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だからスキを手渡したいんだ week5

おはようございます、だいすーけです。
読んだnoteのなかからスキnoteをピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。今回はその5回目。自分のスキをしっかり表明することを今年の目標のひとつとして掲げているので、この取り組みをはじめるに至りました。

これはあくまでも主観に基づいた取り組みです。ぼくの言葉でご紹介したいと思ったものを、無理のない範囲でご紹介していきますので、お付き合い頂けたらうれしく思います。

それではご紹介します。
よろしくお願いします!



生徒会長青木の話 / 島尻道秋 さん

どなたかがtwitterでシェアされていたのを見てお邪魔したnote。
淡々と進むお話、どんな展開が待っているのだろうと、画面を小刻みにスクロールしていきました。

※以下、若干ネタバレを含みます

舞台は夜間の定時制学校、教師である「私」がまだ新任だった頃のお話。
「青木」はよく学校を休んだ。物覚えが悪くて勉強についていけなくて、遠足の集合場所も時間も間違えるし、鉄オタだし、でも人望があって、生徒会長だった(けど、挨拶が必要な行事のある日はほとんど休んだ)。

そんな「青木」が「私」の一生忘れられない生徒のひとりになった理由。それが明かされたとき、テンポよく画面をスクロールしていた手がピタリと止まりました。これは読んで知ってほしい、味わってほしい。
「青木」が物覚えが悪かった理由も鉄オタだった理由も、にもかかわらず人望があって生徒会長になった理由も、すべて読んで知ってほしい。

みんな、彼のことが大好きだった。
それがとてもよく、わかります。

不思議と清々しい読後感。島尻さんのほかの作品もおすすめです。


思考に落ちていく / たなかともこ@みかんせい人 さん

世界がウイルスによって変化してから一年。現在のご自身の実感、心境の経過と世の状況についての思考の記録をともこさんが分けてくださいました。
長いですが、ここに大きな共感を示したいので全文引用します。

個と全のバランス、ということをとにかく最近思っている。
そしてそのバランスの取れるやじろべえの一点は それぞれのひとの考え方で百人百様なのだ。できればそこを「あなたは間違っている」ではなく、「みんな違う考えだから、出来るだけ柔軟性と多くの選択肢を持たせよう」にならないと、どこにも辿りつかないのではないか。
どうしてこんなに、そのバランスの取り方の違いを「摘発」するみたいな社会になってきてしまうのだろう。

「個と全のバランス」、とても重たい言葉だと思います。各々が個を尊重すれば全が成り立たず、全が成り立たないならば個も成り立たない。その狭間で消耗する現状が、となり合う「個」同士がお互いのちがいを認められない不寛容や余裕のなさを生み出しているのではないだろうか。
たいせつなのは、「全の中の個として」、そのバランスをとること。「個としての自分」に何ができるか、「全という集団のためになにを考えるか」。

立ち返るため、気づきのため、戒めのため。どんな理由でもいい。一度、目を通して頂きたいnoteです。


初企画【全国18万人の不登校さんへ告ぐ】私設コンテスト開催中! / JOY@ほっこり系オンライン家庭教師 さん

「不登校」という問題(問題、という言葉自体が問題、なのかもしれません)はとてもセンシティブな内容をはらむものだと思います。なので、ここで安易に触れてもいいものかと正直迷いがあったのですが、思い切ってご紹介することにしました。

✔元不登校さんから現不登校さんへ
✔不登校時のお家でのオススメの過ごし方
✔社会人の今だから思う“不登校”について
✔クラスに不登校の生徒がいる担任の先生から
✔自分自身の不登校体験談
✔我が子の不登校珍道中

