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ぼくがnoteプレミアムに加入した理由。

noteプレミアムについての話題が、多く上がっているみたいだから。

正確にはよく覚えていないけれど、おそらく去年の終わりか今年のはじめくらいから、ぼくはnoteプレミアムに加入している。
初心者で、フォロワーさんもほとんどいなくて。
もちろん、定期購読マガジンや有料noteをつくろうなんて一切思っていない。
それなのになぜ、プレミアムに加入しようと思ったか。
その理由を、今日は書いてみたいと思う。


これは授業料だ。

変わり映えのない毎日。
この先に何か大きな希望や転機があるのだろうかと、日々悩んでいたときだった。
それで生活していくとかそういうことではなくても、新しいスキルを身につけたい。
刺激が欲しい。
そんなときに、パートナーにnoteの存在を教えてもらったんだ。

実際はじめてみると、悲しいくらい書けない。
自分の考えを表に出す。
ただそれだけなのに、それがなかなかできない。
もどかしい。時間もかかる。
ただでさえ毎日クタクタなのに、なんでこんなことをしなければならないのだろう。
ぼくは早速そう思ってしまった。
のだけれど。

最初の誓い。
変わりたいという願い。
自分にうまい言い訳をして大切なことを避けて生きるスキルは、もうプロ級なのだから。
ぼくはここで、自分に足りないことを吸収する。
つらくても、逃げない。
向き合う。
ここで何かを形にするんだ。
そんな意地にも似た気持ちが、すこしずつ生まれてきた。
そう思えるようになったら、あとはもうとにかく書く。
素敵な記事に巡りあえるように、アンテナを張る。
そうしてスキルアップしていきたい。

だからそのための、これは授業料だ。


この街のことが愛しくなってしまった。

そうこうしてもがいているうちに、フォローをさせていただいたり、有料マガジンを購読してみたりと、書くこと以外にもnoteで費やす時間が増えてきた。

つながりが生まれていることを自覚するようになってきたころだった。

自分のスキルアップを目的にはじめたnote。
その姿を一歩引いてみてみると、それはまさしくひとつの街だった。
それに気づいたころから、ようやく書くことが苦痛ではなくなってきた気がする。
ひとつの記事を書くのに、まだまだ何日も費やしていた。
iPhoneのメモ帳や手帳にふとよぎった言葉を書きのこしては、その幹から枝を伸ばすように、葉をつけるように、何とか言葉をつなげようとした。
そうしてやっと、ひとつの記事が完成する。
それによって得られる達成感、すこしずつでも書けるようになってきたという自覚。
みんなが「読んだよ!」と伝えてくれる、スキやコメント。
頑張れば報われる。
そんな気持ちがぼくの中に湧いてきていた。

何と温かい。
この安心感や温もりは、いったいどこから来るのだろう。
前にも書いたことだけれど、noteはひとつの記事を投稿するのにそれなりの時間と労力を要する。
これはinstagramなどほかの主要なSNSとは圧倒的に異なるところだ。
だから、みんながお互いの投稿を尊重して、大切にしてくれる。
ひとつの記事を書いて出すまでの苦労が、わかるから。
そこにどれだけの思いが詰まっているか、わかるから。
だから自然とぼくも、そういう気持ちになれる。

こうしてみんなが優しくなれるんだ。

これを、続けたい。
このつながりを、拡げたい。
そうこころから思えるようになった。

どうやらぼくは、この街のことが愛しくなってしまった。


感謝を伝えたい。

そう感じたら、これは感謝を伝えなければいけないと思った。
もちろんユーザーのみんなへの感謝、それもあるけれど、ここで言いたいのはこの街をつくり出した運営の方々への感謝のことだ。

ありがとうと、伝えたい。
貴重な体験を日々提供してくれる、この街をつくってくれたことに。

これからもよろしくお願いしますと、伝えたい。
ぼくの大好きなこの街が、ずっと続くように。

そのためにぼくができること。
それは、いちユーザーとして、感謝を形にすることなのだと思った。

月額500円。
だれかの30分の人件費にもならないけれど、ぼくはこれを、感謝をこめて支払いたいと思った。
noteで収益を上げようなんて思っていないし、プレミアムに登録してできることの中で、ぼくにつかえそうなものは多くはない。
それでもぼくには、これに対価を支払う意味があるんだ。

今年はぼくにとって、これまでの人生で一番変化の大きかった一年になった。
その要因の一つに、noteの存在が確実にある。
それも、決して小さくないボリュームで。

家と職場の往復だけだったぼくに、新しい世界を見せてくれた。
つながる人が増えて、こころが豊かになって、思考がクリアになって。
手が早くなって、時間を無駄にしたくないとより思えるようになって。
人に、ありがとうと言えるようになって。

だからぼくは、この街に、この街をつくってくれた人たちに、感謝を伝えたいんだ。


そんな理由のすべては、このnoteの中にある。

これまで書いてきた、ぼくがnoteプレミアムに加入した理由。
そんな理由のすべては、このnoteの中にある。

『対価をきちんと支払うということ。』
ぼくのnoteの中で唯一「note編集部のおすすめ記事」に入れていただいた記事だ。
時間があったらお付き合いいただきたいけれど、「コレ読んどいて!」で終わらせるような暴力的なことはしたくなかったので、改めてその理由について書いてみた。
noteをはじめてわりと初期のころに書いた記事。
ちょっと偉そうな言い方だけれど、ぼくの行動原則というか価値観というか、生きる上でのスタンスを表現するつもりで書いたもの。

「対価をきちんと支払う」。
ぼくはこれが、生きる上で大切なことだと思っている。

何かを手に入れたとき。
それが形のあるものでもそうではなくても。
それを生み出しただれかに、何かに、感謝の気持ちを伝えること。
ときにそれはお金であって、ときにそれはありがとうのひと言であって。
そのとき適切と思われる対価を、選んで支払おう。
それがお互いの尊重につながり、新たな感謝や敬意の輪ができる。
そんな善き循環を、みんなでもうすこし意識しませんか、と。

このような考えのもと、ぼくはnoteプレミアムに加入した。



ためになるトライアル&エラーをさせてくれる。
人の温かさに触れさせてくれる。

それにたいしてぼくがnoteに支払う対価が、ここで書き続けること、この街の善良な一員であり続けること、そして、月額500円だ。



noteを楽しくつかっているならプレミアム入れよなんて、金払えよなんて、言いたいわけではない。
ただ、それが自分の感謝を表明するのためのひとつの手段になり得る、という考え方もあるんだよ、と、これを読んで思ってもらえたら、ぼくはとてもうれしく思う。


今日もさいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
みんながいてくれるから、頑張れるよ。

それでは、また。









※noteプレミアムって何?というひとのために。




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