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SO LONG GOOD BYE 1.わたしの稽古開始

2019年12月20日 京都府立文化芸術会館にて

稽古ってめんどいなとおもう。いや稽古だけでなくなにもかもがめんどい、だいたいのことはめんどうごとだ。
起きて顔を洗って化粧水とクリームを塗って歯を磨いて化粧をして(下地を塗りファンデを塗りリップクリームを塗りハイライトを入れチークを仕込み眉を描きパウダーをはたきシェイディングをし眉マスカラを塗ってアイシャドウでグラデーションを作り下まぶたには涙袋を作りアイラインを入れマスカラを塗って口紅を塗りチークを足す)髪を簡単にセットして服を選び持ち物を準備して出掛ける。
家を出る、というそれだけのことにこんなにも手順が必要なのだからそりゃめんどいのだ、人と会うということは、メッチャ、めんどいこと。

とまあなんやかんやを経て稽古場へやってきた。今年も京都府立文化芸術会館でのルサンチカ、はじまります。
一年ぶり(な気がする)府立文芸。前回のPIPE DREAM(https://note.com/mayonakanonami/m/m19799859a96f)は去年じゃなくて今年だよと河井朗になんども言われたが、あと数日で去年のことになるのでこのまま貫き通すことにします。

河井朗は最後に会った5月だか6月だかより髪が伸びていて、オレンジ色の可愛いパーカーを着ていた。
来て、即、弁当を食べている。食べながら、先日まで出稼ぎに行っていたという北海道の話をうれしそうにしてくれた。

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さて仕事。
仕事という言葉の意味が広すぎて、どういう進路でゆくのか決めかねているようす。
机をはさんで延々と取り留めもない話をする。仕事、お金、役割、評価、価値、場所、名前……

河井朗は、おれはずっと宇宙に行きたい。と言っていた。言われて、わたしは宇宙じたいにロマンは感じるが、宇宙に行きたいと思ったことはほとんどないと気づく。地球から想像する宇宙が好きなのだとおもった。知り得ないものに対する期待やあこがれでしかないのかもしれない。行きたいとおもうことと実際行くこと、そして想いを馳せることは似ているようでいてぜんぜん違った性質のことなんだろうな。

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内容、どんな感じになるのか見当がついていないので稽古の内容をどのくらいまで書いていいのかわからない。ちょっと保留にする。


稽古終わって、ちょっと飲みましょうということで三条のみんみんに入った。

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わたしは人と会うことをかなり避けるタイプだし人と会いたいとおもうこともほぼないと言って差し支えないくらいだが、いざ人と会って話してみると頭の中がぱっと明るくなるような感覚がある。ので人とは会わねばならんなとおもっています。仕事しよう。


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第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル〈U30支援プログラム〉採択作品
ルサンチカ『SO LONG GOOD BYE』

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「人は一日八時間食べてはいられないし、一日八時間飲んでもいられないし、八時間セックスしつづけもできない。八時間続けられるものといえば、それは仕事だ。それこそが人が自分も他の人すべても、こんなに惨めで不幸にする理由なのだ。」

3CASTS vol.19 参加公演
2020年1月16日(木)
開場18:30 / 開演19:30
UrBANGUILD
【料金】
予約:1,800円+1drink
当日:2,200円+1drink
俳優割引:1,400円+1drink

第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル
2020年2月9日(日)
ホール開場15:40 / 開演16:00
京都府立文化芸術会館 ホール
【料金】
一般前売:1,000円(当日1,200円)
高校生以下前売:500円(当日700円)

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