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「書く仕事」に半歩近づく日

こんにちは、MAYです。

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自称 組織不適合者で仕事に悩む私が、キャリアとミニマルライフについて発信しています。
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もうすっかり年末ですね。そんなタイミングで、今後のキャリアのターニングポイントになりそうな出来事がありました。

やっと見つけたチャンス

先月の記事でちらっと触れたのですが、11月に会社の公募にエントリーしました。

応募したのは広報。応募枠には数種類の業務が含まれていたのですが、そのなかで「社内広報」が目に留まりました。
業務内容は毎月発行している社内誌の製作で、社員(ときには社外の人も)にインタビューし、執筆から仕上がりのディレクションまでを担当するとのこと。

そもそもわたしがnoteを始めたのは、「書く仕事がしたい」と思ったから。そして、人の話を聞くのがすきなので、取材をしてみたいという気持ちがありました。

「これは!ドンピシャじゃないか!!ここで経験を積んで、ゆくゆくフリーのインタビューライターになれたら、、、」

そんな風に期待を膨らませて、何度も書き直しながら、「わたしは取材と執筆がしたいんだ!」という思いをエントリーシートにしたためました。

その熱意が伝わったおかげかどうかは分かりませんが、無事に書類審査は通過しました。そして数日後に面接の案内が。

「やりたいこと」と「できること」

1次面接の面接官は、コーポレートサイトの責任者。


・・・ん?


・・・はい、社内広報ではなく、コーポレートサイトの開発をアサインしたいようなのです。

ちなみにわたしの経歴をさらっと紹介すると、

SE→社内SE→Saas開発 という感じで3社渡り歩いてきました。


うん、まあそりゃそうなりますよね。
広報に興味があってシステム開発の経験もあるなんて、絶好の人材じゃないですか。
はい、分かってました。募集要項のなかに、コーポレートサイトの開発運営の部署があると書いてあった時点で、そっちを提案されることは想定していました。していたけど、やっぱり、「そっちじゃない~~~!!!」という残念な気持ちがぬぐえません。

その後、2回の面接を経て、好感触だったため合格は堅いと感じていました。
けれど、モヤモヤする。
そもそもわたしがキャリアに悩み始めたのは、シンプルに仕事が楽しくなかったから。そしてその理由を突き詰めていくと、「ITに興味がない」「プロジェクトマネジメントが得意じゃない」という、これまた超シンプルなものでした。

好きじゃない、得意じゃないものから離れる。
それを実現するために、1年間たくさん本を読み、ノートに自分の考えを何ページも書きなぐって。そうして気づいた、「文章を書きたい」という、自分のなかの小さなモチベーション。だからnoteを始めました。そんなときに訪れた公募の機会は、わたしにとってある種の救いのようなものでもあったのです。

なのに、結局また同じことの繰り返しになるのか?
今までの「要望を実現する」役割とは違い、「要件を出す側」にまわれるとは言え、大きなくくりは変わらないのでは?
だからって辞退して今の仕事を続けるのは違う。本業の時間がいちばん長いことは変えようのない現実。正直、モチベーションは地を這っている。

そんな風に悩んでいたさなか、応募先から「今後の業務について面談(面接ではない)しましょう」とお声がけいただきました。

その方とは面接でお会いしていましたが、改めて取材と執筆がしたいという話をしました。
その気持ちは受け止めたうえで、いきなり180度違うジョブにいくのではなく、片足ずつシフトしていく方がお互いにとって良いと思う。
そんなことを言われました。

・・・その通りすぎる。なんも言えねえ。
向こうからしたら、30半ばの未経験人材を迎えることにメリットはないだろう。当然だ。

ですが、わたしの意思も尊重し、コーポレートサイト上で公開している調査記事の執筆も兼務させてもらえることになりました。わたしの現職の業種に関連する領域の露出を増やしたいそうで、経験も活かせるだろう、とのことでした。

足りないなら自分で補えばいい

そのお話を受けて、悩んだけれど、行くことに決めました。

普通に業務をしていたらインタビューはないだろうけど、執筆が正式な業務になっていれば、自分でインタビューの機会を作り出すことはできるかもしれない。
それに、社内広報の部署はすぐ隣なので、「行きたい」と言いまくっていたら、叶うかもしれない。そもそも組織のトップはわたしのそういうWILLを知ってくれているわけだし。理想に足りない部分は、補う努力をすればいいじゃないか。

そんなわけで、2023年4月から、転籍して新しい仕事がスタートします。

願っていたとおりの結果ではないけれど、「書く仕事」には間違いなく近づきました。これまでずっとシステム部的な部署に所属していたわたしにとっては、広報部の所属になること自体、大きな一歩です。

掴んだ機会を、最大限活かせるように。
色んな人の思いやメッセージを受け取って、咀嚼して、文章で伝えるという仕事に、いつか繋がるように。

2023年、やったるで。
そして2022年の自分、お疲れ様。

これを読んでくださったあなたも、1年間ほんとうにお疲れ様でした。
色んなこと、頑張りましたよね。いやなこともグッとこらえたし、毎朝起きて働いたし。
わたしもあなたも、けっこう頑張っててエライ!!

と、自分を甘やかして終わろうと思います。

それでは、よいお年をお迎えください。

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