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台湾茶、ご存じですか?

あなたの一日は何から?あ、飲み物の話です!

私はお白湯から。お白湯で一日がスタート。朝食のお供はブラックコーヒーか、お紅茶をストレートで一杯+たまにお代わり。あ、といっても最近は一日二食なんですけど。ブランチと夕食。おうち生活ってお腹あんま減らないですよね。そして夜型になりがちですよね…

日中は水か、お湯。水は常温という小さなこだわり。(冷たい飲み物全般が苦手)ジュースは滅多に飲みません。

両親は朝ごはんの際に、ショットグラス大のグラス(私がモロカン雑貨屋さんで見つけた、めっちゃかわいいティーグラス)

でちょっと渋い葡萄ジュース+大きなマグでコーヒーを飲む。「毎朝ホテル気分」を演出してくれるのだとか。小さいグラスで飲むジュース、私も数回経験しましたが中々おススメです。いつかあのグラス達も両親の分だけ置いて(確か6個か8個ある)カナダにお招きしよう。

トロントの飲み物事情

最近は何処へも行かずですが、通常時の話を…

日中は水筒に水を入れてを持ち歩き、冬は保温の効くタンブラーに入れたお湯。当地は至る所に、水を補充出来るこうした水汲み場があり、水を買わなければいけない必要性が滅多にありません。(ボトルをかざすとセンサーが働き、水が自動的に出る仕組み)

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(なんていい笑顔…)

この、いつでも水が手に入る環境に慣れ過ぎて、ディズニーランドに行った時に「水汲み場なくない?」と空のボトル片手に不機嫌になった我ら。「いや、ここはお金を費やしてなんぼの国…夢の国というのは別名…」と突っ込み合った思い出。ま、水が汲める所、あるんですけどね。探せばちゃんと。ディズニー好きよ。

日本でもマイボトル派だったので「飲み物を自販機やコンビニで買う」という行為があまり日常的ではありません。

ちなみに、ペットボトルの水を飲んでいると「なんで水筒を買わないの?」と聞かれる確率が高いです。ペットボトル飲料は売られていますが、環境意識が高く、特にただの水だと、購入する事をあまり好まない人が私の周りには多いイメージです。私の夏用の水筒はプラスチック製なのですが、それですら「プラスチック…」とコメントを頂いた事がある位。

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(私のは一番下真ん中の、赤×水色。かわいい。自画自賛。)

一リットルのボトルは日本で買ったもので、当時も皆から「そんなに飲む?」と聞かれていましたが、当地ではお揃いの人によく出会うし、私より大きなボトル(1.5や2.2リットル)を持ち歩く人にも出会った事があります。それこそ「そんなに飲む?」感。水筒二刀流の人とかも多くいます。リュックの左右サイドポケットに突き刺した二本のボトル。いつでも戦えますね。

北米と言えばコーヒー!なイメージの方も多いと思います。トロントではスターバックスとカナダ発ティムホートンが二大巨頭。それらを利用せず、地元のスモールビジネス、近所の小さなカフェに通う人も多い。プラスチックの話でいうと、スタバはストローを使わなくてすむ、コールドドリンク用の飲み口付きの蓋を導入した。少し前のニュースだが、他の国でも始まっているだろうか。

そのスタバ、先日、国内の300店舗を閉める、と発表し我々を驚かせた。私は消費者として、ドーナツやスープが買えるティムホートン派なのであるが、友人が働いていたりするし、なんとも切ないニュースである。

ダウンタウンには、タピオカ屋さんがたくさんあります。それからどこでもよく見かけるのは、カナダ生まれのジュース&スムージー屋さん。Booster Juice。

おうち生活な今、パソコンのお供は、アールグレイティ、チャイ、ミントティ、カモミールティーなど。どれもティーバッグ、お湯を注ぐだけの簡単なものです。

台湾茶との再会

さて、そんなある日、パートナーの父親から「このお茶も良かったら飲んでいいよ」と声を掛けられました。戸棚に並ぶ、サルサの空き容器。その中に、台湾茶が入っていました。サルサ容器にお茶葉を入れちゃうところ、そういう所好き。

パートナー父「台湾茶、飲んだことある?」

私「大好き!前にお茶葉を頂いたことがあって、でもその一種類だけ…。台湾に旅行した時に茶藝館に行ってみたいと思ってたんだけれど、大抵一人旅だったから、いつもお茶スタンドで買って歩きながら飲む感じでした、ははは。」

パー父「なるほどね、これはただマグにササッと入れて、お湯を注ぐだけで大丈夫。

私心の声(…ポットに淹れないの?)

