就活の仮面と本音
私は日系企業で働く新卒2年目社員です。
先日、就活生向け座談会に現場社員枠として参加してきました。
※座談会は新卒採用イベントの企業説明会とくっつけて行われることが多く、学生側が現場社員に自由に質問、会話できる場です。
人事部から声をかけてもらったのが参加のきっかけで、当日は現場社員として6,7人の学生相手×8グループぐらいをこなしてきました。(地味に体力使いました。。)
私自身の就職活動は3年前になるのですが、
半強制的に“就活生”という仮面を被らされているのか、それとも自らその仮面を被ってるのかよく分からない就活というイベントが正直苦手でした。
当時私が座談会で本当に質問したかったのは、勤務地とか異動の仕方とか会社入ってどうとか、入社するまで分からないけど違ったら致命的な本音の部分のはずだったのに、お利口さんぶった建前の質問ばっかりしていた記憶があります。社員さん側のまじめな回答も私の仮面被りに拍車をかけてくれました。
ただ、とある会社の採用イベントに参加した際、お堅い社風にも関わらず出てきた社員さんが良い意味で非常にラフな方でした。就活ってなんか畏まるけど、こんな自由な感じで良いんだって、仮面じゃなくて血の通った人間味を感じられて安心したのを今でも覚えています。
それでもなんだかんだ就職面接の場でも仮面を被りまくり、面接官の質問には仮面のまま答えていましたが、、
そんな過去を振り返りながら、
今回社員として参加した座談会では、3年前の就活当時の自分が聞きたかったはずのことを本音ベースで、あの社員さんを意識して血を通わせて話してきました。
座談会に参加していただいた学生の方のうち、誰か一人にでもこの感覚が刺さっていたらとても嬉しいです。
最後に、
実は3年前に面接を受けた際、少しですが仮面を外して話せた会社が一社だけありました。たまたま面接官との相性が良く、素をひきだしてもらえたからだと思っていますが。
私は今その会社で働いています。
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