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昭和と平成の物価と賃金状況 / 経済情勢

本日は、昭和~平成にかけての物価指数などの
経済指標を少し見ていきたいと思います。
やはり、平成の時代は、本当に異常なことが
発生していたのだと、よく分かります。

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、昭和と平成の物価と賃金状況 についてです。

昭和は何でも値上がりした時代

昭和の間は、以下の状態が維持された時代でした。
・物価が上がり
・賃金も上がり
・金利も高い状態で維持

数値で見ると、以下のようになっています。
1年ごとの数値を見ても分かりづらいので、
5年間の平均で見てみると、以下のようになります。

大卒初任給を見ると、給料の急激な伸びが
よく分かります。
5年で1.2~1.5倍以上の伸びになっていますね。。。
1966年~1970年の平均は、3万5千円 ----
1971年~1975年の平均は、6万6千円 1.89倍
1976年~1980年の平均は、10万5千円 1.59倍
1981年~1985年の平均は、13万1千円 1.25倍
1986年~1990年の平均は、15万5千円 1.18倍
1991年~1995年の平均は、18万9千円 1.21倍

毎年、これだけのベースアップしていたのですね。
今考えると羨ましい限りです。
なぜこのようなことが出来たのかを考えてみると、
新しく日本人が開発した製品がドンドン世の中に
出てきたころで、付加価値を上げることが出来たいのですね。
トランジスターラジオ、カラーテレビ、ビデオ、車
あらゆるものを、日本がけん引していました。

物価上昇と同様に、給料も上昇していました。
この状態で、好景気にらない方がおかしいですね。

平成は物価が全く上がらない時代

1987年のブラックマンデーでバブルがはじけ、
株が暴落し、土地が暴落し、銀行や証券会社が
経営破綻しました。また、金融ビックバンもあり、
多くの国民が、投資する事を止めました。

そして、1995年~96年から始まった就職氷河期。
このころから、大卒初任給がほぼ据え置きになり
1995年 194,200円 ➡ 2019年 210,200円
約25年間もの長期間大卒初任給は、1.08倍しか
増えていません。
1970年 46,400円➡ 1995年 194,200円
その前の25年間は、4.18倍にまで伸びています。

全く賃金が変わらないと言っても良いでしょう。
世界的に見ても、奇妙な現象が発生していたのです。

平成は付加価値を上げてこなかった

平成の時代の多くの大企業は、
研究開発を止めて、新しい製品開発を止め
マーケットリサーチで売れそうな商品だけを
作る状態になって来てしまいました。

この背景には、多くの企業の経営が
「付加価値を生み出す経営」から
「新たな挑戦をせず、コストカットで利益を出す経営」
に切り替わってしまったことが原因です。
日産にカルロスゴーンが社長になって、
1年目から黒字転換した時には誰もが驚きました。

製造業の非正規労働者の割合も大きな変化です。
1990年代は15~20%前後でありましたが、
小泉・竹中内閣の時に働者派遣法が改正され、
その割合が大幅に上昇し、
2020年には40%に迫る勢いになっています。
半分近くの従業員が非正規労働と言う異常事態に
なってしまっているのですね。

① 開発投資を止めて、付加価値を生まなくなる
② 投資をしなくてよいので、利益が残る
③ 更に正社員を減らして、非正規労働に切り替え
 営業利益が残りやすい状態になる
④ 残った利益は、「内部留保」と「役員報酬」に
 振り分けられる。
そんな状態になっているのです。。。

平成の時代は研究開発をしてこなかったつけが、
現在の状態になっているわけですね。
どういうことかと言うと、
「スマホ」も「5G技術」も「ネット技術」も
「半導体」も「バイオ」も、、、
すべてアメリカ・中国で牛耳れています。
日本発祥のIT製品や技術は非常に少ない。

ただ、過去の事を嘆いても仕方がありません!
これからは、日本の技術や感性や細やかさが必要です。
あらゆるものの最終仕上げは、
日本でやると滑らしい仕上がりになります。

そして、大企業で抱えている「500兆円の内部留保」
これから、非正規労働者の賃金 や 株価上昇に向けて
大々的に使われていく可能性があります。

明日以降で、その話をしていきたいと思います!


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。


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