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【有料記事#1】「老眼」とはこれでおさらば!?眼科領域のアンチエイジングはここまでわかった

※この記事は、「アンチエイジング医学の基礎と臨床」から引用した重要な情報を含む、有料級の情報であるため、全体の公開については有料とさせていただきます。

アンチエイジングは、肌や髪やスタイルなどの見た目や、内臓の健康だけに留まりません。目のアンチエイジング、と言われたらはっと気づくことも多いでしょう。特に、40代以降に多く発生するという老眼は、これをお読みのあなたももしかしたらお悩みかもしれません。

個人的な話ですが、とても綺麗な美魔女の方がたまに「老眼鏡です」と言いながら眼鏡姿をSNSに投稿しているのを見ると、ちょっと悲しくなったりします…

しかし、医学の進歩はすごいもの。眼科領域でも、加齢に伴う疾患の予防や進行の抑制、眼精疲労などに対する臨床試験で、食品の成分の有効性が示されているものがあります。

それも、私たちが食事やサプリで手軽にとれる栄養素が、目のアンチエイジングにとても有効なのです!

この記事では、そのうちの代表的なものについて解説します!これを読めば、おじさん・おばさん臭く見えてしまう老眼を防げるかも…

早速見ていきましょう!


加齢黄斑変性を抑制する成分その1

加齢黄斑変性とは、黄斑という、視覚において非常に重要な目の部分が加齢により形が変わってしまい、ものが歪んで見えたりする病気です。

2001年に発表された論文によると、健常者を対象にして抗酸化物質を摂取する大規模な臨床研究がアメリカで行われたそうです。この研究では、ビタミンA、C.、E、亜鉛、銅などの効果が延べ3,000人以上を対象に研究されました。

その結果、加齢黄斑変性の重症例の進行予防効果がみられたとのこと。

具体的には大型/中型のドルーゼン(加齢黄斑変性の前兆)が存在するか、片眼に加齢黄斑変性がある場合、検査眼の加齢黄斑変性への進行率が抗酸化ビタミンとミネラルを摂取した人たち(ビタミンC 500mg、ビタミンE 400IU+微量ミネラル(亜鉛80mg, 銅2mg))では、プラセボ群(これらの物質を摂取しなかった人たち)と比較して、25%も減少したそうです。

一方で、ビタミンAは抗酸化作用を有し、なおかつロドプシンという視覚に重要な物質のもととなる成分でもあるため、視覚機能に必須です。しかし、この研究中に喫煙者ではビタミンA摂取群で肺がん発生率が有意に高くなったそうなのです。

もっとも、アンチエイジングに興味のある、これをお読みのあなたが、喫煙者であるとは想像しにくいのですが…

結論としては、ビタミンやミネラル、特にビタミンCとE、亜鉛や銅が、加齢黄斑変性の進行抑制に有効である可能性が高いということだそうです。

この研究は、ビタミンやミネラルなどのいわゆるサプリメントに対する医学的な有効性が示された重要な研究です!

加齢黄斑変性を抑制する成分その2

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