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本気で稼ぐ株式投資の教科書

Clubhouseで、たりたり社長の話しを聞いて気になったので、書籍も読んでみました〜

株式投資においては絶対的な正解はない。株価というものが、人間の心理という理論的でないものに基づいて動くため。

正しく株式投資について勉強することで、間違った方法での投資や、自分の想定以上の損失になる投資を回避することができる。正しい投資を勉強することで、株式投資で利益を出す可能性を上昇させる。

投資を勉強するためには、
1.最低限の知識を身につける
2.実際にリスクの低い投資をしてみる
3.徐々に勉強を重ねていく
4.少しずつ、自分の目標に合った投資スタイルに挑戦していく

株 = その会社の経営権・会社の財産保有権

スタンダードな株価上昇の考え方、株価は利益と比例する。株価が上がる本質的な理由は、過去よりも魅力が上昇したから。

短期投資はどんなに良い銘柄でも運の要素に大きく左右される。最初は長期投資のように企業の実力が株価に反映されやすい投資方法から勉強する。

インデックスを購入した場合、株式投資のリターンとは一般的には1年で7%あれば非常に好調な水準。高額な手数料が必要になるアクティブファンドの場合は購入に3%、1年保有するとさらに管理手数料が3%というふうに1年分に近い利益がなくなる。

S&P500は、アメリカの株式市場の価値を表す。指数が大きくなる = 株式市場の価値も高まっている。指数が小さくなる = 株式市場の価値も下がっている。S&P500は、1970年から過去50年で35倍になった。

資産は色々な種類のもので構成しておくと大損しにくい。アメリカへの投資 = 分散投資

アメリカは世界一の経済大国である。世界中と強固につながっている。アメリカに投資する = 間接的に世界中に投資する

積立投資がおすすめ。
1.資産を雪だるま式に増やせる (複利効果)
2.暴落が来ても大丈夫

毎月コツコツ投資する = 暴落があれば、暴落した安い価格で、株式が買える機会

調べる習慣をつける。ニュースに出てくる単語、わからないロジックを調べる。日経新聞の内容を他人に説明できるようなレベルになるまで理解する。

投資信託 = 値動きは1日に1回だけ
ETF = よく見る株価が動くグラフのように市場が開いている間はずっと価格が変わる

ETFは、バンガードのVOOが人気。資産総額が大きいため途中償還されにくく、経費率が非常に低い。

注意しておくべき経済指標
1.GDP 経済がどれくらい成長したか
2.政策金利 中央銀行の設定する短期金利
(金利が高いと経済は落ち着く)
3.雇用統計 現在、どれくらいの人が働いているのか、失業しているのか
4.ISM製造業指数 製造業の景気がいいか悪いか

GPDは、4つの内訳から構成
1.個人消費支出
2.国内民間投資
3.純輸出
4.政府支出

特に重要で7割は、個人消費支出が占める

S&P500指数は、11のセクターに分かれている
1.公益セクター 電力会社など公的な事業
2.不動産セクター 不動産を扱う事業
3.生活必需品セクター P&Gなど景気に左右されにくい
4.一般消費財セクター Amazonなど景気がいいと消費が増える
5.情報技術セクター AppleやMicrosoftなどハイテク産業
6.コミュニケーションセクター docomoのような携帯事業を営むベライゾンなど
7.金融セクター JPモルガンなど金融を扱う事業
8.素材セクター 化学素材の原料販売を行う
9.エネルギーセクター 原油や天然ガスを掘削、加工、販売する事業
10.資本財セクター 飛行機メーカーなど、製品を使用してさらに多く利益を稼ぐ製品を作る
11.ヘルスケアセクター 医薬品メーカーや医療器具メーカーなど人々の健康に関する事業

株式 元本が変動するというリスクがある、その分配当利回りは高め
債券 元本が保証されているので、その分利回りが低め

シクリカル銘柄 景気に非常に大きな影響を受ける株のこと
ディフェンシブ銘柄 景気に左右されにくい株

投資の世界で重要なのは「自分の感情の制御
株価が上昇しているともっと投資したくなる
株価が下落していると買い時にもかかわらず投資したくなくなる。

個別銘柄で最も重要になってくるのは、いかにいいビジネスモデルの会社を選ぶか
長期投資の場合、最も大事なのは長期的に成長するビジネスモデルを持っているかどうか。

競合他社の動向 その会社の売り上げが伸びると、自社の売上が減少する。のが競合相手と考えるのがスムーズ。ただし、言い切れないものもある。限りあるパイを奪い合っているというわけではなく、新たに価値を創造しているビジネスモデルもあり、商社などは、移り変わりが激しい業界ともいえる。

いいビジネスモデルの特徴は、長期的に利益を上げやすい収益構造か
1.魅力的なサービス・製品を保有している
(安さが強みではない)
2.値上げしても、需要が減少しない
(10年前から値段が上昇している)
3.参入障壁が高い分野で優位性がある

価格競争しなくてもいい業界、企業は魅力的

同じカゴにタマゴを入れておくと、カゴを落とした時に全部のタマゴが割れる。という例えがあるくらい有名な分散投資の説明や、毎月同じ日に、一定額を投資するドルコスト平均法など、基本知識も分かりやすく説明されていて、海外ETFやインデックス・債券の基礎知識も丁寧に説明されています。

個別銘柄の判断する基礎知識もわかり、とても参考になる1冊で入門編にとてもオススメです。






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