【用語解説】COVID-19の入院患者に対する遠隔医療研究
こちらでは、CHD Journalの文献に登場する専門用語を解説していきたいと思います!
1.Critical Care(和:救急救命)
事故に遭ったり、突然具合が悪くなった際、患者さんの容態を迅速に確認、応急処置、そして適切な治療が受けれられる病院へ運ぶまでの医療行為。呼吸の確保など。
2.Telemedicine(和:遠隔医療)
医師と患者が距離を隔てたところで情報通信技術を用いた診療をすること。遠隔医療には2つの定義がある。
ひとつは、テレビ会議システムなどを用いてリアルタイムに診療を行うこと。もうひとつは、検査や信号によって得られた患者情報を、患者本人が不在の時に診断すること。
3.Intensive Care Unit; ICU(和:集中治療室)
呼吸器や循環器系の疾患において、急性機能不全の重症患者を24時間体制で(集中的に)ケアするための病院内の施設。麻酔科医や集中治療医が容体を観察しながら、逐次投薬治療などを行うことが一般的。
4.Stepdown Units(和:段階的ケア室)
COVID-19が蔓延するアメリカの医療現場において、集中治療室と一般病床の中間的な役割を担うエリア。
(※ 橋渡しの役割があるエリアは米国では病院により様々な名称がある。そのため本記事では"Stepdown"を「段階的ケア」と翻訳)
5.Personal Protective Equipment; PPE(和:個人用防護具)
医療従事者が、患者の身体から飛沫する血液や病原体の曝露から身を守るために着用する。防護具の例に、ガウン、手袋、マスク、キャップ、 エプロン、シューカバー、フェイスシールド、ゴーグルなど。
6.Cost Evaluation(和:コスト評価)
一般的に、資源が効率的に使われているか(資源配分など)を判断するプロセスで、コスト・ベネフィット分析の一種。分析の対象となる規模は様々に及ぶ。
遠隔診療自体はもともと僻地医療で注目されていましたが、COVID-19のパンデミックによって、より現実性が高まった気がしています。
お読みくださり、ありがとうございました!