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キミが、教えてくれたこと。

キミとはもう、何年の付き合いになるだろう。
どこへ行くにも、いつも一緒。
仕事へ行くのだって、キミはぼくの背中にべったりだ。
たくさんたくさん、素敵な出会いがあったね。
キミと一緒。
どこまでもどこまでも、ぼくらは同じ景色を見てきた。



ぼくが過去にしてしまう色んな思いを、キミはいつも形に残してくれた。
ぼくが出会ってきた儚い生命たちを、キミはいつも思い出させてくれた。

ぼくの思い出は、ずっとキミがつないできてくれた。


キミを通して見た世界は、いつも美しかったわけじゃなかった。

それはときに悲しいくらい青くて虚しくて、光は全然射さなくて、暗くて陰鬱で、澱んでいて、みんな下を向いていて、雨など降っていないのにすべてが濡れているようで、すこし遠くはもうぼやけてしまって全然見えなくて、どんなに素敵な笑顔もぼくを嘲笑っているようだった。


キミを通して見た世界から、目を背けたくなったこともあった。

それはときに明るすぎて眩しすぎて、まっすぐで生命力に溢れていて、ずっと望んでいても手に入れられなかった世界のもののようで、だから手を伸ばしても届かなくて、それなのにぼくの目の前で輝き続けては、ぼくはそれが羨ましくて泣きたくて、ただ立ち尽くすしかなかった。


わかってた。
それはキミのせいじゃなかった。
それは、キミのせいなんかじゃ全然なくて、ただひとえに、ぼくの弱さだった。
勝手に立ち止まって、後ろを向いていた。
それでもキミは、ぼくの思い出をずっとつないできてくれた。

つらさを、いたみを、忘れないように。
しあわせの価値を、見失わないように。


これからもふたりで、たくさんの生命に出会いに行こう。
願わくは、だれかのこころにも届くような景色を、たくさんたくさん連れて帰ろう。
しあわせな人が、より多くのしあわせを感じられるような。
笑顔になれない人のこころが、すこしでも温くなるような。

キミが、教えてくれたこと。
ぼくがキミに、救われたこと。
ぼくもだれかに、知ってほしい。



キミとはもう、何年の付き合いになるだろう。
どこへ行くにも、いつも一緒。
ふたりともすこし年をとったかもしれないけれど、まだまだ元気に張りきって、これからもたくさんのステキを探しに行こう。


いつもありがとね。





おわりに。

ぼくがnoteにポストしている写真は、ほんの数枚のスマホ写真を除けばすべてこのカメラで撮ったものです。
ほんとうに、いつも一緒。
彼を置いていってしまった日ももちろんありましたが、結局一枚も撮らなかった日でも、彼がいないとやっぱり不安なんですよね。
大切な大切な、ぼくのパートナーです。

つらいときも悲しいときも...なんて言うと陳腐に聞こえるかもしれませんが、ほんとうにいつも一緒にいてくれました。
そのときそれぞれの気持ち、写真を通してキレイに蘇る。
これからもたくさんの思い出を、彼に残していってもらえたらと思っています。

嬉しい報告も、ひとつ。

こうして、みんなにも見てもらえる。
それもぼくらの、大きな力になります。
ふたりからの感謝をここに。
いつもありがとう。


話は変わりますが、先日のnote酒場に参加された方々のレポートをじっくり読ませていただいています。
すごい熱量!
みんなの会いたかった気持ち。
ただ圧倒されつつ受け取って、昨日はそれだけでぼくも心地よい疲れを感じていました。
現場にいた人も、そうでない人も。
街のみんなを巻き込むような、素敵なイベントだったのではないでしょうか。
ぼくも次こそは、なんてツイートしましたが、勇気出せるかな。
そのときまで、ここでできることを、淡々とこころをこめて、やっていきたいと思います。

夜はなかなか涼しくなりました。
体調崩されている人、多いみたいですね。
うちの彼女も、週末は風邪をひいてしまってつらそうでした。
年々短くなる秋、体調には十分気をつけて、楽しんでください。

これから楽しみな紅葉の過去写真を何枚かポストして、失礼します。
みんなのフォトギャラリーに入れているものもあります。

それでは、また。









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