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帰宅後に自分を労る動線づくり


昔、「老後2000万問題」っていうのがニュースで取り上げられて、

その時、ワイドショーがとりたててこの問題を扱って街の人のインタビューやらで
「老後が不安」とか、「2000万も無理」とか「政府がだめだ」などと話していた。

別にそれを聞いたからって、
わたしはすぐに行動を起こした記憶はないし、
この問題がとりあげられた時は「ふーん」と思っていたのだけど、

でもどこかで
「まあ貯金はちゃんと考えたほうがいいのかもしれない」と意図せず思うようになった。


人生の楽しみを犠牲にする貯金はだめだけど、
でも、将来の自分を助けてくれるのも、貯金(投資)なのだろうと。

結局、今のところ自分は自分で守って、いたわってあげるしかないのである。


そう思うと、わたしはお金をつかうときにメリハリを意識するようになった。
たいそうなものではないけど、

例えば
メイクはプチプラでいいけど、肌をつくる基礎化粧品はドクターズコスメ。
味に影響しない調味料(片栗粉とか)は、プライベートブランドとか。

そして、消費していくものは、安いものでいいではないか、と。

その安いものでいい、のジャンルの上位に入っているのが、
洗面台のハンドソープだった。

ドラッグストアで買えるもので十分と思っているのだが、

先日、雑貨屋さんに姉と訪れた時のこと。

姉が商品選びに悩んでいたので、ふらふらと店の中を物色していたら
おしゃれなボトルに入ったハンドソープコーナーがあった。

香りが5、6種類あって、順番に香って楽しんでいたら、とても良い香りで、

ボトルもかわいくていい香り~と姉に話しかけたら「いいじゃん、買っちゃえば?」と返ってきた。


値段を見ると、いつも使ってるまのの詰め替え用の数倍だったけど、高級ブランドものには全然届かない値段だった。

こんな毎日使うものに…と思ったけど、

まあ洗面台の雰囲気も変わるし、
「たまにはいいか」と思い、初めてドラッグストアで買えるもの以外のハンドソープを家用に購入した。

単純なわたしはレジに出して「自宅用です」と話す時もちょっとドキドキした。

店員のおねえさん、これ、わたしの手に使うんです!!!

てな感じで、鼻息荒く購入。


そして、使用しているものがなくなったタイミングで使ってみた。

早速手を洗ってみる。

いい香り!!!

洗ってる時は香りに癒やされ、その後も手からほんのりいい香りがした。

その後、夫が帰ってきて洗面台に行ってリビングに来た時、
夫は「ハンドソープが良い香りすぎて、腕まで洗っちゃった」と言った。

でえい。私がまだやったことのない使い方をもうしてやがる!!!

でも、夫もわたし同様、
「癒やされた~」と言っていて

仕事から帰ってきて、ほぼ最初に癒やされる動線っていいなと思った。

ハンドソープ、ちょっと良い香りのものを使うのもいいのかもしれない。

そういう共通の認識が夫婦で根付くか?という時、
やはり夫が出張先でお土産としてハンドソープを買ってきてくれた。

これもまた、ま~~~~いい香りで。
さっき言ったみたいに、疲れて帰ってきて最初に手も洗って、香りで癒やされる。
在宅勤務でちょっと煮詰まってきたころに、手を洗って気分の切り替え。

洗浄機能、癒し機能、気分のリセット機能

一石三鳥!!!

そう、最近のマイブームがハンドソープ。
ちょっとした贅沢っていいなって思いました。

お金出したら、良いものというのはそうなんだけど、
でも、たまには自分の「消耗品=手ごろなもの」っていう枠組みを、いわゆる棚卸ししてみてもいいのかな~~なんて思ったのでした。

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