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僕が「人」と対話をするときの術について

この前人生初めて渋谷でタピオカを飲んであまりの美味さに感動した陰キャです。

僕がリアルの友人たちに自分のことを「人見知り」だとか「コミュ障」だとか言うと大概の人から「ウソつけ」と言われるんですけど、本当に「人」と話すのは苦手です。

「人」と話すのが嫌いってどういう感覚か分かりますか。=孤高に自惚れてるんです。大した人間でもないくせに。自分だけの静粛や煩悩を楽しんでいるわけです。

つまり、そこに赤の他人が土足で入り込んでくる意味が分からないわけですね。恐らくこれが中二病ってやつです。


どこの場所に行っても周りよりはそれなりのスキルがあったから主催とか幹事とかは何となく務めていましたが、今思い返してみると、全てが浅はかでした。

浅い関係というのは、儚くて、脆弱です。学生時代に僕の隣でニコニコしていた方々は、神隠しに遭ったかのように消え去りました。


そんなただの雑魚キャラだった僕はトークを磨くために、就活の時に内定5社もらっていた中から、あえて“営業”が出来る会社を選びました。

入社してからは、もうそれはそれは地獄で。

知ってる人間ですら話すのが億劫な僕が、全く初対面の人たちに自社の商品を販売する仕事をしているわけですから。それでも、自ら茨の道を選択したわけだし、体調をいくら壊そうが会社には何とか行き続けました。

入社2年目。2018年。

僕は入社1年目にノルマ達成が叶わなかった悔しさをバネに、独学で“自分を売る”方法を習得しました。本も読んだし、それこそ相手に合わせて話すトークを色々試して。なんだかんだで自分の話術だけで結果も残せるようになりました。


今回の題材は、そんな「ちょっとだけ営業が得意な僕」の“今”の対話の術(すべ)についてです。

これは参考にしてもらいたいから書いているわけではなくて、今回もあくまでも自己開示の一貫として、僕という人間がこういう風に意識しながら話しているんだという理解だけしてもらいたいから書いています。

僕は、あなたとの未来を想像しながら話しています。

僕は、あなたとの未来を想像しながら話しています。

どこぞの教祖が放ちそうな台詞から入ってみましたが、本当にそうしています。

あなたとの関係性がより面白くなる未来を自分の頭の中で想像して、言葉の一つひとつを取捨選択しながら話しています

そして初対面の場合は、出会って5分以内に、あなたの最初の印象だけでトークの運び方を決めています。

「この人はこういう人だから自分の話からしてみよう」
「この人はこういう人だから相手の話から聞いてみよう」
「この人はこういう人だからアイスブレイクから入ってみよう」

これは、僕の脳内でラス(RAS)という高性能な機能が働いているからで、あなたをファーストインプレッションだけで判断し、OK/NGの情報を、本能的に、瞬時に取り分けているわけですね。

※ただ、僕も心理学のプロとかでは一切ないので、深く話をしてみないと結局その人の人となりだったりとかは全く分かりません。

対面。そこに明確な「初頭効果」があるわけだけど、徐々に「親近効果」に変化させていく運びにします。

まあ、就職の面接なんかが分かりやすい例ですよね。「初頭効果」でしかその人のことを判断出来ないから、あそこでのキャッチボールには何の深みもないんですよ。

この前同い年のPOOLOメンバーと1on1で話していた時に、「何から話す?」という前代未聞の入り口からトークを進めましたが、そういうやり方も結構面白いなと初めて学びました。会話の順序を組み立てる手段としては、非常にやりやすいかもしれない。特に深い話のときであればあるほど。


さて、僕がトークの時に心がけているのは「自分自身の話を滅茶苦茶する」ことです。

これは「人」が感受するマインドとして当たり前のことだと思うんですけど、「自分にここまで話してくれるんだ」という相手には心を開けますし、そこに多大なる信用(信頼)が生まれます。

つまり、相手より先に自己開示をすることが重要なわけです。

これは心理学的に見ても、非常に有効だと言われています。ただ、大切なのは、これだけをやっていてもただのエゴ(一方通行)に過ぎないということ。

どうすれば1回の対話で相手とのラポールを築き上げられるか

“初対面”こそが、それを作りやすい時間だとも言われています。

僕は、基本的に相手の話を聞くほうが好きなので、その為の前座で「自分を売る」作業を行っています。というか、僕は自身の話をするのも案外好きだと最近気づいたので、結構明確にメリハリがつけやすいのかも。

この両立が出来るか出来ないかで、対話の面白みは変わってくると思います。

自分の価値観と相手の価値観が合致することはないにしても、意外な共通点で盛り上がったり、不可解な相違点で議論をしたりすることは、お互いにとって良き相乗効果を生み出します。


――僕は多分、あなたの価値観で必要以上に“震撼”したいのだと思う

僕は究極の変態なので、あなたに心を揺れ動かされることが今は快感でしかないわけです。

今まで出会ったこともない価値観は、自分の人生に豊かな彩りを与えてくれるし、僕自身のそれも、あなたが出会ったこともない価値観でありたいと思っている。

そこに生まれたシナジーが、最高に気持ちいい…!
だから僕は、1対1の対話にありとあらゆる意義を見出せているのだと思う。

そして、僕があなたとの対話に求めているのは、ヒーリングであり、学びでもあります。

お互いがそういう関係になれたら、未来はとっても面白そうじゃないですか…?


このように、僕は論理的でとてつもなく面倒くさい人間ですが、絶対に、自分との時間はつまらない時間にはしないことを心がけています。

これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。

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