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マネージメントサイクルの追求 #02 原価低減(原価構成の理解)

マネージメントサイクルを構築する事により
社長部長さんの忙しさが緩和されたところで
マネージメントサイクルを使って
更に何を追求すべきなのかをお伝えして行きます!

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、#02 原価低減(原価構成の理解) についてです。

業績向上は、少ない費用で沢山売ること

どなたもご存じの事ですが、
会社の業績は、売上高-経費=利益になります。
利益を確保するためには、
売上高よりも少ない経費で運営しなければなりません。
言葉で言うのは簡単ですが、この簡単な計算が
現実場面ではナカナカうまく行きません。

売上高=顧客数(販売数)×客単価(単価)です。

売上高を向上させるためには、
a)販売数を伸ばすか、b)客単価を上げるのか。
販売数を優先的に向上させるのか、
客単価を先に上げるのかは、議論になります。
ただ、10年連続で増収増益を続けたい場合には、
販売数を伸ばすことが鉄則です。

やはり、客単価を上げる事は、
一人のお客さんが同じ商品に2倍の値段で
購入してくれないことを考えると、
ナゼ販売数を伸ばすことが優先度が高いのか
ご理解を戴けると思います。
販売数が伸びてからの事となります。

一方、利益を残すためには、
最少の経費で事業を運営することが鉄則です。
まずは、売上よりも少ない経費で運営する。
利益が出るようになってからは、
最少の経費で運営する。

経費は、商品やサービスを販売する為に
かかったお金・費用のことです。
a)仕入れ値、b)人件費、c)家賃・水道光熱費、
d)償却費、e)その他経費
 などですね。

その経費にも2種類あります。
・原価:売上を構成する商品・サービスを
   作成するための費用
・経費:一般管理費、販売管理費とも言われ
   商品・サービスを提供するための費用

本日は、この費用の中でも「原価」について
深掘りして行きます。

原価の構成要素

私は製造業出身であるため、
原価の事を「製造原価」と呼びます。
構成要素は、以下の通りです

【製造原価の構成要素】
・材料費:購入してきた仕入れ代
・人件費:製品・サービスを製造した方々の賃金など
・家賃水道光熱費:
  製品・サービスを製造する為に必要な家賃水道光熱費
・償却費:過去に行った投資に対する償却費
・他費用:出張旅費や従業員教育などの費用

この中で、マネージメントサイクルで
毎年、改善して行きたい費用は、
「材料費」「人件費」「他費用」ですね!

これらの費用を、売上高で割った
・売上高材料費比率
・売上高人件費比率
・売上高他費用比率 の過去データがあると
KPIの設定もやりやすく、目標も立てやすくなります

材料費・人件費・他費用の改善

利益を創出するためには、
売上高〇〇比率を前年よりも低ければ良いです。
もしも、売上高が伸びている会社であれば、
前期と同じ「人件費」と「他費用」であれば
前期よりも利益を残すことが出来ます。

①材料費比率の改善
・バイヤーさんと言われるようになっていますが、
 機器を製造している場合は部品の調達
 アパレルの場合は洋服のバイヤー
 飲食業の場合は、食材の仕入れ
などになります。

実は、材料費比率の改善は、商品やサービスの品質に
直結する為、やみくもに安いものに
飛びつくわけにはいきません。
飲食で考えると分かると思い明日が、
鮮度の落ちた多少安い食材を仕入れるのか、
新鮮だが高めの食材を仕入れるのかで、
そのお店の品質そのものが決定します。

よって、材料費率の改善は、技術を持った人が
取引先との交渉を行うのが鉄則ですね。
価格交渉だけでは、ナカナカ思うような価格まで
下げていくことが出来ませんので、
2社購買したり、安い国から調達したりと
工夫をすれば山ほどアイディアが出てくる分野です。

ただ、バイヤーとしての知識や交渉力が必要
となりますので、専門家がいると良いですね。

②人件費の改善
人件費は、業務効率を上げる必要があります。
実は、マネージメントサイクルを構築し
導入するだけで、格段に業務効率が上がります!

社長部長さんの忙しさから解放されるだけでも
大きなメリットになるはずです。

製造現場の場合には、工程改善などを行い
継続的に一人一人の作業工数を少しづつ
削減して行くコトを行っています。

生産当初10名のラインでモノを作っていても
2か月後には8名のラインで物が作れるようになる
その様にして、モノづくりを行っていくと
必ず儲けが出るようになります。

③他経費の改善
他経費は、5Sを実施して行くと、徐々に減ります。
無駄な買い物をなるべくしないように心掛ける。
ただし、社長部長が考えなければならないのが
「社員教育」です。
皆さんから見て、社員のスキルが不足している
場合には、利益の状況を見たうえで、
まずは教育をして行くのが良いです。
はやり、社員は会社にとっての大きな財産です。
財産を生かすも殺すも、経営次第です。

④何よりも品質確保・不良ゼロが大切
そして、何よりも品質を確保し、
不良をゼロにすることが、
最も原価低減に寄与します!

何故かと言うと、不良こそ悪の根源なのです!
不良が発生すると
・修理や手直しが発生する
・修理や手直しした部品が廃棄となる
・修理者が必要となる(技術を持った人)
・不良が20%だと、20%多く材料を購入する必要がある
・不良が多いと、検査要員も多く必要になる
などなどです。

よって、不良の多い工場は、儲かりません。
不良をゼロにして行くと、
製造ラインが順調に流れだし、
修理者などの要員も不要となり、
部品の廃棄もなくなります。

一気に利益が出る工場に様変わりします。

製造工場だけでなく、どの業種にも言える事です。
食品業界であっても、不良品が流出して、
回収騒ぎになると、今まで積み上げてきた利益が
吹っ飛んでしまいます!

やはり、モノづくりにおいては、
「不良ゼロ」に拘り続けることが重要です!


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

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