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友達のミリオンセラー作曲家(LINEをやらない俊龍)のパソコンスペックを見て、道具と成果物の関係と、自分の目的について改めて考えた。





第一部 : 俊龍のモンスターパソコン編



モンスターパソコンが立ち上がらなくなった!


「松井くん!助けてください!パソコンが立ち上がらなくて!!!」との電話が友達の作曲家、俊龍から来た。(俊龍の履歴についてはご自身でお調べ下さい。多分、僕の10000倍くらいの成果・成績はあるはず。)

もう、8年前くらい前から、「いつ壊れてもオカシクナイので、早く買い替えよう。」と言っているが、「なんだかんだで、毎日作曲で忙しい」とのことで延び延びに。彼は会う度に「近く、新しいモンスターパソコンのパーツを丸々一台分買いにアキバに行こう!」と言うのだが、8年経っても実現はしていない。

で、今回の故障の電話である。しかも、”LINEをやっていない”ので、口頭での情報伝達のみである。ただ、2時間くらい、なんとか電話のみでやり取りして解決出来て良かった。やっとこさOSが立ち上がったので、大事なデータをクラウドにバックアップするように伝えて今回のミッションは終了したのであった。。。


自慢のモンスターパソコン


何しろこのパソコン、第一世代CoreI7搭載、13年前のパソコンなのである!そしていつも「一番良い最高スペックのモンスターパソコン買ったから!」と自慢するのである。13年前のな

壊れずにバリバリに現役なのが驚愕ではあるが。。。

「そのマシンは、老人に例えると、もう、内臓が栄養を吸収できなくて、全部点滴で栄養を取っているような状態で、いつお亡くなりになってもおかしくないよ。」と言ったら”多少は”伝わったようだが、”壊れるか本人が死ぬまで”、彼は”おれはモンスターパソコンを使い続けている!” と言い続けるであろうことをここに予言する。ある意味モンスターパソコンではある。


モンスターパソコンのスペック


CPU : Core I7 875K
メモリ : DDR3 4GBx6 計 24GB
SSD  : たしか、2.5インチのSSD1TB
グラボ :  多分、GF510あたり。(とりあえずのグラボ)
マザーボード : asus rampage iii extreme

モンスターパソコンのCPU性能は、、、

(最新の最上位CPUと比較して、5%の性能)
(ちなみに最新最下位CPUと比較して、60%くらいの性能)


(このパソコンのCPUでも、、、)
(モンスターパソコンの約2倍の性能!!!)



次のパソコンのご提案(多分却下)


「今のパソコンスペックで仕事出来てるなら、自作パソコンは調子が悪かったり、壊れた部分が判りにくいので、思い切ってノートパソコンか、せめて出来上がってるデスクトップにしよう。」と提案したが、納得いかないご様子。「今度アキバ行って、モンスターパソコンのパーツ選びしよう!」と、8年前と繰り返し同じことを言っておる。

ただ、15年くらい前まで、本来は2GBしかCubase(DTMソフト)に割り振れないのを、どうにか3GB振る技をWINDOWS上での裏技を使って動かしてた時代が長かったので、それに比べたらもの凄いことが出来る時代になったなあと。

あと、音楽DTMソフトに関しては、ここ10年くらいは”CPUを変えてもそれほどスピードはあがらない”ので、無理して買い替える理由が無い人も多そうです。逆を言えば”お安めのパソコンが1台あれば、プロレベルの曲が作れる”とも言えるかも。


音楽制作にパソコンスペックは必要?


無くてもプロになっている人は沢山いますので、必要ではないということになります。ただ、重ねて言いますが、沢山ソフト(プラグイン)を立ち上げないといけない音楽の職種(アレンジャーとか、ミックスエンジニアさんとか)の方も沢山います。



第二部 : 音楽(成果物)を残すのに必要なことは何か、そして、そのためのリソース(時間・体力・気力)について考える




じゃあ、何が音楽(成果物)を作るのに必要?


※ここから、音楽に限らずの話になりますので、目的として出来上がるものを”成果物”と記載します。そして、パソコンスペックなどの必要か必要でないか不明な要素が入っているが、仕事に使っている物体を”道具”と記載します。

結論、必要な道具はないのですが、道具が無くても問題無いと割り切って成果物を作れるかが大事なポイントだと気づきました。僕は余計な道具をすぐ買って使いこなしや組み立てやセットアップに時間を使ってしまいがちです。(これがダメなポイントだったんだなあと反省。)


では、道具が無いから出来ないというのは?


