mawarimono

色々な物事を観察したり考察するのが好きです。

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    徒然なるままに書いた雑文です。

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    粗雑な私説です。

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    種々の目的を達成するためのコツや方法について述べた記事です。

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    私が書いた小説です。

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最近の記事

数え切れない多様性

世の中には数えきれない発想が山のようにあり、そうしたものの一部はネットに陳列されています。多くの善意によるオープンソースがそうした奇跡を可能にしているのかもしれません。すべてがお金の問題であれば、それはそれで簡単でいいのかもしれませんが(笑) なかなかそうもいきません。 世の中には色々な複雑性もあり、それと言うのも「複雑だとも限らない」というシンプルさも含んでいるからこそ、より複雑なんですよね。何事も単純には割り切れないみたいです。 大量の発信と多くの質的なバリエーション

    • 生成AIは電気羊の夢を見るか?

      幻想は人を惹きつける……ということを思います。「魅惑」とも言いますね。こういう概念の系列は。 現実的と言うと、なぜか無味乾燥なニュアンスを伴う場合が多いです。かと思えば、「事実は小説よりも奇なり」ということわざのように、幻想性よりも現実性の方が奇妙だ……と論じる反転的な図式もあります。 世界はそのように反転し続けて、どこまでもころころと転がっていくのかもしれませんね(笑) そう考えると少し丸みを帯びていきそうで、なかなかにかわいい現象の帰結です。 最近は生成AIについて

      • 幻想と現実

        最近色々なことを思うのですが、例えば語学をしていて、ある単語が別のシニフィエを指示する時に、その指示を実質的に固定しているものと、社会的に固定しているとされているものとは異質なんだな……というのが不思議です。 実質から社会は大なり小なり乖離しているのが普通だと思うのですが、この差異はどこから産出されているのだろう? と問うと面白いです。ソシュールやブルデューのアイデアを合わせてみていくと色々な発見がありそうです。 例えば、殺人の禁止は法律の基礎的な原理の一つですが、これに

        • 色々な過不足と文章業

          何にでもちょうどいいレベルがあるように思います。過ぎれば崩れ、不足すればそれも崩れる……というようなラインです。 それでこれは自由のような概念にも接続可能なのかもしれません。例えば、自由過ぎるとかえって奴隷化する……みたいな(笑) 色々なシステムが世の中には作動しているのでしょうね。そう考えると、何だか不思議な感じもします。 あまり深く考えずに文章を書くというのも時に面白いことだと思います。noteには素敵な文章も多いですが、そうした素敵な感じのニュアンスを私も大切にして

        数え切れない多様性

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        記事

          平等と不平等

          「格差」という概念がありますが、これも色々な「種類」を持つ現象の一つです。 代表的な格差の種類としては収入の格差や権力の格差などが挙げられます。世界にはお金持ちもいれば、権力者もいます。そして、貧困で苦しんでいる人もいれば、地位の低い立場に追いやられている人もいます。これは不平等です。 では、どのようにすれば不平等を解消し、「真に」平等な世界を実現できるのでしょうか? まず、真に平等な世界を実現するためにはすべての人の容姿が完全に同一である必要があります。容姿に格差があ

          平等と不平等

          ポストモダニズム入門

          多様な木々のようなものがある。多数の物。色々の個性。しかしそれらはどれも何か不足している。本当に大切なものとは何だろうか?  それについて私はいつも考えている。何にしても大切なことは何かを愛することかもしれない。「はい」という言葉は古臭く、どこかキナ臭くもある。しかしそれもすべて神様の贈り物かもしれず、少しの工夫は圧倒的な効率を生み出すことがある。それはとても奇妙で、とても奇跡的なことでもある。 文章の音声入力の奥義について考える。それはどこにあるだろうか? あれは彼方にあ

          ポストモダニズム入門

          数学もアニメも楽しい

          私は最近は数学や音楽をしていることが多いですね。超幾何関数について書かれているものとか統計学の本とか見たり、楽譜を見たり、演奏してみたりしていることが多めです。 数学や音楽は楽しいですね。勉強していると我を忘れます。 一方で最近は絵をあまり練習できていないので、こちらももう少し頑張っていきたいものです。 語学はヘブライ語やアラビア語に軽く触れていることが最近は多いです。あとはフッサールの著作に『イデーン』と呼ばれるもの(これはドイツ語の著作です)があるのですが、これを勉

          数学もアニメも楽しい

          「言語」の「使用」における「愛」について

          色々な記事を見ていると、様々な発見がある。それらはしばしばとても面白いものであるが、さらにコンピュータにおける「メモリ」の即時性について考える。メモリの演算の発想に直接に影響を与えるアイデアの基準、そのシステム、様々な想いがある。これらを使いこなすことは難しい。 しかしそれだけのさまざまな対話の意味しているものが会話の意味それ自体を特定することは常に難しい。それはとてもハイコンテクストだからで、ハイコンテクストとは常に何か文脈の過剰である。文脈の動きにあるもの、それを同定す

