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【定番の最初の挨拶】が有効なのは、対面だけにあらず

人間関係、まずは挨拶から。そんな当たり前に、まさか動画コンテンツ作成で、違う意義で辿り着こうとは。

きっかけは、先日から、仕事で動画コンテンツを作っていることだ。自分で編集しながら、「あれ、私結構テンション違くない?」と気がついた。
素材を3本撮りくらいしたのだが、3本目冒頭、明らかに疲れている。それでも話しているとトーンは上がってくるから、徐々にエンジンはかかったんだろう。後半だけ見ると、どの動画もテンションは同じくらいだった。

その原因を考えたとき、「最初のあいさつ」が重要なのでは?という仮説が、突然私の中で立った。
私の動画コンテンツは、必要なときたまにしか作らないので、定番の型もなく、非常にぬるっと始まっている。
「動画を撮る」というだけで若干緊張はあるから、当然スイッチは入っているはずだけど、心の中で「どう始めよう?」と思っている節はある。

そんなにYouTuber詳しくないけど、だいたいどのYouTuberも定番のスタートがある。定番の名乗りは多くのYouTuberにあるし、それがなくともだいたい動画の最初で自己紹介している。

あの始まりは、相手に自分が何者かを紹介するだけでなく、自分の「演者」スイッチを入れる働きがあったらしい。
そして、相手の「仲間スイッチ」も入れる。

音楽でさえ、このサブスク市場では変化を遂げた。曰く、飛ばされてしまうから、イントロから歌い始めるらしい。
動画でも冒頭の【掴み】が大切だからインパクトのある名乗りをしているんだな、と思っていたけど、それだけじゃなかった。

撮る時には自分のスイッチを、見られる時には相手の試聴モードスイッチを入れ、それぞれのタイミングで、それぞれをその世界観に引っ張り込む。

そういえば、ジャにのチャンネルは、名乗りより先に、あの「ちゃー、ちゃん、ちゃー、ちゃん、ちゃーちゃ、ちゃっちゃらーら」みたいなゆるいお決まりBGMが、「あぁ、ジャにのだな」というゆるゆる世界観を演出しているもんな。
あのクラスになると、演者スイッチなんか別に入れる必要はないし、むしろ「入っていない」ものを私たちは楽しもうとする。そもそも顔と名前はだいたい知られているから名乗る必要もない。

あのBGMに加えて「ジャにの」内の呼び名(経理、編集、自発光、卍)をつけ、さらに独自で世界観を作りあげたにのまたは中丸のチャンネルプロデュースは本当にすごいと思う。

呼び名については、もうタイトルだけでこっちは世界観に引っ張り込まれる。「卍をモンスターにした男」というタイトルの秀逸さ。「菊池風磨をモンスターにした男」は伝わりやすいし興味を惹かれるけど、「卍を」の段階でこちらは一気にジャにのテンションで見る。
こちらの視聴スタイルを「ジャにのスタンス」にする。
さすがは日本トップクラスに売れ、ポジションを確立したジャニーズアイドル。コンテンツ作りの経験値が違う。

話がそれたけど、ただ情報伝達の手段としてならどんな動画だってかまわないけど、「コンテンツ」として考えるとやっぱり差別化や視聴者との仲間関係は大切だし、スタートの「挨拶」って本当に大切なんだな、と、そんなことに気付きながら、ぽちぽちさくさく動画を作った。冒頭ではコンテンツと読んでみたけど、私のはただの動画である。

さて、まだ撮らないといけないんだけど、冒頭のあいさつ、どうしようかな?

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