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創作か、表現か

Twitterで知り合って、6年ぐらいになるお友達がいます。
仮に名前を葵ちゃんと呼ぼうかと思います。

本名も知っているけれど、ここで出していいのかわからないので、その子がペンネームでよく使っている葵という名前で、ここでは呼んでみようと思います。

葵ちゃんとは、LINEでもよくお話をします。
Twitterでは特定のジャンルについてばかりお話ししていたので、LINEで繋がってからの方が、お互いのことを深く知れたように思います。

そこで話題に挙がったのが、お互いに小説を書いていたということ。

私はもう小説は書いていないのですけれど、葵ちゃんは今でも小説の新人賞に出そうとしていたり、新人賞用じゃなくても、「小説を書きたい書きたい」という気持ちが現役である子です。

葵ちゃんと私。どちらも文章を書くことが大好きという共通点がありますが、よくよく話してみると違う部分もあって。

今日はそんな、葵ちゃんと話していて気がついた「創作と表現について」というテーマでnoteを書いていきたいと思います。

創作は、世界に傷を刻むこと。

小説を書くこと、創作をすること。
私はそれは、まるで世界に傷を刻むようなことだと思っています。

世界という素材に対して、自分の魂で彫刻をする。ううん、もしかしたら、世界という「大きなもの」に対して、剥き身のナイフで自分の存在を刻みつけるようなものかもしれません。

創作とは魂と魂のぶつかり合い。
そして、目に見えない大きなものに対しての挑戦のようなものであると私は感じています。

私は文章を書くことが好きで、でも、物語を書くことがあまり得意ではありませんでした。
なんというか、ストーリーを考えるのがあまり上手じゃないんですよね。

それは小説を書く上で大きな弱点で、だから私は小説を書くことをやめてしまったのかもしれません。

そんな経歴を持つ私だからこそ、今でも現役で小説を書こうとしている葵ちゃんを尊敬しています。

表現とは、世界の上に何かを出現させること

何かうまい見出しが思いつかなかったです(苦笑)

なんというか、創作が世界に傷を刻むことに対して、表現は、世界の上に何かを現すというか、出現させるというか……。

世界という土台があって、その上にハニワとか土偶とか、もしかしたら私はそういうものを作っているのかもしれないです。

……って、せめてろくろを回して陶芸をしているとか、もうちょっと格好よく聞こえる言い回しが無いものなのでしょうかね(笑)

なんだろなぁ。

創作が「凹」に対して、表現は「凸」のイメージなんですよね。

創作も表現も「私はここにいるよ」って世界の隅っこで叫び続けているイメージなんですけど、その手段がちょっとだけ違っていて、グサグサと傷を刻むか、大きなものを出現させて遠くからでも見えるようにするかの違いなのかなと思っています。

創作って痛いけど、表現は痛くない(かもしれない)

創作って、身も心もというか、身も魂も削るものだと私は思います。

自分の人生、感じたこと、学んだこと、経験したこと、それらを全て大鍋に入れて、誰かに届けるために加工して、加工して、加工して。

自分が今まで経験してきた強い感情を描かないと、誰にも伝わらないものになってしまうと思います。
だから誰かに伝えよう、届けようと思ったら、自分を削るしかないのかなって私は思います。

私の中で表現はそれとはちょっと違っていて、今までの人生の中で手に入れた道具を使って、そこにある素材を加工していきます。

だからぶっちゃけ、自分のことはそんなに削らなくてもいいのかもしれない。

でもやっぱりたまに自分のことを削っています。
そういう意味では私の表現も創作なのかな。

だんだん何を言ってるのかわかんなくなってきちゃいましたね。

文章を書くって、やっぱり私には天職だと思う

文章を書くこと、表現をすること。
それって私にはやっぱり天職だと思うんですよね。

泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのような。
表現し続けていないと死んでしまうのが、私の魂だと思います。

その割にはブログの更新頻度が低いのですけれど(汗)

ライターのお仕事もとても楽しいです。
実はコーヒー以外のジャンルでも文章を書くことなら何でも楽しくって。

何かテーマを与えられて書くことが、まるでお題をいただいて日記を書いているのと同じような感覚で。

そうそう、一昔前のブログサービスだと、「今日のお題」とか「今週のテーマ」とか、そんなのもあったりしましたよね。

アメーバブログとかはてなブログとか。
だいたいどんなブログサービスでもそういうのあるのかな。

何ならnoteも、お題とかテーマとか、詳しくはないのですけれどそういうのありますよね。

完全に自由であるより制限があった方が表現しやすい、創作しやすいというのは、私がわざわざここで言わなくても、わりと皆さんの中で常識なのではないかと思っています。

私もまさにそうで。

だから、ライターの仕事でいただく書き物のテーマであったりキーワードであったり、そういったものがちょうどいい制限になっているのかもしれません。

今はまだちょっと調子が悪くてあまりたくさんのお仕事をする勇気が出ないのですけれど、また調子が良くなったら、というか絶好調の私になったら、 いっぱいいっぱい、いーーーーっぱい文章を書いていきたいと思います。

そんな感じで、MAYAでした。

ちなみにこのnoteは、Google音声入力でほとんど書いています。
今の音声入力の技術ってすごいですね。びっくりしました。

いただいたサポートで、おいしいコーヒーや気になっていたコーヒー器具を買って心の栄養にしたいと思います。