見出し画像

「まったり外資」はこんな業界、こんな会社

まったり外資転職のすすめ、Woo(うー)です。

外資系企業って、バリバリ高年収だけじゃなくて、まったりしていてそこそこ良い給料、しっかりおやすみの会社もあるよー!というのを発信しています。

前回まで、まったり外資系企業がどんな傾向があったり、どういう状況なのか、ということをかるく説明させて頂きました。

ある程度、私の記事を読んでくれた方は、なんとなくのイメージはついてきたかと思います。それと同時に、「じゃあ具体的にまったり外資って、どんな企業なのかそろそろ教えてヨ」と思ってる頃だろうな、と思います(笑、すみません)

なので、この記事では、「まったり外資」がどんな業界に多かったり、どんなビジネスをしている会社なのか、触れていきたいなと思います。

おさらいになりますが、私のいう「まったり外資」は、世間一般で「外資系」という言葉でイメージされるものとは全く違います。
特に、IT・コンサル・金融(なかでもアメリカ系)は、「まったり外資」とは真逆の「バリバリ外資」なので、改めて皆さん、自身の固定概念やレッテルを取り払ってくださいね。



「はいはい、それはわかった、で、まったり外資って、どんな会社なのさ」

例えばそう・・・ ネジの会社です!!

・・・

・・・

・・・え、ネジ?

と思っている方は、まだまだまったり外資の神髄を知らないと言えます。

皆さんの身の回りにも、ネジってたくさんありますよね?電化製品や家具、家電、自宅にも使われているし車にも電車にも、そこらじゅうにある存在だと言えます。その中で、単純なネジではない、特許を持った製品や、特別な製造方法ではないと作れない製品が結構あるのです。

そういった製品は、世界的にも経済成長が早かったアメリカや、ヨーロッパの会社であることが多いです。特許や社外秘に守られた製品なので、簡単に日本でマネして作ることも出来ません。

爆発的に売れるわけではないけど、確実に必要で、日本でも販売網やサポートが必要・・・ もう、おわかりですね。
「まったり外資」の要件を十分に満たしています。

こういう会社だったら、営業マンか、営業アシスタント、あるいは総務・人事のポジションに募集があると考えられます。
「営業マン」と言っても、基本的に決まったお客さんに、決まった製品を、決まった数、安定して納品するのが主な仕事です。バリバリに拡販したり数字に追われる仕事ではないです。営業アシスタントや、総務・人事も同様ですね。

ものすごい成長する仕事でもないし、超高年収の仕事でもないけど、しっかり真面目にやっていれば、それなりの年収(アメリカ、ヨーロッパ基準のそこそこ年収、日本での準大手企業くらい)は得られて、残業なし、有給しっかりの生活が出来ます。

「英語が必須ではないの?」と思うかも知れませんが、日本支社長とか、マネージャーとかで入社するのでなければ、ほぼ不要というケースが大半です。万が一、英文メールを出す必要があっても、完全に翻訳ツールで対応できるレベルでしょう。

おんなじようなものだと、「バルブ」とか、「船の部品」というのもあります。

「バルブ」っていうのは、こういうヤツですね。

主に工場で使われる、水や油などの液体を通したり、閉めたりするための器具です。広い意味では、水道の蛇口もバルブですよね。手で絞めたり、自動で閉まるものもあります。
こういうのって、むちゃくちゃ地味なんですけど、工場にはなくてはならない存在なんです。
これもネジと一緒で、特許を持った製品や、特別な製造方法ではないと作れない製品があります。中には、「海外製のバルブに合うように作られている機械」もあるので、その機械には絶対必要です。
こういうバルブって、動かすものだし、水や油に常に触れるので、基本的には消耗品の考え方で、定期的に新品に替えていかないといけないんですね。
そうすると・・・
海外メーカーの品だけど、一定量日本で販売しないといけなくて、日本の顧客とやり取りするには日本人が必要で、アフターフォローやサポートがメインの仕事・・・が発生しますよね!
それが「それがまったり外資」なんです。

「船の部品」も同じで、私たちが知らないところで、膨大な数の船が日本に来て、荷物を降ろしたり、日本製品を船積みして出航したりしています。その過程で、やはり修理が必要だったり、定期的に交換しないといけない部品が発生します。
それらは日本に在庫しないといけないし、サポートしたり、取り付けは日本人スタッフが行ったりしないといけない。猛烈に販売拡大していくわけじゃないけど、しっかり地道に定期的にこなしていく仕事が必要・・・はい、「まったり外資」です!

「バルブ」の時と同様、数字に追われるようなノルマもないし、英会話も必要ありません。年収や有給の考えは欧米基準なので、いわゆる日本人がイメージする「働きやすい会社」なわけです。

でも、普通に生活していて、
「よし、ネジの会社で働こう!」
「船部品の会社に応募しよう!」
とはならないですよね?

そこが「まったり外資」のポイントでもあり、ねらい目でもあるところなんですよね。

入社しやすい(ライバルが少ない)理由もそこにあります。

今回は「ネジ」と「船の部品」で、少し機械寄りな感じでしたが、また今後、違った観点・業界での「まったり外資」も挙げていこうと思います。

よろしくです~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?