見出し画像

どくしょのきろく⑦

こんにちは、まゆきち⭐︎です。
この2週間はバラエティに富んだ読書でした。
俳句に料理、村上春樹です。

アフターダークに続き、今回はこちら。

画像1

■『風の歌を聴け』
■村上春樹さん
■心に残った文
*でもね、よく考えてみろよ。条件はみな同じなんだ。故障した飛行機に乗り合わせたみたいにさ。もちろん運の強いのもいりゃ、悪いものもいる。タフなのもいりゃ弱いのもいる。金持ちもいりゃ貧乏人もいる。だけどね、人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。みんな同じさ。何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持ってないやつは永遠に何も持てないんじゃないかと心配してる。みんな同じさ。だから早くそれに気づいた人間がほんの少しでも強くなろうって努力するべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。

学生時代特有の自由な生活、その中にある生と死…
悩んだり苦しみながらも通り過ぎていく感じが書かれていたんだと思います…。(なんか読み取れているのか自信がない)

抜き出した部分に出てくる「強さ」は心の強さですよね。
みんな同じ。強くない。
どううまくやり過ごすか、傷つかないように逃すこと…

辛いなぁと思う時、思い出す言葉があります。
『いきみ逃(のが)し』

この言葉をご存知ですか?

出産の時に助産師さんに指導されることもあるので、わかる方もいらっしゃると思います。

自然分娩の時に、赤ちゃんが十分おりてくる、子宮口全開など、出産最終段階の準備が整うまでは、いきみたくてもいきまずに我慢する、いきまずにいられるように逃すことです。いきんだらダメなときにいきむと母体に負担がかかるので、これを上手に取り入れてお産をうまく進めていこうとするものです。出産の場合のいきみ逃しは主に呼吸法だったりしますが…

*いきみ逃しといえば…
わたし…2人目の時いきみ逃しは上手だったんですが、「もういいよ、いきんで!」のタイミングでいきみ方を忘れてしまうということも経験しました。「経産婦さんでしょー?しっかりしてー!」と助産師さんに呆れられましたが、なんとか出てきてくれました。

しんどい、辛い、怒り。
こういう感情の時にもそのまま傷つき過ぎてしまわないように自分でつらさを逃す方法を見つけた人が強いのではないかなと思うのです…。

後半は自宅で読んでいたので、本に出てきて無性に聴きたくなった曲をYouTubeで検索。すぐに聴けるいい時代です。流しながら読むとこの時代の雰囲気を少しだけ体感できるような気がしました。

今回は、返却期限より2日早く図書館に返しにいきます♪よくがんばった!

noteを読んでくださってありがとうございます!「スキ」はわたしのnote活動の力になっています。「スキ♡」や「フォロー」をしていただけると、とてもうれしいです。「サポート」!?うれしくてケーキ買いに行っちゃいます🍰