”好き”を伝える文章講座ーカギは「ターゲットの明確化」と「細分化」ー
今日はnoteクリエイターフェスのイベント、「”好き”を伝える文章講座」を聞いてきました。講師は書評家の三宅香帆さん。
もともとこのアカウントは、「推しのアイドルの魅力をたくさん語りたい!伝えたい!」と思って作ったもの。そんなわたしにピッタリすぎるイベントで、これからのヒントがたくさん詰まっていたので、まとめと感想をこちらに残しておきます。
(ちなみにわたしの推しは韓国の5人組男性アイドルグループ、TOMORROW X TOGETHERです。https://txt-official.jp/profile/)
1.伝わる文章の3原則
1.ターゲットを明確に
・「誰でもいいから聞いてほしい」は誰にも伝わらない。
2.文章はつかみが命
・書評のブログなら、他人に共感されそうなエピソードから入る。新聞書評なら「誰が」「どういう内容を」書いたのか最初に説明する
→ターゲットが決まっていると、つかみに何を書くのがいいのか決まる
3.なによりも大切なのは、軸
・「好き」について書くときは、「どこが好きか」が重要
2.「好き」を伝える感想文の書き方
1.「好き」の深掘りをする
・「なんか好き」の理由を言語化する
・言語化のコツ 「SNSで人の感想を見る前に」自分の感想をすぐメモする、似ている好きなものとの共通点を探す
・うまく言語化できないときは、語彙で対応するのではなく細分化する
「おもしろい」の別の表現を探すのではなく、どこが良かったのかを細分化する
2.「好き」の具体例をあげる
・前提となる情報を入れる(例:XX年に●●で制作された映画で~)
・具体例は絞ったほうがいい
3.「好き」を伝える文章術を使う
・WEB記事の場合、タイトルに正式名称などを入れる
→検索したときにヒットする、ファンや関係者に見つけてもらいやすくする
3.【感想】キーワードは「ターゲット」と「細分化」
どうでしょう、タメになる情報満載ですよね。
わたしが特に大事だと思ったのは、「ターゲットを明確にすること」と「好きな理由を細分化すること」。
今までは「推しがすばらしい!!!!」という気持ちが先行して、どんな人に読んでもらいたいかあんまり考えていなかった。コアなファン?音楽は好きだけどアイドルに興味がない人?それとも最近彼らに興味を持ち始めた人?
それによって、書くべき前提情報も使う言葉も変わりますよね。当たり前のことなのに意識できてなかったから、これからはターゲット決めてみようっと。
もうひとつは「細分化」。「因数分解」って言い換えてもいいのかな。
推しのどこが好きなのか細分化し始めたらとんでもない数になりそうだけど、絞った方がいいとのことなので、1記事1テーマで1000字くらいを目標にしよう。(前に7000字とか書いて超後悔している人)
そういえば「好きなところがありすぎて絞れないときはTwitterで垂れ流す」というお話もあって、「用途によって媒体を使い分ける」という気づきもありました。この「好きなところを絞れない」感覚、オタクには分かってもらえると思う(笑)
そんなわけで、今日から使える超実践的な内容でした。
次の記事は、今までよりもっと「”好き”が伝わる」ものになるといいな。
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