みっつの食パン
大学時代から何年間も朝は必ずトーストを食べ続け、食パンとの蜜月を重ねてきたわたしであるが、ついについにと食パンをこの手で作り出したのが今年のゴールデンウィークであった。
このときはパウンド型で焼いたのでミニミニ食パン。ぶきっちょな形が愛おしき。
ちいさき食パンもよきかな。その言葉に嘘はない。嘘はないが、普通サイズの食パン、それもまた苦しゅうないぞ、近うよれ、っていうことなんですよ。わかりますか。
焼いてきたぞ
お世話になっておりますABCクッキングのレッスンで胚芽ブレッドを焼いて参った。我ながら美しい食パンなり。満足。
胚芽ってなんぞ?と思っていたら、種子の内部のやがて芽になる部分らしいと教えてもらった。やがて芽になる。なんだかとてもいい響き。青春な感じ。そう、言うなれば耳をすませば感🌱🌱
とても独特な香りがする。好き嫌いありそうだけど、なんだか香ばしくて癖になる。わたしはスキ。
この3つ子山に登りたい奴は前に出ろ!!
ってくらいお山。嬉しくてカットするの惜しかった。
ちなみに前回の記事で書いた梨チーズトーストはこの子でつくった。めっちゃおいしい。
さてさて続きまして、
米粉湯種の和三盆食パン
こちらもABCさんで焼いてきたぞ。
米粉と和三盆ってわたしホイホイすぎて見事に引っかかった次第。
米粉を湯種にすることによって、もっちりした食感に!生地はかなりベタつくので捏ねるの大変だった。一生パンにならないと思った。20分くらい格闘したらなんとかまとまった。
焼き上がりに米油を塗ってツヤツヤ〜。かわええなあ〜。ニコニコ。
もっちりと甘みを感じる生地。和三盆の香りがほのかにする気がする。
このパンの中に入って暮らしたい。パンの中の世界は、きっとほどよく温かくて柔らかくてよく眠れるんだろうな…。なんだか涙が出てきそうだ。生まれ変わったらパンになろう。
そんな決意を新たに大切に持ち帰ってカッティング。
触っただけでわかる。この柔らかな弾力。きみ、絶対うまいやつ〜!
練乳とか生クリーム入れた食パンもおいしいけど、これはとても自然で滋味深い米粉の甘さを感じられる。生でもいいけどトーストしたほうがスキ。
おうちでも、再び
最後に、米粉が余っていたので使い切りでグルテンフリーミニ食パン焼いてみた。
米粉100%でつくったのはじめてなんだけど、なんかスライムみたいにトロトロになって「これ本当にパンになるの…?」と半信半疑だったけど、なんとか形にはなりました!ヨカッタ!
もっちり、というかもちぃ、ぽむんってした食感に。伝わらなさそう。もちぃ、ぽむんってそんな言葉をパンに対して使ったことないよ、パンどころか他のものにもないわ。でもいざ形容するとそんな感じなのです。語彙力。
これはこれでおいしくいただきました。
とはいえ食パン型が欲しくなるなあ。パウンド型だとやっぱりちいさいや。
みっつの食パンを揃えたら
みっつの食パンが揃いしとき、何かが生まれる…とは思ってはいなかったけど、聞いてください。食パンへの愛情と食パン型への物欲が生まれました。ぱんぱかぱーん!
食パン型買ったら、また食パン焼こう🍞