mawarimono

色々な物事を観察したり考察するのが好きです。

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    粗雑な私説です。

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    徒然なるままに書いた雑文です。

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    種々の目的を達成するためのコツや方法について述べた記事です。

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目的志向型の哲学

世の中には色々な種類の方がいらっしゃいますが、この記事ではその中でも「目的志向型」の人たちについて考えてみようと思います。 目的は人が果たすべき物事を設定することで、その進むべき道のりを示す機能があります。つまり、目的を志向する人たちはこうした目的の概念の機能を使用する頻度の多い人々であると言えます。 では、目的というのはどのように生成されるのでしょうか? これには様々なパターンがあるように思います。ただ、大きくは次の二つにまとめられるように思います。 天啓型 調査型

    • 学問と芸術

      学問は主に知を探求し、芸術は主に表現を探求します。 これらはどちらも重要な行為で、自転車の両輪のようなものでもあります。 例えば、どんなに知識があってもそれをこの世界に何らかの仕方で表現できる能力がなければその知識を活かすことは難しくなるでしょう。逆に、何かを表現しようとしても何の表現したい対象も持たない場合にはその表現能力は宝の持ち腐れになってしまう可能性が出てきます。 なので学問と芸術に優劣はありません。どちらが難しくてどちらが簡単ということもありません。どちらも極

      • 陰謀論について

        陰謀論というのは色々な物事を何かの陰謀であると考えるスタイルのことです。これはこれで思考のスタイルの一つとしてアリだと私は思うのですが、問題はこれらの陰謀論の活用がすごく難しいことです。 陰謀について考えるということには、隠れている現象について推理を正確に行使できる類の能力が必要になるので、ある意味で目に見えない現象を的確に洞察する論理的な能力が重要になります。 そうした正確な推論能力を欠いた状態で陰謀論を行使すると、非常に致命的な判断のミスを起こしてしまうことも多いよう

        • アウトプットの最大化について

          インプットとアウトプットを最大化するための理論について考えていて、結論から言うと、多分これは一面的な「最大化」という概念から一旦はメタ的に距離を取ることが逆に大切かもしれないと思いました。 インプットの量はアウトプットの量に依存的であるように思います。また、逆にアウトプットの量もインプットの量に依存的である面も大きいようにも思います。 つまり、インプットが多いほどアウトプットが多く、アウトプットが多いほどインプットが多くなる……というふうに想定することもできます。 もし

        目的志向型の哲学

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        記事

          noteの専門性

          noteの専門性って何なんだろうな……と考えていたのですが、ある種の「日記」的な意味合いが強めなのかなと感じました。 エンジニアリング系の知識ならGitHubとかの方が公開しやすいように思いますし、小説とかになってくるとカクヨムや小説家になろうのようなサイトも適していそうです。 するとnoteの強みはどこにあるのかなと考えてくると、エッセイとか日記のようなジャンルなのだろうか……と感じたりします。 そう考えると、ひょっとすると思いついたことを素直に形にしていくという文章

          noteの専門性

          Duolingoの感想

          この記事は語学の勉強アプリであるDuolingoを使用してみての感想です。結論から言うと、Duolingoはとても勉強になるように思います。 個人的に特にいいな、と感じたのは、Duolingoの「文字」の勉強のパートですね。もちろん話したり、発音を学ぶのにもとてもいいように思います。 文字を実際になぞって書くパートがDuolingoにはあるのですが、その様子がとてもダイナミックで印象に強く残りやすいように思いました。語学では文字を覚えるというのはけっこう大切な局面も多いと

          Duolingoの感想

          noteの個人的な運営方針について

          今日は数学やプログラミングの勉強を主にしていました。代数学にしてもルベーグ積分にしても、どの分野の学問もそれぞれに奥深くて、とても難しいなと思います。だけどとても面白くもあるので個人的には勉強したりするのは好きです。 そのうち時間ができたら、数理系の記事も書いてみたいですね。noteでは数式も打てるようですし。 最近はnoteの運用方針とかについてもすごくたくさん考えていたのですがとりあえず思いついたことをその都度に形にしていこうかな……と思っていました。一月に一度の更新

          noteの個人的な運営方針について

          見通す力

          ニュースを見ていて、 'TSMC' って何かな……と思って調べてみたんですが、どうやら 'Taiwan Semiconductor Manufacturing Company' のことみたいですね。日本語に訳すと「台湾積体電路製造」のことらしいです。また、 TSMC は台湾にある世界最大の半導体受託製造企業なのだそうです (Wikipedia 「台湾積体電路製造」の項より、2024年4月3日時点)。 以下は私が気になったそのニュースからの引用です。 以上の引用から、 TS

