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拝啓、生きることが苦しかったあの頃の私へ

【本音で語ります】

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名古屋到着。愛知に来ると、あの頃の私が一気に甦ってきた。「這い上がる」そう思い誰にも負けないくらい血反吐でやりきった時代を思い出す。

私は負の感情で誰にも負けないと意地を張って頑張った。けどその結果、独りになった。文章を読もうとすると、過呼吸になるくらい辛かった。

駿台名古屋校(浪人時の予備学校)では、全国模試1位や東大や京大順位雑誌掲載などを取るような天才達の中で一年闘った。毎日毎日点数の競い合い。なんのために努力しているのだろう?この先に光があるのだろうかと、先がずっと見えなかった。

あまりの辛さに何度も絶望した。私は、ブラック企業に勤めている人がその箱から抜け出せない気持ちが痛いほどわかる。あの頃の私がそうだったから。あと1年頑張れば報われる、あと数ヶ月頑張れば…そう信じ込みながら、自分を追い込んでいた。

私があの頃の私に言いたいのは、世界は広いこと。見えないかもしれないけど、もっともっとたくさんの選択肢があるんだよ。自分の強みで生きていいんだよ

そう言いたい。でも、よくあの時ボロボロになりながら最後まで闘ってくれた。そのおかげで、偶然だけど東京に上京して人生が大きく変わった。

今の私はあの頃と比べると甘々かもしれない。だけど、ストッパーの外し方、ギアのかけ方を私のようなタイプが誤ってしまうと、エンストしてしまう。立ち直る時間がかかる。だから今はゆっくり走ればいい。そう思っている。

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