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妊活でしたこと

「年齢の壁」を感じた最後の出産


↓の記事に書いたように、私は39歳で第五子を出産してから、子宮外妊娠と流産を経験しました。

子宮外妊娠の時点で、年齢は40歳を超えていました。
体力的にはそうでもないですが、やはり卵子や子宮は老化しているのかもしれないと思いました。

3年で2回妊娠したので、妊孕力は残っていたと思います。
でも「妊娠の継続」が難しくなっていた。なので、タイミング法での妊活をしていても(うちは夫婦の一致した意見で「西洋医学系の妊活はしない」と決めていました)、妊娠することが怖くなってきました。

流産を防ぐにはどうしたらいいのか……
もちろん答えはありません。お医者さんだってそう言うでしょう。

前回、初期流産をしたときだって、なにか特別なことをしたわけではありません。
大量にお酒を飲んだわけでもないし、煙草は生まれてから一度も吸ってません。
年甲斐もなくミニスカで出歩いてお腹を冷やしたわけでも、仕事や育児でストレスを溜めたわけでも、旦那と大喧嘩して憎悪の感情を溜めたわけでも😅ありません。

結局「年齢の壁」なのか……
わかってはいるけれど、諦めの悪い私。そんな理由で引き下がる気はありません(笑)

そこで、43歳の3月をタイムリミットに、トツキトオカの妊娠継続をめざして、体内環境を整えることにしました。
赤ちゃんにとって、居心地のいい環境を作ることにしたのです。

具体的にしたことは、
・ヨガ
・岩盤浴
・お灸
・鍼

です。
つまりすべて「東洋医学系」のアプローチでした。

①ヨガ

じつはヨガはこのときが初めてではなく、5人目妊娠時に始めていました。

最初はスクールに有料体験にも行ったんですが、自分にはどうも合わなかったので、入会はしませんでした。
仕事以外で「時間どおりに通う」のがすごく面倒くさいタチで、しかもワガママでマイペースなので、絶対に挫折することが目に見えていました😅

余談ですが、ジム通いは続いていますし大好きです。やっぱり運動が嫌なんじゃなくて「時間どおりの集団行動」がダメなんですね。
(良くも悪くも「己を知る」って大事です(笑))

長続きしたのは、YouTubeのヨガ動画です。
いろいろな方のを視聴しましたが、No.1は「b-life」(Mariko先生)でした✨🥰

あまりにも有名なので、ご存じの方も多いでしょう。
夫のTomoyaさんとお二人で製作されているヨガ動画はプログラムの数も豊富で、妊活中や妊娠中の方でも無理なくできるソフト系のものもあります✨

Mariko先生の癒しボイスや明るい笑顔(どんなにハードなポーズでも崩れない!)、元バレリーナならではの完璧な体幹(バランス)、リラックス効果抜群の選曲など、ほかにはない魅力が盛りだくさん!

海外で撮影されていることも多く、ヨガをしながら旅行気分も味わえます😊

↓MarikoさんとTomoyaさんの対談です。常に前向きで頑張り屋のお二人のトークは、読んでいるだけで元気がもらえます♪

〈ヨガの効果〉

ヨガをすることで得られた身体的な効果は
・体幹が鍛えられた
・全身の柔軟性が高まった

一方、メンタルの面では、
・自分の内面をじっくり見つめることができた
・イライラが減った

とくに子どもを叱ってしまったあとや、仕事でモヤモヤすることがあったとき、ヨガをすると気分転換でき、子どもに優しくなれたり、また仕事頑張ろう、と思えるようになった。

自分でヨガをやってみて、ヨガって本当にすごいなって思いました。
しかも自宅で動画を見ながらなら、

・お金もぜんぜんかからないし、
・好きな時間(スキマ時間)にできるし、
・しんどくなったら途中でやめてもいいし、
・行きたくなったら一時停止してトイレにも行けるし

私のようなマイペース&ワガママ人間にはぴったりです😊

インド発祥のヨガは、人間の心身についての深い探究の積み重ねで進化を続けていて、心身の「ときほぐし」に主眼がおかれていると思います。

妊娠は生命の神秘にかかわることだし、
正直言って「自分の力ではどうしようもないこと」です。
私たちにできることと言えば、生命が宿りやすくなるように、
「母体の環境を整えておくこと」くらいだと思います。

