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楽しい電力会社:中東&南アフリカマップ

こんにちは!みてくれてありがとね!
こちらの紹介記事はボドゲ紹介02 Advent Calendar 2020 12/12の記事です。

昨日はさたもとさんによる18xx.gamesで遊ぼう!と、しいたけさんのフレッシュフィッシュでした。
1846をさたもとさんに遊ばせて貰ったことがあるのですがめちゃくちゃ面白かったです。

チキチキ爆走レースゲーム by Tom Lehmann

ユーロゲームの一つのゴールでは?と思わせるくらいのパワーがあると思います。
またやりたい!

本日は電力会社充電完了!拡張マップ中東&南アフリカマップについて紹介します。
電力会社をやったことない人は過去記事で基本的な電力会社の紹介をしてますのでご参照あれ!

過去記事 楽しい電力会社

本来は↑をAdvent Calendar2020用の記事にしようとしたのですが、愛が溢れてしまい早く出来すぎてしまいました。
なので今回は↓

中東&南アフリカ拡張マップ

電力会社には拡張マップというものが存在します。
電力会社充電完了!を購入するとドイツ&アメリカマップが基本のコンポーネントとして付属しています。

拡張マップで特徴的な事は地名はもちろん、マップごとにユニークなルールがあります。

例:朝鮮半島マップ 北と南で燃料の市場が違う
  アメリカマップ(拡張ではない) 石油が枯れにくい
  などなど

2つの市場

石炭の国

電力会社拡張マップはリバーシブル仕様になっており、常に2倍楽しめます。
例:日本&ロシア、中国&朝鮮半島
などなど

そんななかでも今回は2019年出版、中東&南アフリカマップを紹介したいと思います。


中東マップ

中東といえば石油!
とにかく石油が安い!
燃料をストックから補充できなかったら高い価格の石油をとって補充します。石油の価格は安定します。つまりストックに石油が無くても必ず補充が行われ、石油が最安値になった後も1€に置けるだけ置きます。

掘れば出てくる石油

そしてバイオマス発電所(黄色のゴミ発電所)、原子力発電所はステップ1(1世代目)では購入不可となります。この2種類の発電所は更新されて現在の市場に上がった時にデッキの底に行きます。

非効率な存在

石油ジャンジャカ出るんだから石油以外いらないよね!

そしてフラグになるステップ3の発電所が出てきたらステップ2(2世代目)に移行します。
市場はというと石炭と石油は買いつくされピークオイルの予兆。

石油の価格は安定しているが高めのはず。

バイオマス発電所と原子力発電所を購入できるのもステップ2からになります。

世代の切り替わりが送電線の件数ではなくデッキの循環で切り替わるのが中東マップの特徴となります。

発電所上手く買い替えた人が勝つ?
それとも石油を信じた人が勝つ?

南アフリカマップ

南アフリカマップの特徴はというと、都市がとにかく少ないです。

どのくらい少ないかというと4人戦で最小19都市になる可能性があります。
4人でやると17都市が終了フラグなるので本当にギュウギュウ詰め。
都市が足りなさすぎるのですがマップに1人しか入れない特別な都市(国)が4,5箇所あり陣取りを意識した作りになっています。それでも苦しい。。

内陸国

フレイバーとしては電力設備が整っておらず、構成する他国にも電気が売れると考えてください。

中東マップはシステムの変更、南アフリカマップは都市の数の変更をし、どちらのマップも新鮮なゲームが楽しめます!

個人的には南アフリカマップがオススメです!

モノカルチャー経済

中東&南アフリカマップは両面使用になっており、一見共通点はなさそうではあるのですが、地域が抱えるモノカルチャー経済が共通しています。

中東は石油依存、アフリカは一次産業依存と大手電力会社の独占ぎみな供給。

南アフリカはそれに加えて、アパルトヘイト撤廃後電力需要が増加しているにもかかわらず、発電所を10年に渡り建設しなかったこともあり、慢性的な電力不足に陥った過去があります。
資本力のなさと初期のリスクを恐れた外資が参入しづらい状況が問題点としてありました。

アラブ首長国連邦は2020年に初の原子力発電所を稼働。これは中東では初の稼働であり、ピークオイルに備えた循環型エネルギーへの移行を意味しています。

南アフリカはアパルトヘイト撤廃後2000年台からは様々な資本が参入し、資源輸出型新興国としての勢いはまだまだ衰えてはおらず、投資の対象としても魅力的です。

化石燃料衰退後の未来の明るさが垣間見える2つの地域です。

反骨精神

もう一つ中東&南アフリカには共通点があります。

石油を世界で1番消費し世界で1番輸入している国が存在します。

某国は2001年以降、中東からの原油輸入量が激減し、補填分をナイジェリアやアフリカ諸国からの原油輸入にシフトしています。

オイルの戦争に巻き込まれた中東、それによって代替の取引相手となった南アフリカ、という関係性があるのです。

某国はフリードマンフリーゼの祖国ドイツにも影響を及ぼしており、ドイツとロシアを繋ぐノルドストリーム2という天然ガス供給パイプラインの建設に圧力をかけ未完成のままでいます。

次世代のエネルギーとして注目されるシェールガスにて覇権を狙う国、に対する反骨精神をフリードマンフリーゼの作家性として捉えることができます。

反骨精神

〜閑話休題〜

長々と妄言にお付き合いいただきありがとうございました!

12月は楽しい中東&南アフリカマップで遊んでみてはいかがでしょうか!

Merry Christmas!

追伸:アドベントカレンダーの記事を読んで、マウンテンキングを購入しました!いやーおもろい!

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