おなかの中で光って溶けた@北海道
北陸は海鮮がおいしいというのは、もはや周知の事実と言っていいだろうか。
回転寿司のレベルも高いし、スーパーで売ってるお魚だってめちゃくちゃ新鮮でおいしいし。
北陸に遊びに来た友だちが「こんなおいしいの食べたことないよ〜🤤」と褒めてくれるたびに「うへへ、せやろ」と調子に乗った返事をしていた。
なので北海道の海鮮、楽しみにしていた反面「いやでもわたしたち北陸ですから」「舌肥えてますから」とね、余裕ぶってたところがあったんですけどね。
小樽に着いてはじめて食べた海鮮丼。三角市場の滝波食堂さん。
ぶっ飛んだよね。
まずサーモンだいすきなんだけど、自分史上こんなおいしいサーモンはじめて出会ったくらいの勢いでおいしかったし、そうそう特筆すべきはまぐろですよまぐろ！！これほんとに赤身ですか！！！トロじゃないんですか！！！って店員さんに詰め寄りたくなった。
全体的にお醤油かけるのさえもったいないくらい。
夫は翌朝ひとりでウニ丼を食べてきたのだけど、
なんだこれ。ウニに溺れてる。夫に感想を聞くと「おいしかったウニ…もう後悔はないウニ…」と言っていたので語尾がウニになるくらいの絶品だったようです。
魚真さん
続きまして小樽での夜ごはん。ガイドブックに載っててわざわざ予約して伺った次第であります。
美しいんだが。
わたしのカメラセンスのために伝わらないかもしれないが、全てのネタが輝いて見えた。
お寿司を綺麗だと思って眺めたのは人生初だ。ティファニーで指輪を見るよりも、わたしは魚真でお寿司を見たい。
ネタが大きい…というより厚い。でも食べると舌の上でみんな光るように溶けてなくなっていく。旨味と幸せを残して。かっけぇな。
夫が頼んだほっけも、見たことないくらい大きかった。
ちょっともらったけど、味が濃い。しょっぱいとかそういうんじゃなくて、輪郭がハッキリした味。
魚真焼き
これはねガイドブックに載っててね…！じゃがいもとコンビーフとウニをチーズとともに焼いた禁断のお料理です…！
わたしは生のウニが苦手で、でも北海道のウニ美味しいっていうし、これなら食べれそうと思ったのだ。それに、じゃがいもも食べたかったんだよね。ホクホク。
結果、めちゃくちゃおいしかった。ビール飲めないけどビールとの相性最高だろうな。ちなみに小サイズ頼んだのに大分おっきいお皿がきたので北海道の人はスケールが違うぜ…！と思い知った。
根室はなまる
そして北海道最後の夜には札幌の回転寿司へ。
いや、わたし胃腸が弱くて、この日もさ、なんならお薬飲みながらだったからほんとにすきなネタだけちょっと食べよう…そうしよう…5、6貫食べれたらいいよ…と思ってたのに結局13貫食べました。おいしすぎて。ちなみに一人前って大体10貫らしいよ。ぺろり。
ぜんぶ美味しかったけど、なかでもこの炙りとろサーモンが絶品すぎて、サーモンがとろけてんのかわたしがとろけてんのかそこんところの意識が曖昧になったわ。
北海道の海鮮は🍣
帰り際に夫とこんなことを話した。
わたし「なんかさ、北陸の海鮮はいちばんや！ってずっと思ってたけどさ、北海道のレベル違うよな」
夫「確かに北海道の海鮮はめちゃくちゃ美味しかったけど、でもだからといって北陸の海鮮が劣るかと言われるとそういう話ではない。サーモンとか帆立とかウニは北海道のが肉厚でおいしい気がしたけど、イワシとか鯵とかは北陸のがおいしいかもって思ったりもしたし、なんていうか、学校でさ、1組のマドンナと3組のマドンナがいるとして、どちらも美人なわけだけど、どちらがより美人に感じるかはもはや個人の好みなわけであって、時や場合にも左右されたりもするわけで、つまりは北海道と北陸の海鮮もどちらもおいしいことには変わりないと思う。」
わたし「そだね（なんかすごい喋るやん）」
北海道から帰ってしばらくしたら金沢でもお寿司食べに行こうねって話しながらふくふくのお腹を抱えてホテルまでの道を歩いた。お腹の中がなんだかぼんやり光ってるみたいにしあわせでした。ご馳走様です。
北海道で海鮮たくさん食べられてよかった。北海道の良さも、地元の良さも、どちらも実感できたみたいで、嬉しいな。1組のマドンナと3組のマドンナ。2組のマドンナはどこかにいるのだろうか。いつかお会いしたい。