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「お誕生日おめでとう。」

そう書き出して、29歳ですね!もうラスト20代ですね!なんて続かせる。親友の誕生日は出会った15歳の頃から毎年祝っていて、もう14年になる。学生時代からの名残で、今もメッセージカードに手書きで書いている。

16歳の時は「結婚できますね!」
18歳の時は「18禁もいけますね!」
20歳は「とうとう大人だね!」25歳は「アラサーきたね!」

そうやって年齢を重ねてきて、29歳まできた。

どんどん結婚する人が増えて、子どもが生まれる人もいて。みんな環境が変わっていく。女性にとっては一番センシティブな年齢だとつくづく思う。どうしたって比べてしまうし、年齢に焦る時期ではあるけれど。

よくよく考えれば、まだ30歳なんだよなあ。これからまだ倍以上の年齢を生きると仮定して。この落ち込む、もやもやした時期はきっと2〜3年で。きっと30代に入ったら、いい意味で自分を中心に、「わたしはわたし」って考えられるようになるんじゃないかなという予感がしている。

そして結婚が終わっても、子ども、1人産んだら2人目、そうやって世間の普通は押し付けられていくものだから、やっぱり気にしないのが一番だよね。
ずっと自分と向き合うことが大事。

「あなたはあなただから、年齢とか既婚とか妻とか母とか、そういった肩書きに縛られないようにね。どんな状況でも、あなたの人生の中心はあなたで。幸せにできるのは自分だけだからね」

説教くさいかもとも思うし、結婚した友達にいうことじゃないのかもしれないけれど、これが今の思い。

わたしは世間や自分が思い込んだ「妻」「結婚」っていう形にじぶんを当てはめすぎて辛くなってしまったから。どうであれ、わたしはわたしで。自分の人生を好きにしていい権利がある。
刷り込みや思い込みを外していくのは難しいけれど、なんとかなんとか抜け出したい。それができたら、きっともっと楽になれる気がするのだ。

同時にそんな状況も吹き飛ばすくらい、学生の頃みたいな無邪気さも忘れずにいたいね。

「そして、たくさん楽しいことをしようね!いっぱい遊ぼうね」

学生みたいなセリフで手紙を終える。いくつになったって楽しいことをたくさんして、思い出たくさんでおばあちゃんになりたい。

来年は30周年だから盛大にお祝いしようね。

気持ちが嬉しいです!ゆるゆるスローライフを楽しんでいきましょう♡