自分の書いた書籍を売るためのマーケティング

書籍を売るためのマーケティングは王道が中心で特に新たな驚きがないと思いますが、それでも参考になることがあるかもしれないと思い、自分の経験から取りまとめてみました。

＜マインドセット＞

・１番のセールスパーソンは、著者である自分です。著者がセールスに気合いを入れるとその本は売れる確率が上がります。出版社も頑張ってくれますが、出版社任せだとそこまでうまくいきません。著者リードで、二人三脚で頑張るのが一番大事だと思います。

・本を一冊書くのは本当に大変なことです。そこにものすごい時間とエネルギーを割きますが、せっかく書いた本も多くの人に読んでもらえないと意味がありません。出すだけで満足せずに、書籍を知ってもらって、手に取ってもらうところまでしっかりやるのが大事です。

・よく言われることですが、本は自分のかわいい子供です。生まれて終わりではなくて、生まれてからがスタートです。しっかり育てていきましょう。

＜献本＞

・出版社から無料で１０−２０冊の献本ができると思います。献本は、お世話になった人に送るのも大事ですが（それは個人でやる）、書籍のためには読んでレビューを書いてくれそうな人にも送ることを重視しましょう。
→下にも書きましたが、特にアマゾンのレビューは大事なので、出版されてからなるべく早めに10人以上の人が読んでアマゾンレビューを書いてくれるように、積極的に献本しましょう。

・少し図々しいようですが、友人の職場などへ自分の足で訪れて、その場で本を渡して、写真を撮って、ツイートしてもらいましょう。自分もSNSにあげましょう。
→著者がいちばんのセールスマン。遠慮しているとなかなか書籍の存在を知ってもらえません。知ってもらう、ということを頑張っていきましょう。
・自分の周りのフォロワーがたくさんいる人に紹介してもらいましょう。ツイッター、フェイスブックなどまんべんにメディアのバランスも考えましょう。みんな応援してくれるはずです！

＜イベント＞

・出版イベントを定期的にやる
→本は出た時が一番注目されて徐々に注目度は下がってくる。
いかに情報として鮮度を保てるか、トークイベントや、別の書籍を出されている著者の人との対談とかをいくつかやるとよい。

・イベントの内容（発言要旨など）を後日WEBで公開する（出版社サイト、ブログ、noteなどで）
・B&BやABCなど本屋さんでのトークイベントもその場での購入につながるのでよい

＜メディアなど＞

・自分が最大のセールスマンなので、自分のSNSではみんながややしつこいなと思うくらいに書籍関連の投稿をする。ここを遠慮しないほうがいい。

・僕はやっていないけれど、本の専用のホームページをつくるのもあり
・本の内容は出し惜しみしないでネット上で紹介しましょう
・多くの読者のいるメルマガ・メーリングリストなどで紹介してくれる人がいたらそれも大事です
・新聞社の知り合いやルートがあれば、書評で取り上げてもらいましょう
・出版社関連メディアを利用する。例えば宣伝会議ならアドタイなど、関連メディアに書かせてもらいましょう。日経BPなら日経ビジネスオンラインなど。
・出版社関連イベントを活用する。宣伝会議なら、アドタイ・デイズとか。
・自分の講義と関連づけて教科書にしてもらうことも検討できます
・新聞・雑誌などで取り上げてもらう
→知り合いはいないか考える
・なるべくさまざな読者のいるメディアでの露出を考える
→自分が所属する業界だけにならないように

＜アマゾンについて＞

・いわずもがなアマゾンが売り上げを左右します。アマゾンには書籍の内容とか、ページの紹介とか、画像やイラストなどをつけて、なるべくたくさん本の内容を紹介しましょう。出し惜しみしないようにしましょう。

・「試し読み」というのもできるようにしておく。とにかく出し惜しみをしても意味がないので。
・「出版社より」というコーナーになるべく画像を貼って、どういう内容かがわかるようにする。
→参考までに僕の書籍のリンクです。出版社の方が頑張ってくださいました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4295403628

・アマゾンでは、書籍のカテゴリーの設定ができ（「登録情報」の、「アマゾン売れ筋ランキング」というところ）ますが、ニッチなカテゴリーで１位を取れそうなカテゴリーを設定しておくとよいそうです。
→僕の場合は例えば激戦の英文メールとかのカテゴリーではなく、「プレゼンテーションのためのビジネス英語」とか「ビジネス英語辞典」などのカテゴリーで登録しありまして、ちょいちょい１位になっています。
・レビューは初期段階でも３つくらいはあるようにしておくと良いです。なるべく早めにレビューは１０こ以上に！

以上になります。

ちょっと急いで取りまとめたので、また後日追記するかもしれません。

本を出された方や、今後出そうと思われている方の参考になりますように！また、もっといい方法をご存知の方もぜひご意見ください！

よろしくお願いします！