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おくたま文庫 東京最西端のブックカフェ

郵便受けに荷物が届いた。
古本と喫茶 おくたま文庫 から。

おくたま文庫は、東京最西端のブックカフェ。美しい奥多摩の渓谷を抱くように在る老舗旅館の一角に、4月にオープンしたばかりのお店です。ご縁あって、このお店のZINEに、短い文章を載せていただいたのです。それで、ZINEと、フライヤーと、ドリップコーヒーが手元にやってきてくれました。

緊急事態宣言に伴い、オープン翌日から休業されていた、おくたま文庫、いよいよ、今週末から、営業を再開されるとのこと!!

さぁこれから、というタイミングでの、先の見通せない休業。きっと幾多の焦りや不安を抱きながら、ウェブショップ(長らく物色中)を始めたり、ご機嫌なデザインのドリップパック(本の後ろのあれ、奥付!)を完成させたりした、店主のたゆまぬ姿勢を、いつも背筋の伸びるような思いで、離れたところから眼差していました。

いよいよの再開を前に手にしたZINE「奥棚」。昨秋にお話をいただいてから、緊急事態宣言の合間を縫って打ち合わせを重ね、少しずつ少しずつ膨らませたわくわくを動力に、「ご縁あった人たちにおくたま文庫をもっと近しく愛おしく感じてもらえたら」という気持ちをこめて、したため、寄せました。
「奥棚」は、おくたま文庫の店頭で配布され、ウェブショップでのお買い物にも同封されるそうです。

春のオープンに合わせ、春の気配を閉じ込めた文章、梅雨のど真ん中で味わうのも、乙…!となるか否か、、
奥棚の他コンテンツは、おすすめ本の紹介や、お店のメニューについて、じわる4コマなど。(4コマも描けちゃう店主、マルチ…!)


noteでの文章は、書き始めたらその日に仕上げることにしている(わたしにとってのnoteは文章書きの筋トレ的側面が強い)ので、執筆後の推敲と校正がぐちゃぐちゃになりながらの作業は、自分の文章をひたすらに見つめ直す時間になりました。

推敲を重ねるごとに、何か大切なものを削いでしまったのではないか、と空虚になったり、夫の添削?に打ちのめされて夜更けに号泣したり。読めば読むほどに直したくなってしまう文章の終わり、仕上げの難しさにも唸り。。(表現は終わりにすることが難しい、と、絵を描く人も言っていました)
改めて、この一連の経験を与えてくれた店主に、深く感謝しています。

文章は誰にでも書けるもの、そして、誰にでも読んでもらえるわけではないもの(脱線しますが、noteってすごいなぁと思っています。わたしの書いたものを時間を割いて読んでくださる誰かに繋がれる場所)。

「読んでもらうために書く」ということの深淵なることに、思いを巡らせ、彷徨いつつ、奥棚02も鋭意企画中です!

厳かに淹れたオリジナルブレンドのドリップコーヒー、冷めたところの味わい深さが、読書のお供にぴったり、という美味しさでした。
お店でも早くいだたいてみたい!

古本と喫茶 おくたま文庫
https://www.okutamabunko.com

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