          「言語」の「使用」における「愛」について

          秘密とフロンティア

          ハンセンの提唱した「長期停滞論」 (theory of secular stagnation) によれば、資本主義が高度に発達することで、その成長が次第に緩慢になり、ついには止まるものと考えられていました。その原因の一つに「フロンティアの消滅」というものが挙げられていますが、この説を現代的な立ち位置から見た時には色々な感慨がわいてきますね。 人の社会というのはフロンティアへの「冒険」なしには持続できないようになっているのかもしれません。それが具体的にどのような下部構造から生

          秘密とフロンティア

          一流の小説家とは?

          現代日本の場合、一流の小説家は例えば村上春樹です。過去に遡れば、夏目漱石や芥川龍之介、森鴎外なども一流の小説家と言えます。 一流の小説家になるには、資格や条件のようなものは何も要請されません。極端な話、現に自分が天才的な作品さえ書けていれば、同時代の人々に評価される必要もありません。お金になる必要もありません。ただ、人類や世界、ありとあらゆるすべてのものの利益になるような本当の「愛」のある優れた作品を一つでも書けていれば、その人は紛れもなく「一流の小説家」であると言えます。

          一流の小説家とは?

          職業小説家になる方法

          この記事では職業小説家になる方法について考えてみます。大きく次の三つのポイントがあります。 小説を長い期間において大量に書き続けること 書いた小説を公開すること 小説に対してお金を払ってくれる読者を獲得すること 以上の三つのポイントを満たすことで、基本としては誰でも職業小説家になることができます。 一つずつその過程について詳しく見てみましょう。 まず、長期的に小説の執筆に取り組むことで、大量の原稿を書き上げることができるといいでしょう。このことで執筆の技量も向上し

          職業小説家になる方法

          肉と心

          人生の目的には「肉」によるもの、「心」によるものなど多くのバリエーションがあります。 例えば、人の肉体は生物としての目的である「生殖」を果たそうとして動きます。この動因を「肉欲」とも呼びますね。 さて、「生物」としての目的は生殖ですが、あなた個人の心が要請する本当の目的は何なのでしょうか? そうした本当の望みのこと、心の有り様のことを「本心」とも呼びます。つまり、あなた個人の嘘偽りのない本心とは何か? という問題があります。 例えば、肉欲を満たしさえすれば幸福なのだとす

          それは「誰にとっての」成功?

          いわゆるマーケティングをする際には「その商品を誰に買って欲しいか?」というような目的を明確にするといいかもしれません。 例えば、私のnoteだと基本的には無償で、社会の差別に苦しんでいる人たちに利することのできる情報を発信することなどを目的にしています。 ゆえに、たとえ一人でも、あるいは一時でも、私の書いた文章が困っている人たち、苦しんでいる人たちの力になれていれば、私としては成功しています。 なので、社会的成功と個人的成功というのは異なっていて、仮に社会的に成功しなく

          それは「誰にとっての」成功?

          本当の「私」

          本当の自分……謎の深い概念だなと思いながら、ちょっとこれについて書いてみますね。 まず本当の自分を私なりに素直に表現するとすれば、私の場合、「私は私にあまり興味ない」というのはあるかもしれません。なんか「自分」って身近すぎて、つまらんな……ってなります(笑) なので、私は「遠く」が好きです。遠いどこかに行きたいな、と本当のところではいつも感じていますね。論理ではないのですが。 この世界には私なんかよりも面白いものがたくさんあって、そういうものを見ているのが好きだなとしみじ

          本当の「私」

          統合失調症は「治るべき」か?

          「統合失調症は治るべきか?」というのは最大の難問の一つであると言えるかもしれません。 この場合、「統合失調症が治る」という現象が実際に何を意味しているのかについてよく考える必要があります。 まず、統合失調症と種々の天才には関係があり、統合失調症を治すという現象がこうした天才を破壊してしまうことをも意味するのであれば、統合失調症は治るべきとは言えません。 一方で、統合失調症を「活用」することで、ネガティブな影響だけを巧く制御し、その積極的な部分から生じる利益を生産できるよ

          統合失調症は「治るべき」か?

          「言葉」を伝えるということ

          誰かに何かを「伝える」というのはとても難しいことだよなと思います。多くの場合では、言いたいことというのはほとんど伝わらないもので、愛にまつわる状況などは例外ではあるのでしょうが、概ねではあまり気負いすぎないのも大事だと思いますね。 簡単にまとめすぎると、かえって味気なくなって面白みがなくなってしまうこともあれば、難しいけどもパッションがある! みたいなタイプの素敵な文章もあるんですよね……。文章の奥義は難しいなと思います。 最近は語学って何だろうな……と色々と考えたりして

          「言葉」を伝えるということ