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そして現れた、あなたが。

深くて暗い言葉の海の
その底でぼくらは待っていた
そこに
鮮やかで美しい ぼくらのそれぞれの、
こころのかけらを掬った言葉たちをちりばめて
そして現れた、あなたが
深くて暗い言葉の海の底に
ぼくらを照らす、光を携えて

ああ
伝わった 受け入れてもらえた きっとその経験が、ぼくらを変える
この言葉たちを掬ってくれた あなたとつながる 線になる
そしてその線は まだ見ぬだれかと
つながって、つながって つながっていくよ
書くことと
読むことでつながる
ここにいて生まれたもの 大切に育んできたもの それは対話だった
書くことで、読むことで
ぼくらは対話をしているんだろう

対話の「話」はきっと「輪」であって
つながって、つながって
つながってぼくらはやがて輪になって
それはいつしかまあるく、まあるく まあるく球になって、ふわと浮かぶ
暗い夜空は、もう寂しくなんかなくて
だからそのために、
ぼくらができることは何だろう
互いのために、できることは何だろう

そう
だからこれからは
だれかに見つけてもらう前に放とうぼくらの輝きを
「伝えたい」の先にあるもの
「伝わる」とは何か

だからこれからは
あなたの言葉の海に潜ろう
深く、深く潜っていこう
そこで出会おう 鮮やかで美しいはずのあなたの
こころのかけらを掬う、言葉たちと
きっとできるよ
だれかのこころの綻びを
ひしと受けとめることも

ねぇ、思うよね
あなたに会えてよかった。





4月25日の夜、zoom上で行われたこのイベント。

#書き手を信じる
このひと言がこれほどに相応しい人たちがいるだろうか、というくらいの。説得力に満ちた、3名の登壇者のみなさんは下記のとおり。

池松潤さん

仲高宏さん

嶋津亮太さん

多くの人がイベントレポを書いてくださっているので、細かい内容に関してはそんな皆さんのレポの力を借りたいと思います。
ぼくはぼくの、できることを。イベントの内容をポエムに落としこむなんてきっと、だれもやらないだろうなと思って。
嶋津さん発信の、「 #ポエムの価値を上げようぜ 」ということに関して考えています。ちぐはぐでもいい、検討に検討を重ねているうちに過ぎる時間は挑戦する時間にしたい。

以前ぼくは、「手書きnoteを書こう」というイベントを2度にわたって行いました。1度目は50超、2度目は70超の作品を寄せていただき、その一つひとつにお返事を書き、まとめnoteをつくりました。すべての参加作品にたいして敬意をもって接したつもり。でも「教養のエチュード賞」や「あなたのnote読みます」の懐の深さを見ていて実感しました。手書き企画はあくまで楽しむものであって賞ではないけれど、「読んで応える」ことにたいする姿勢、そこにはそれらとの絶対的な差があったんですよね。読むことが書くことにつながる、その逆も同じ。それはわかっていました。けれど、きっとそれも「わかっていたつもり」だったんです。で、それがわかった。なんだかとても悔しかった。だから、できる限りくらいついていきたいなと思ったんです。そう思っていたから、このイベントに参加しない選択肢はありませんでした。そして今度は、それをどうやって活かしていくか、すこしずつでも形にしていかなければならないと思っています。

あらためて、言わせてください。
池松さん、仲さん、嶋津さん、スタッフのみなさま。
素晴らしい機会をつくっていただいたこと、感謝しています。
イベント後に細かく分かれて行われたチャットの時間、zoom初体験のため今ひとつ空気が読めず完全に動揺しきっていたぼくに優しく話を振ってくださったふみーさん、ルミさん、森本しおりさん、仰かおるさんにもこの場を借りて感謝を。さいごのさいごに緊張が解けました。遅すぎたけど。ありがとうございました。
ほか、参加されたみなさま。素晴らしい時間を共有できて、嬉しく思っています。
これを「楽しい思い出でした」で終わらせてしまうことのないよう、努力したいと思います。

今日もお付き合いありがとうございました。
それではみなさま。
今週も、よろしくお願いします。
今日はこれから会議をしてきます。
zoomじゃなくて、出社して。汗







ポエムはイベントレポとして書いたものですので、登壇者の発言からヒントを得たフレーズを落としこんでいます。






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