パー父「うん、ポットで淹れなくても大丈夫。台湾の人は大体みんなこんな感じで飲んでるよ」

いや、顔に出ちゃってたかな。ポットに入れないの?って言ってないのにバレてた。

へー。ホントかな、台湾って(日本のガイドブック等によると)茶芸館が有名で「茶との対話を楽しむ…ていねいな暮らし」みたいな感じかと思ってた。表紙の写真のような。でも市民はまあ、そんな感じなのかな、と台湾出身者を疑う私。

私が台湾茶と出会った思い出イベント

さて、彼にもお話したように、その昔、台湾茶をプレゼントで頂いたことがありました。

それがこちら!

台日同名32駅観光プロモーションの一環として、日本にある32の同名駅と同じ名前の方を募る「台湾で駅長体験付・台湾旅行ご招待!」 ーー以下サイトより抜粋

という2014年にあった夢のようなイベント。母が新聞かなんかの広告で見つけてくれて、台湾好きの私に教えてくれたのだ。

台湾と日本には、同名の駅があって(漢字は同じだけれど、読み方は違う)その同じ苗字を持つ人はこのイベントに応募することが出来た。なんてラッキー!

残念ながら、台湾行きは叶わずしょぼん。だったが、忘れた頃になんと副賞が届いた。その苗字と台湾の地図をデザインした小さなハンカチ(結構かわいいのでちゃんと使っていた)とお茶葉であった。

当時、一人暮らしをしていた自分のお家でオープンし、とっても美味しかったので実家にもジャムの空き瓶に入れてプレゼントした。

なにが興味深かったか、というと、黒コショウ大の小さなボール状になったお茶葉が、お湯を注ぐと大きく広がり、お湯が「水色」になったこと

お茶って緑か茶色、というイメージがあったが、それは綺麗な水色のお茶であった。味もスッキリとして飲みやすく、私たちはすぐに飲み切ってしまった。

それが台湾茶との出会い。あの水色のお茶の名前はなんだったのだか、忘れてしまった。

台湾茶を淹れてみよう

日本茶との大きな違いは、まず、お茶葉の見た目。

細かくて茶こしや白い袋などが必要な緑茶等に対して、台湾茶は小さなボール状。コロコロしている。

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お湯を注ぐとボールがゆっくり広がり、

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しばらくすると、大きな葉っぱや茎がどーーん、とマグの約半量までに

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(全然、美味しそうに撮れなかった…noteおうちシェフの人達は写真の技術もすごい…)

台湾茶を淹れて飲んでいる時、葉っぱと共に、茎がふわ~んと浮いているので「これは茶柱…?」とつい微笑んでしまう。

スッキリした後味で、苦みはあまりない。甘みが強いかな。香りは優しい。

パートナー父にお茶葉容器を指し「これは何味?」と聞いてみたが、「えー分かんない。烏龍茶かな、どれも台湾産だよ」と言われた。(適当すぎる)

台湾の烏龍茶は日本で知られる烏龍茶とまるで異なり、甘い。とにかく一度お試しあれ。

ポットを使わなくてもいいので、私のようにめんどくさがり屋さんにとっておき!です。

追記)めんどくさがり屋…と書いてしまったけれど、GreenTさんに教えて頂いた情報によると、中国大陸でもカップにお茶葉を入れてお湯を注ぐらしいのですが、それは「薬剤(漢方みたいな)ものを一人一人調合出来たり、葉っぱが綺麗に開くのをガラスの器に入れて目で見て楽しむ」といった理由があるのだとか。なるほど。教えてくださってありがとうございます。

台湾に山のようにあるドリンクスタンド

台湾の街角は、ドリンクスタンドが溢れていて「今日はどのお店で買おうかな」という贅沢な悩みが生まれてしまう。ドリンクの種類も山ほどあって、毎回数分メニューと睨めっこしなくてはならない。ああああ、あの感覚が恋しい♡

ちなみに…今、トロントの数あるドリンクスタンドで私が一番好きなお店は「一芳台湾水果茶」

当地でも数店展開しています。お店のインテリアが古き良き時代な感じで、かわいい所も好き

いつも「イチホウ行こうか」って日本語読みして、分かって貰えず「One somethingのお店だよ」と謎の二度手間をしている。英語では「Yi Fang Taiwan Fruit Tea」いや、中国語読みか。1はイーって知ってるんだけれど、ファンは知らんのよ。

パートナーがこの店に入る度に「う~たいわん~」と、かわいい反応をする所も見逃せない。もしかしたらそこが一番好きなポイントなのかもしれない。

音楽とか雰囲気とか働いている方々も大抵台湾の方。お店の方と盛り上がっている中で、一人ポツーンと感を味わったり。氷無し&甘さゼロと注文したつもりが、お店の方とパートナーによって彼らのオススメ度数に変えられたり。郷に入っては郷に従え…ですかね。

私はスッキリ系が飲みたい時は、「金柑」入りの何か。金柑が大好き!

甘さどんとこい!の時は、黒糖タピオカミルクティーを頂きます。美味です。ああ、食べたい。飲みたい。カロリーは豚骨ラーメンとほぼ一緒だそうですよ。恐ろしい!


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