そして某大ヒット漫画と同じく(笑)ヨガで一番大事なのは「呼吸」です。
大きくゆったりと深呼吸しながら、一つひとつのポーズに集中する……
すると、胸の中の焦りや不安は消え、こわばっていた心身がほぐれ、心も身体もぽかぽかしてくるんです。

動画が終わったときは、「お疲れ様でした、ありがとうございました~♪」と笑顔で手を振るMarikoさんに、「こちらこそ、ありがとうございました」とぺこりm(__)m

それがだんだん日課になって……やがて6人目の妊娠がわかったときは、M
arikoさんにお礼のメッセージを送らせていただきました(お返事もいただけました!Marikoさんも2児のお母さんです)

つわりのとき以外は無理のない範囲でヨガをつづけ、40日ぴったりでの出産となりました。初めて自宅で破水してパニくりましたが、5時間ちょっとの安産でした。
ヨガで体幹を鍛えたおかげで、いきみの馬力はけっこう出せたと思います。(あくまで年齢の割にってことですが(^^;)

②岩盤浴&お灸&鍼


詳細を語るほどでもないので、まとめての紹介になりますが、これらはいずれも、子宮周りを温める目的でやりました。
妊活中の方でも実行している方が多いと思います。

いずれの方法も肝要なことは、いきつけの場所を見つけることでしょうか。
私は郊外にある天然温泉の岩盤浴と、お灸と鍼は「この道20年」の個人の治療院に通っていました。

ヨガもそうなんですが、西洋医学系の不妊症治療(体外受精など)とちがって、東洋医学系の妊活は、すぐに効果がわかりづらいです。
妊娠しても、それが東洋医学系のアプローチのおかげだったのか、検証しようもありません。
そういう意味では、治療というより「願掛け」に近いかもしれませんね。

でも、私は結果的にこれらを半年続けた末に末っ子を授かったので、
「コレをやったおかげだった」と思っています。

あと、関係ないかもしれませんが、
末っ子はめちゃくちゃ丈夫に生まれました。
2歳で保育園(集団生活)に入るまで、
予防注射以外で病院に行ったことがなく
よちよち歩きでも転ばない子で、ケガも全然しなかったです。

ちなみに長女は喘息持ちで、自宅用吸入器を購入するほど。
1歳半でとうとう入院。
(2人目妊娠中で24時間付き添い看護はきつかった💧)
ほかの子たちもよく発熱して、頻繁に病院に行ってました。
第四子の次女なんて、転ぶときに手をつけずにおでこから流血😱
それを何度もやるので、ついにおでこが変形💧
さらに階段からダイブしておでこパックリ……
(救急車呼びました。看護師の冷たい眼差しから
ぜったい虐待疑われてました😓)

話を戻します💦
そんなわけなので、唯一40代で産んだ末っ子が最強なのは
やっぱり東洋医学のおかげかな?
 と思ってます😅

おわりに


最初にも書いたように、われわれ夫婦は西洋医学的な妊活をする気持ちはありませんでした。

タイムリミットまでタイミング法で頑張っても、東洋医学的なアプローチをしても、赤ちゃんを授からなかったら、それを受け入れよう。
二人で何度も話し合って、そう決めました。

これはわれわれにすでに子どもがいたからではなく、
それがわれわれのポリシーであり、
時代の潮流がどうであれ、また不妊治療がどれだけ発達しようとも、
そこは貫くつもりでした。

「大阪府鍼灸師会」のHPに書いてあります。

東洋医学の根本は、自然哲学の思想です。古人は人体を「小宇宙」とし、「大宇宙」の自然現象によって支配されるものと考えました。従って、自然の摂埋を第一義的に考え、自然に抗することは無駄であり、むしろこれに順応することこそ賢策であるとしました。

「公益社団法人 大阪府鍼灸師会」https://www.osaka-hari9.jp/eastern.html

「自然に抗することは無駄」
それは妊活の考え方の一つでもあります。

だからといって、私は人工的な妊活を否定しません。
妊活しているカップルが100組いれば、100の考え方があるはずです。
何らかの原因で、そもそも妊娠が難しい方々もいらっしゃいます。
そういう方々にとって、自然のままでは不可能なことを可能にする西洋医学は大きな助けです。

そしてめざすゴールは同じです。
もちろん「元気な赤ちゃんを生むこと」です。

そのゴールさえ見失わなければ、方法は百人百色でいいと思います。
というか、妊娠は出産の、出産は子育てのスタートラインですから。
「たいへんなこと」はできるだけ減らして、自分に合ったベストなやり方で
やるのがいいかな、と思います。


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