          noteの才能

          とりあえず今日のnoteの更新で二十日間連続みたいです。やったね! ……と言いたいところなのですが、ではどんな成果があったかと言うと、特にないですね(笑) 残念ながら、相変わらず私の記事は一銭にもならず、そしてそれほど多くの人たちには読まれませんでしたね……。寂しいことです(泣) noteもとても難しい世界なのだなとしみじみ思います。 noteについては毎日更新でない範囲も含めると、けっこう続けてはきているのですが、一向に私のSNSについての才能は開花しないので、世の中

          noteの才能

          豊かさの種類

          豊かさや貧しさには「種類」があるんだなと思いました。 その中には比較的良い種類のものもあれば、悪いものもあるみたいです。それで、例えば「悪いもの」の中にも種類があって、致命的なものもあれば、許されるレベルの他愛のないものもある……みたいな。 あまりにも貧しすぎて苦しんでしまうようなら問題ですし、一方で清貧の美徳をもって日々を自分なりに全うしていけるなら、それは紛れもなく立派なことだとも思います。 何かの指標があまりにも豊かすぎて全体のバランスが崩れてしまっても問題でしょ

          豊かさの種類

          「死刑」を越えて……

          いわゆる「死刑制度」については様々な論点があって、とても難しい議題ですね。私の立場は死刑制度に反対するものなのですが、この記事ではそれについてなるべく簡潔に示せるように頑張ってみようと思います。 死刑制度を存置する理由として一般的なものに対する私の反論を逐次に述べてみます。 「凶悪な犯罪は命をもって償うべきだ」という指摘について。 これについては、私は次のように反論します。「何かの現象について命をもって償わせるという言葉の意味を死刑囚への殺戮のみに限定することはできない

          「死刑」を越えて……

          検索の難しさ

          情報の検索ってすごく難しいなと思います。 色々な検索の方法を試してみてわかったのは、良い情報が埋もれていることも多い……という事実ですね。 私はそういう埋もれてしまっている宝物を掘り当てたいのですが、すごく労力がかかって大変です(笑) noteにも良い発信者の方々がたくさんいらっしゃいますが、必ずしも有名人とかではないので、その点は不思議なものですね。 それで思ったんですけど、私の文章がこの記事を読んでくださってるあなたにリーチする確率ってめちゃくちゃ低いんですよね。

          検索の難しさ

          カフカによる「毒虫」の表象

          今日はフランツ・カフカの著作の一つである『変身』における「毒虫」の描写について考えたことを軽く書いてみようと思います。以下は『変身』の原文からの引用です。 以下は青空文庫にアップされていたカフカの "Die Verwandlung" の和訳です。 以上の文章から、カフカの『変身』においては、物語の開始の時刻は「朝」ということになっていますね。私の感じ方だと、朝と言えば、なんとなく清々しい気分を連想しますが、カフカのこの物語において描写しているそれは不吉な印象を持っています

          カフカによる「毒虫」の表象

          学歴のヒエラルキー

          一般に、「学歴」は何らかの数値によるランキング形式で示されており、イギリスやアメリカのような英語圏の大学をトップクラスのものとして、その下位に他の大学が並べられていきます。 世界大学ランキングによれば、世界一位の大学はイギリスのオックスフォード大学とされています。 世界におけるトップクラスの大学としては、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学の四校を挙げることができ、世界一位のオックスフォード大学と並んで、世界トップ五大学として知ら

          学歴のヒエラルキー

          タイミング

          物事にはそれぞれに「期限」というのがあって、そういうタイミングを上手く見極めるのは難しいよなと思います。 食べ物にも賞味期限がありますし、人生にも寿命のようなものもありえます。音楽もリズムを取るタイミングがずれていくと成立しませんし、絵を描くのにもある程度はその人の体質ごとに適したタイミングもあります。 どんな物事にも適切な「時期」というのがあって、そのタイミングが遅すぎても速すぎでもよくないですよね。 同じように考えを広げていくと、例えばnoteにも更新すべきタイミン

          タイミング

          『ピーター流外国語習得術』の感想

          今日は、ピーター・フランクルさんの著書の一つである『ピーター流外国語習得術』(岩波書店, 2013)の感想を簡単に書いてみようと思います。 この本には語学の方法についていろいろと書かれていて、語学をしたい方にはとても参考になる本なのではないかと思います。 ピーターさんはハンガリー生まれの数学者で12か国語を操ることができます。 外国語を学ぶのはけっこう大変ではありますから、12か国語をある程度使用できるようになることができるというのは一般にすごいことかもしれません。

          『ピーター流外国語習得術』の感想