マユ

薬学部。

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  • 第1章

    自分の根幹となるものを書き尽くす章。

  • 序章

    noteを始めるにあたっての前書き。

最近の記事

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1 幕開け 少女から大人になる

20歳。ついにこの日がやってきた。やってきてしまった。 4月、5月、…周りの子がどんどん20歳を迎えていく。そして皆言う。 20歳になっても何も変わらないよ。 いつの間にか20歳になってたよ。そんなもんだよ。 うーん、そんなあっさりした日になっちゃうの嫌だなあ。確かに19歳も20歳も21歳もそんな変わらないかもしれないけど。そうなんだと思うけれども。 どうすればこの人生の節目の年の一つをなんとなくで終わらせないことができるんだろう。20歳になるこのときを大切にしたい。そ

    • 夕陽 〜2021年度総括〜

      挑戦、学びを経て。 まだまだ未熟ですが、自分の現在の状態を残すために2年ぶりにnoteを更新します。 IFMSA-Japan SCOPHの責任者をすること、それは私にとって不得意なことへの挑戦でした。 過去には人の上に立つのが嫌だという考えを強く持っていたときもありました。それならこの役職はできないかと言われると、そんなことはありませんでした。 責任者という役職は人の上に立つ仕事では必ずしもなく、今回の役職においては、その役職で奉仕したいことがある、アクションに責任を取れる

      • 4 薬学部という選択

        大学の学部を薬学部(6年制)にしたのは薬剤師になりたかったからじゃなかった。それが2回生になったころくらいから最近まで私を悩ませた原因だった。 -------------------- 受験生の頃。 正直学力も本当にギリギリで、 医療系がいいなら看護とかもあるよ。 化学や薬を扱いたいのなら農学部とか他の学部もあるよ、そうしたら大学のランクを変えなくてもいいしね。 そこまで薬学部に拘らなくてもいいんじゃないの? 上を目指すならどうせなら医師を目指したら? 等、様々な助

        • 3 憧れと目標

          なりたい人間像。それは強く美しくカッコいい女性。 憧れるのはいつも、自分のやりたいことに突き進み、信念を持ち、それを実現させている人。 今回はそんな、私が素敵だと思う芸能人について少し。そもそもこういう話をしてこなかったから、私を知る人にとっても新鮮かもしれない。 別に秘密にしていたわけでもなかったけど、あまり話さなかったのは、話すとなんだか私のことが一気に丸裸にされるような、理想の核心のような気がして、恥ずかしくて、お気に入りの巾着に入れて紐をしっかり縛って奥の引き出し

        • 固定された記事

        1 幕開け 少女から大人になる

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        • 第1章
          4本
        • 序章
          3本

        記事

          2 言葉を紡ぐ

          脳内を駆け巡る混沌。 まるで宇宙。 目を閉じればブラックホール。 ところどころ光る神経。記憶の糸、思考の糸。絡まり合って、結合して、1次構造から3次構造へ。生成された、巨大化した得体のしれない未確認生命体がうごめく。そうして4次元へ。脳のクラウドに保存されているDNA。年月を経るごとに発現していく。確かに人間に宿る知能。掴めやしない、証明できやしない、無数に浮かぶ魂。 糸を表現する幾多の方法。音、絵、動き、言葉。 どれも決して完全ではない。欠落が芸術を生む。抽出された場所が

          2 言葉を紡ぐ

          序章3 食事に関する3つのお話

          『聖者の食卓』 正月太りを解消しようと少し食事制限をしていた。観たらお腹がすいてしまうと知りつつも、実際に食べる代わりに食事の映画を観たくなって、amazon prime videoでなんとなく探して、どんな映画か全く知らずに再生ボタンを押した。 ……誰も喋らないなあ。10分たっても20分たってもずっとシク教徒らの光景のみが映される。皆靴を脱いで手を洗ってピカピカの床の道を進む。あっナン作ってる。うわあ、絶対いい香りだろうなあ。皆同じ銀色のプレートを持って広い部屋で待機する

          序章3 食事に関する3つのお話

          序章2 自分という人間を好きになる

          自分のことが分からない。 いやいや、自分のことは自分が一番よく知っているでしょう?もう一人の自分がそう疑問を投げかける。 -------------------- 確かに自分は自分のことを四六時中一秒たりとも逃さずに知っているし、自分の気持ちも自分にしか分からないんだけど、それでも分からないものは何だろうかと考えると、他人から見た自分、結局はそれに尽きるんじゃないだろうか。 こういう言葉に集約してしまうとなんだかすごく当たり前の話に聞こえる気がするんだけど。でも少々長々

          序章2 自分という人間を好きになる

          序章1 青色のチューリップ

          ああ、数年前までは毎年母が植えていた家の前の植木鉢に植わったチューリップも見なくなったなとふと思ったある春の日、カラフルに咲くその花の色の種類はどれくらいあるのだろうか、と疑問に思った。ちょっとでも疑問に思ったことがあるとスマートフォンの検索画面に手が伸びる。疑問をそのままにできないたちなのだ。「チューリップ 色」などと入力して検索をかけた。…へぇ、チューリップの花言葉が色ごとにつけられている…そうなんだ……えっ。 青色のチューリップってないのか。 確かに青みがかった紫色

          序章1 青色のチューリップ