜さんを知ってお声がけするきっかけになった記事>

<個人的に好きな記事>

<SixTONES担の私がレビューとして好きな記事>


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