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子育て中によく思うこと

どこの家庭にも、それなりに何らかの葛藤は抱えていると思う。
両親には愛情持って育ててもらったけど、周りの皆がしていないような我慢を沢山してきた(と思っている)私は、我が子の子育てで、「可哀想だった」昔の自分をよく思い出して少し悲しくなることがある。

たとえば母と姉は流行に興味なく、テレビもドラマを少しだけしか見ないので、テレビ大好きな父を否定的に見ていた。ジャンクな食べ物についても、健康志向な2人がいたので、あまり食べられなかった思い出がある。
自分の意見を強く言えなかった私は、一人暮しをしたときにとても自由な気持ちになった。
自分のお金で自分の好きな物を選ぶ、好きなだけテレビを見られる、ということが嬉しくてたまらなかった。

家族仲は良かったし、沢山助けてもらったけれど、振り返ってみれば過干渉な家庭ではあったから、息苦しさもあったのだろうと思う。

私は普通に育ちたかった。皆と同じように流行りの物を持ち、流行りのドラマや音楽の話をしたかった。自分がもう少しだけ気持ちが強かったなら、それもできていたかもしれないけれど。

そんな悲しく苦い思い出とともに子育てをしているから、してもらいたかったことは絶対にしたいと思っている。それはわがままを何でも聞くと言うことではなくて、普通に皆が経験するであろうことは、何でもさせてあげたいのだ。

親の方針でテレビを見させなかったり、ファストフードなどを一切食べさせない家庭もあるだろう。
そんな家庭の子ども達は、どんな大人になるのだろうとお節介ながら心配してしまう。
身体に悪い物だって、うまく付き合っていけばいいじゃないかと私は思う。
子どもの頃の我慢した思い出はずっと残ってしまうから、心に栄養と楽しい思い出を与えたいなと思うのだ。

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