「青山学院大学」から学ぶ育成とは

青山学院大学の箱根駅伝優勝は感動でした!!
この優勝により、原監督はまたも引っ張りだこ

ダメダメ世代をスーパーヒーローに変身させた
原監督から学ぶ
指導とは
育成の秘訣とは何か・・・
多くの指導者は考えた事と思います

私が考える原監督
それは
「相手によって指導の仕方を変える」
これだと思います

自分のやり方ではなく
成果を出すためには、自分は本来はあまり好まないやり方でも
それが相手を成長させる手段であれば
それも使って行う

それが原監督の指導スタイル
なのだと思いました

この優勝の前の数年間に原監督は
「管理」「厳しく」
というような言葉を使っていたのか?

いえ、
それよりもチーム、コミュニケーション
楽しく、相談、上下関係なし

その「原流」のやり方を
ビジネス界であちらこちらで導入し
同じやり方で社員を育成しようと試みた会社は
恐らく多かったと思います

4年生全員で辞めようか・・・
と口にするほどですから
その言葉から練習の厳しさがうかがえます

しかしビジネス界は
いまや「厳しさはご法度です」

日本のビジネス界は
スポーツ指導者のやり方を取り入れたいと思う方が多いです
しかしここには落とし穴があります

青山学院の選手と
ビジネス界の選手との大きな違いは3つ

1.好きでその道を選んだ人と、そうでない人
2.その道でトップになりたいと思う人と、思わない人
3.トレーニング期間が4年間と、40年間

4年間という
限られた時間の中で成果を出すには
それは相当の覚悟と厳しさと自己鍛錬が求められます

「限られた時間」
それを選手には伝える事ができます
しかし
ビジネスの場合「40年後を考えろ!」と言われても
そんな長い先をイメージできる人はいません

そのやり方を企業で導入したら
社員は体力もメンタルも続かないです
「いったいいつまで続くんだ・・・」

原監督は自分で責任を持って指導する
しかし企業は管理者が変わるんです
管理者が変われば「やり方」「価値観」「ルール」さえ
変ってしまう事があります

選手に対して見込みが無いと
「マネージャにまわれ」などと
企業では口にすることが出来ません

タイムトライアルで振り落としなど
企業がやろうものなら
労務委員会にうったえられます

スポーツ人から学ぶ事は大いにあります!
しかし、一部分だけ見た成果を100%として
捉える事はリスクがある事も事実だと思います

ビジネス界に必要なのは原監督のやり方を学ぶ事
ではなく!

原監督が選手に対して思う
「成長させたい」と思う指導者の熱い思いと
「お前が好きだ!」という事を
選手一人一人が自分で感じる
本気と愛情の人間力なのだと思います

この根本的な軸が
ビジネス界には必要なのだと思います

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