見出し画像

マネージメントサイクルの追求 #14 KPIによる定点観測で成長を実感

マネジメントサイクルを導入すると、
仕事が楽になり、システマチックに
仕事を回すことが出来る様になります。
働いている皆さんの実感として、
「仕事がうまく回っている」と感じられます。
それを数値で視える化して行きたいですね。

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、#14 定点観測で成長を実感する
 についてです。

定点観測をする指標を決める

業績数値をダイレクトに目標とすることは
一つの会社の目標設定として正しいのですが、
業績向上だけでは「業務を回す力」が
強化されているのかは、視えて来ません。

そこで、中間指標であるKPIを設定し、
業績に繋がるプロセスが強化されているのかを
評価する事が大切になります。

KPIを設定するポイントの解説を
以前させて頂きましたが、
KPIは長期間追っていく中間指標を設定する
のが良いとされています。
詳細に関しては、リンクの内容をご確認ください

KPIを長期に定点観測・改善する

良いKPIは、その組織の業務遂行能力を
直接評価することが出来る指標です。
何かというと、プロセスの実行力を見る指標。

例えば、毎年3%の原価低減を達成する
大きな目標があったとします。
この原価低減3%は、KGIとなります。
(KGI:Key Goal Indicator)

KGIを達成する為に、いくつかのプロセスにおける
KGIに直結する中間指標・KPIを設定します。
例えば、製品の合格率がそれにあたります。

現在の実力は、合格率90%だけど、
目標としては99%を達成したい。
99%が達成できれば、KGI原価低減率3%が達成できる。
9%の改善を行っていく必要がありますね。

ここで言う「製品の合格率」が「KPI」です。
(KPI)である製品の合格率が向上すると、
(KGI)の原価低減がなされる関係性になります。

合格率9%を向上して行くために、
様々な改善を行っていきます。
例えば、9%の原因が以下の通りの場合
①3%:設計力・部品起因による不具合
②2%:製造力・作業者起因による不具合
③2%:製造力・設備起因による不具合
④1%:製造力・修理品起因による不具合
⑤1%:その他
この①~⑤の対策を取ることにより
合格率が向上して行きます。

この製品合格率をKPIに置くと、
①~⑤の活動全体の進行状況が確認でき、
現在のオペレーションの実力が
分かるようになっていきます。

例えば、
①は3%➡1%に改善できたが、
②は2%➡3%に悪化してしまった。
と言うように、現在の実力値が「改善」されたのか
「悪化」したのかが視えるようになります。
そして、悪化した場合には、その原因を
素早く確認することが出来るようになります。

定点観測する事で現在の実力が分かる

この様に90%の合格率を改善して、
99%の目標を達成するための中間目標を
常に定点観測すると、現在の実力が分かります。

・設計力のバラツキ
・部品の生産工程能力のバラツキ
・作業者のバラツキ
・設備のバラツキなど、バラツク要因は様々です。
これらのバラツキを抑えることによって、
品質は向上するのですが、
一足飛びに不良ゼロにすることは難しいです。

そこで、KPIを設定して日々改善し、
設計力・工程能力・作業者の能力などの
業務能力を向上させて品質を向上させるのですね。

1年で達成される可能性もありますが、
何年も追及して初めて達成されるかもしれません。
この様に、長期レンジで追跡して向上させていく
指標を是非ともKPIに設定したいですね。


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

■お知らせ■

HPを開設しました。
ご興味がございましたら、覗いてみて下さい!

■過去の記事■

■SBT資格講座■

この講座では、大脳生理学と心理学を組合わせて
「常にプラス思考でいる為の方法」をお伝えします。
SBTの入門編にあたる3級資格講座を準備しています。
ご興味がある方は、ご連絡を戴けると嬉しいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?