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書くということ

小学校3年生の時。
担任の先生が、毎週私たちに作文を書かせました。
何でもいいから、文章で表現する事をさせてくれました。 
クラス全員の作文の中から、皆の前で代表で発表する作品には、先生が華丸の代わりに☆星をつけてくれました。

作文ノートの返却の時は、ドキドキです。

私の子ども時代はおとなしくて、いわゆる内弁慶外地蔵。皆の前でなにか発表することは進んでやりたいと思わないタイプでした。
問題の正解が分かってても、手をあげて答えることはしませんでしたし、学芸会でもすすんで村人の役を勝って出る女の子でした。

そんな私でしたが、作文で何かを書いて、先生に星をつけてもらい、皆の前で発表する、この授業はとても好きだったのです。

口数が多い訳では無い私が、自分が見た事、面白いなと思ったこと、嬉しかったことを、文字に表現して、それを先生が星を付けることで認めてくれる。また発表の時、クラスの皆が、どんな話をするのだろうと、こちらに注目し、笑ったり、関心を示してくれることがすごく嬉しかったのです。

その授業を通して、先生は私を見てくれていたし、私もクラスの皆に心を通わせていたんだと思います。

今33歳です。この歳になって、今自分が感じてること、面白いなと思うこと。
書き留めておきたいこと。
誰かに伝えたいこと。
たくさんある気がします。

それを伝える方法、力は未熟だとは思います。
でもあの頃のように、自分の中から出てきたことをありのままに書くことを今やりたいと感じました。
書くことで、誰かと心を通わせたり、誰かの気持ちに何かプラスになることがあれば、それは最高なことだ!

今日、ある友人に再会し、きっかけをもらったので、書いてみました。
友人よ、ありがとう。

そして先生、文章を書く楽しさを教えてくれてありがとうございました。
久しぶりに星をねらって書いてみようと思います。

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