コンテストの求めるもの、それが「不登校を克服する(≒学校に行けるようになる)」ことに主眼を置いている、ということではなさそうだからです。
個人的な立場を正直に述べますと、できるなら学校には行った方がいい。無理があっても理不尽があっても学校教育に不満があっても、そこから学ぶことは尽きないと考えるからです。
ただ、それがすべてではない。別の意見もあってしかるべきだし、今思い悩んでその渦中にいる小学生、中学生、親御さん、彼ら彼女らの視野が拡がることが何より大切なことなのではないかと思います。
ぼくは先日歌のテストが嫌で学校を休んだというnoteを書きましたが、それ以外はおおむね楽しく学校生活を送りました。ただ、それはだれにとっても当たり前ではないんですよね。
皆さんの経験が、だれかを救うかもしれません。決して大げさではなく、そんな出会いってあるものだと思います。どなたかの気持ちに触れたらいいなと思います。ぜひ、内容をご覧ください。


くるクル狂ドーナツ / お茶 さん

※こちらも若干のネタバレを含みます

物語は、ドーナツ屋のアルバイト店員「俺」こと今井君と、その常連客の女性「私」こと鈴木さん、ふたりの語りで展開されていきます。
今井君、急遽シフトにはいった木曜日。退勤時間までもうすこし。そこに常連客の鈴木さんがやってきて...。

今井君は、鈴木さんが来店のたびに必ずドーナツを10個買うことを知っていますが、それは正しくありません。10個も買って彼氏とでも食べるのだろうかと想像しているけれどそれも正しくないし、そして彼女の名前を「鈴木モカ」だと思っているのですが、それも正しくありません。
鈴木さんも鈴木さんで、どこかネジがひとつ飛んでいます。買い込んだ大量のドーナツは、ぜんぶ一人で食べています。砂糖に依存しているから。私の人生、どこから狂ったのだろう。自分でもよくわかっていないようす。
バイト終わりに偶然鈴木さんを目撃した今井君、何となくあとをつけていったその先で、何やら鈴木さんが大ピンチ!今井君のとった行動ははたして。そして、それを見た鈴木さんは何を思うのか。

すれ違い勘違い報われない、キモチワルイ狂ってる、それでも生きてる楽しいね、みんなタノシイネ...。

ぜひ、ご覧ください!


シンプルとミニマルの違いってなに? / こげちゃ丸 さん

デザイナーのこげちゃ丸さんが「クライアントからの要望」で困ること、気をつけていることについて書いてくださいました(こちらはつぶやきを掲載させて頂きました。リンク先のURLが今回ご紹介したい記事です)。

「デザイン」、ぼくはまったくの素人ですが、非常に感覚的な部分がモノを言うお仕事なのではないかと思っています。が、その感覚をしっかり理論立てて相手に伝えるといった部分での言語化能力もあわせて大切なのだとよくわかりました(これはクライアント側にも言えること)。
自分の頭の中にあるイメージや伝えたいことを正確に相手に手渡すためには、尽くさなければならない。ビジュアルや言葉、いずれにせよ必要なのは、「解像度を上げる」こと。

一見デザイナーさん向けの記事と思われるかもしれませんが、まずは読んでみてください。わかりますよね、記事内で言及されていること、これってデザインにかぎったことではないのだと思います。
伝えるために、言葉を尽くす。フィールドはちがっても、それってぼくらが普段やろうとしていることと同じ。
専門領域のお話も興味深く、とても意義のある記事だと思いました。



「だからスキを手渡したいんだ week5」、今回も5作品をご紹介しました。未読の作品がありましたか。これいいな、と思えるものに出会えたでしょうか。遊びに行った先で出会った好きは、シェアやコメント、スキなどでぜひクリエイターさんに伝えてみてくださいね。

ぼくのスキを表明することが、だれかのスキにつながるかもしれない。だれかとだれかの、これからをつなぐことができるかもしれない。

来週もまた、素敵な作品をご紹介できることを楽しみにしています。
お付き合いありがとうございました。



フォローさせていただいている方の作品をご紹介することが必然的に多くなると思いますが、はじめましての方の作品も区別なくご紹介したいと思っています。みなさんのシェアやスキ、参考にさせていただいていますので、これからもどんどん表明してくださいね。




いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。