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伊東正明さんのうつわが入荷いたしました

こんにちは。
うつわと手仕事 暮らしのお店 廻り道です。
先日、作り手訪問させていただきました伊東正明さんのうつわが
入荷致しました。

前回の記事はこちらから↓

神奈川県湯河原町で作陶されている伊東正明さんは、
地元の素材をうつわに還元して作っていきたいという
想いから、釉薬にみかん農家の方から分けていただいた
みかんの枝葉を使われています。

みかんの枝葉はそのまま置いておくと虫が湧いてしまい
廃棄処分となってしまうことから
伊東さんはご自身でみかんの枝葉をアルカリを抜く作業を3ヶ月繰り返し
釉薬へと還元しています。

その釉薬の色は淡い水色をしており
上品な優しい色味をしています。

今回入荷致しました分です。

一輪挿しを作ることがお好き、とお話し頂きました。

赤土に白泥をかけて作られる粉引のうつわ。
伊東さんの作品の中でも珍しく、数の少ないものです。

見た目以上に、丈夫に作られており
作り手の毎日使ってほしい。という想いが
質感から感じられます。

伊東さんの特徴とも言える、ガラスのような淡い水色の表情は
『焼き』の作業を繊細に気をつけて行われているからできる
賜物であり、この作業は他の誰でも出来ない
伊東さんだからできることなのです。

27時間焼きの作業を行い、その中で
温度の入れ方、一酸化炭素の入れ方、
その後48時間冷ます、その過程が本当に大事なのだそうです。


じっくり丁寧に作り上げられた伊東さんの
みかん灰のうつわを、ぜひ、廻り道でお楽しみください。


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