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ワイドパンツかスキニーパンツか

ワイドパンツ派。
スキニーパンツ派。
好みのパンツのシルエットは人それぞれあると思うが、私はどちらかといえばワイドパンツ派だ。

とは言え昔からそうだったわけではなく、自分で服を買うようになった当初はスキニーしか穿かずにワイドを穿かず嫌いしていた。
今回はそんな私のパンツシルエットの遍歴を当時を懐かしみながら少し書いていこう。

高校・大学時代(スキニー~スリム)

ある程度自分でクオリティの高い服を変えるようになったのは大学生からだ。(高校生の時は田舎だったのでリサイクルショップをひたすら物色していた)その時に選んでいたのはもっぱらスキニーパンツでワイドパンツのスースーする感じがどうもしっくりこないでいた。

初めの頃は貧乏学生だったのでユニクロやギャップのスキニーを穿いて、トップスにいたってもジャストを好んでいた。今では考えられない。。
その後バイトを初めて少し余裕が出て買ったのがA.P.C.(アーペーセー)のニュースタンダードだ。これは良く穿きこんだ。当時の私の体系だと29インチでも筒に少し余裕がある位でスリムな印象は無かった。このパンツをヘビロテして年中穿いていたのをよく覚えている。
ここから少しずつ肌につくようないわゆるスキニーパンツというものから離れていったように思う。

社会人➀(スリム~ストレート)

社会人になってアパレル販売員として働きだしたとき、同じ店舗の洒落た先輩や同期がワイドパンツをよく穿いていた。あくまでワイドパンツが基本、スリムは気分転換みたいな感じで。
当然徐々に影響を受けていき、しばらくするとワイドまではいかないがストレートを穿く割合の方が多くなっていった。そしてこの時はまだ例のアーペーセーも細すぎる感覚は無く、学生時代に買ったものと同じものをリピートして2本所有していた。

社会人➁(ストレート~ワイド)

一気にワイドパンツの虜になったのは、リーバイスのシルバータブのワイドデニムを買ってからだ。初めは慣れない太さに違和感があったが、なかなかどうして、癖になるシルエットであった。
下半身にボリュームがある見た目の安心感や、ストレスフリーな感覚が非常に心地よく、ここから全体的に選ぶ服もやや大きめにシフトしていくことになった。

現在まで

それから現在まで、20代後半になるにつれて体型が図らずも増量していったことでパンツのシルエットは必然的に大きめを選ぶようになっていく。徐々にアーペーセーも身体を締め付けるようになっていき、今ではスキニーと言っても過言ではないサイズになってしまった。

そうなってくると身体的にもワイドの方が気持ち良く感じるし、あんなに穿いてきた細身のパンツでさえも見た目の違和感を感じるようになってきた。これじゃない感を強く感じる。数年前であれば普通に好んでいたシルエットが不快で落ち着かないものになってしまった。不思議だ。

それはきっとゆるめが流行っているからとかそういう訳でなく、何となく「自分じゃない」みたいな感覚的な部分が、色々な服を着たり、生活が変わったり、体型が変わったことで形成されていったのではないかと思う。
とはいえあえてそういう違和感、これじゃない感に挑戦したい気分になることもあり、そんな時はリーバイス501ディッキーズ874ハンドルームなんかを穿いたりする。

圧倒的にワイドが好きだけど…

色々思い返してみると、色々なシルエットのパンツを私の中で許容できるようになったのかなとも思う。今は圧倒的にワイドが好きで気持ちいいが今後それも変わるのかもしれない。
スキニーまで行くとやはりちょっとな。。と感じてしまうが、スリムなパンツの着こなしも色々したくなってきた。
結局どちらが良いかなんて分からないし、どこまで行っても自分が今何を穿いていて気持ちいいかが大事だと思う。

私は今ワイドの方が好きだ。
でもマンネリしたときスリムもたまに引っ張り出そう。

色々思い返してみると手持ちの服にも思わぬエピソードがあったり、自分の歴史に紐づいていたりと面白い気付きがある。

新しい服についつい目が行ってしまうが、これからもたまには自分の背景や手持ちの服に思いを馳せてみよう。

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