という自分も言いがちな言葉について、前向きに考えてみます。

無ければ出来ない、必要な道具があったとしたら、

①ゲットして使いこなすリソース(時間・体力・気力)を割く
②道具を使わせてもらえる環境を探して飛び込む
②無くても出来る環境・代替案に変える
③本当に無ければ出来ないなら、その成果物をスパッと辞める

の4択が思いつきました。(ほかの手段があったら教えてください)
この4つのどれかであれば、無いから出来ないとはならないかな?

目的に辿り着かなくなるだろう確率が高いのは、

⑤その道具が無いと実現出来ないと言って先延ばしにする

ことだと個人的には思っています。例えば、その道具をゲットするお金が溜まったらやろう。となると、お金を得るという目的と、お金と言う成果物が、当初の目的の前に一つ出来てしまうため、本来の目的へのルートが相当遠くなってしまう。


じゃあ、その音楽(成果物)を作ることは自分にとって本当に必要かを考える


これは、その音楽(成果物)を作ることは目的なのか?を、何のためにその音楽(成果物)を作るのか?に言い換えてみると、必要かどうかが見えそうです。

僕は音楽に関しては、大きな会場で自分の作った曲を歌って貰うことが目的でした。その目的は叶ってしまったので、音楽という成果物に対しての意欲が薄まったり折れたりしました。

ただ、音楽に関しては、作るための目的が新しく出来たら嬉しいなと思いながら毎日を過ごしています。

ここをまとめると、目的があったから、自分は音楽(成果物)が作れたのだと気づきました。


何にリソース(時間・体力・気力)を使うか?


目的に気づいたとき次に考えることは、音楽(成果物)を作るには時間・体力・気力いろいろなリソースが必要だということです。

と、最初に偉そうに書きます。

俊龍の場合は、少なくともパソコンスペック(道具の一つ)は優先度が低く、現状のままで、音楽(成果物)を作ることを優先した。これは、音楽での大きい成果を残せた一つの理由だと僕は考えています。勿論、もっと優先度が高い道具が沢山あるのだろうというのも推測出来ています。

一方、僕の場合は、道具の使いこなしや組み立てやセットアップに時間を使ってしまい、目的・成果物が不明になりがちです。

目的・成果物が不明になりがちです!!!

あ、これはだめだ。道具を使いこなすことが目的になっていて、リソースを使う先になっている。今は、会社の経営を伸ばすことが目的なのでそこにフォーカスしようと意識を新たに出来ました。サンキュー俊龍。


俊龍が機材について言った一言


ところで、彼が言っていた機材(道具)に関しての感慨深い言葉が有ります。それは、

「機材(道具)で迷った時は、多少無理をしてでも高い方を買う。安い方を買ったら、後から絶対高い方が気になってしまう。」

つまり、”その機材(道具)を使って音楽(成果物)を作ることが目的であり、道具を比較検討することは目的ではない”自分で見切ったり、自分を納得させる時の基準なのだと思います。

こうすることで、彼は、同種の機材を考えるリソース(時間・体力・気力)を排除して、別なことにリソース(時間・体力・気力)を振ったのです。

この時の機材は、40万円のマイクプリ(ニーブのレプリカ)と20万円のマイクプリ(確かユニバーサルオーディオ)の二択で凄く迷って前者にした時の言葉です。

勿論、「あれは、高すぎてむりだよ~」っていう機材の話もしたことも有ります(笑)。高いほうと言っても、ある程度選択した中での高い方と思ってください。

彼のスピーカーは、先日スピーカー編で書いたムジークのRL906、インターフェースはRMEのUFXです。多分両方とも、同じ選び方をしているのだと思います。

自分も、インターフェースはRMEのUCXを使っています。10年以上使っていますが、少なくとも、10万円以下のインターフェースについては考えなくて良いので、結果、凄くコスパが良かったと思っています。

そのうち長期間維持している機材とすぐ手放した機材について書きたいと思います。


LINEをやらない俊龍め!


LINEをやらないのも、LINEを道具とするなら、リソース(時間・体力・気力)調整の為にプラスメッセージにしているのかもしれませんね!!!


最後に


今後は目的への最短距離を意識して、何にリソース(時間・体力・気力)を使うかの選択を日々意識して改めて行きたい所存です!(出来てない自分への戒め)

ではまた!




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