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vol.38 サンディエゴ / カリフォルニアルーティン

「場所が変わると
いつもと同じことをしていても 
感じ方が変わったりする。
その場所が持つ
雰囲気、波長、肌感覚
自分が心地よく感じる場所を
キャッチできると
旅をしている時のあの感覚で
日常だって過ごすことができるんだ。」


サンディエゴでの滞在は、ほとんどずっとLAとサンディエゴの間のオーシャンサイド、時々エンシニータスというエリアにいた。


ほとんど毎日、午前中から講義があるので、過ごし方はだいたい日常のようにルーティンしていた。


少し早めに起床し、そのままレンタルハウス前の外のビーチでその日集まった仲間たちとピラティスやヨガをする。


わたし以外にもピラティス、ヨガを教えている人たちがいて、毎日変わりばんこしてビーチでクラスを開催していた。今思うとほんとラッキーだった!


薄暗さが残る今この瞬間だけのグラデーション空
穏やかな波の音
まだまだ人も少なく静かな場所に日が昇りはじめて少しずつ暖かくなっていく気候。



そんな贅沢な自然な場所でカラダを動かすことのスペシャル感に、朝早くから運動することの億劫さよりも、旅でもなかなか味わえないようなそのシチュエーションに心が踊り、癒された。



自分の呼吸もカラダも解放し、思いのままに仲間たちとカラダを動かす朝の習慣は、グループクラスが苦手なわたしも楽しかったし、自然に顔がほころんでいた。



一日をはじめる朝の運動の後は、そのまま散歩をして近くのカフェに朝食を買いに行くこともあったし、戻って好きな時間に朝食をとっていた。
みんなそれぞれに朝食をとっていて、わたしは美味しいヨーグルトをオーガニックスーパーで見つけていたので、そのヨーグルトが朝の定番になっていた。


洋服はウェアばかりになりがちだったけれど、カリフォルニアにいる毎日を少しでも楽しむことをしたくて、持ってきた洋服をあれやこれやコーディネートして、意識していろんな色を着て遊んでいた。


どの瞬間にもちょっとした工夫がこのひとときたちを楽しむことをよりぎゅっと濃く残してくれるように。


身支度を済ませて毎日だいたい9時くらいから講義がはじまる。

ランチをとり、午後からの講義がスタート。
終わるのはいつも夕方だった。


講義が長いとだんだん疲れてくるかなぁと予想していたけれど、それとは真逆にどんどん軽やかさを感じている自分がいた。


大人になって、自分が確立しはじめて改めて自分をじっくり奥深くのぞいたり向き合ったりする作業って案外おろそかにしがちで、おろそかにすればするほど鈍くなってくる。


安心してオープンにできるこの環境もあって、毎日明日にワクワクする子供の頃のような気持ちを、記憶ではなく体感で少しずつ蘇っているようだった。


カラダは疲れていても軽やかなので、
講義のあとに少しビーチを歩いたり、スーパーや買い物に出かけたりした。


ディナーは初日ごろからみんなで囲むようになっていて、たまに外食することもあったけれど、テラスでバーベキューをしたりみんなで作ったりしていた。その夕食がほんとうに美味しかった。

お酒を飲んだり、復習をしたり、ひとりで過ごしたり、誰かと話したり。好きなように夜を過ごした。



旅よりももう少しディープに暮らすようにすごす非日常。
日が経つほどカリフォルニアの空気感と、常に聴こえてくる波の音、レンタルハウスでみんなで過ごす波動たちがわたしを緩めてくれてクリアにしてくれて、エンパワメントに導いてくれた。


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