【ボカロになったらいいなと思う曲を自分で作詞しました】〖133〗"さるかに未然"

タイトル『さるかに未然』

柿の木がありました
猿が登って柿を食べていました
カニが来て「柿ください」と言いました
猿は熟した柿ではなく、青い柿を投げつけました

た、た、タ、タッ、タッ

その時、カニは覚醒しました
俊敏性が異常に上り、姿が見えなくなるほどかわせるぐらいになりました
猿は投げ　投げ　投げ　投げ
カニは避け　避け　避け　避け
しかし、全然当たりませんでした

翌日、猿は再び柿の木に登りました
今度は木の下に罠を仕掛けました
踏んだら脚が引っかかってぶら下がります
カニはやってきました

が、ガ、ガ、ガッ、ガッ、ガッ

その時、カニは進化しました
目の見えない罠を透視できるようになり
カニはあっさり罠を避け、俊足の脚で木を登っていきます
猿は逃げ　逃げ　逃げ　逃げ
カニは追え　追え　追え　追え
猿はスタコラと逃げてしまいました

あれから猿は鍛えて　鍛えて
ゴリラ並みの筋力になり
カニもまた鍛えて　鍛えて
かなり俊敏になりました

両者、相まみえる

激闘の末、勝利したのはカニ
猿は青い柿に当たって落ちてしまった
そして、絶命した

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