松本誠謙

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  • 執筆活動ブログ(ティフ研ブログ)

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    地域の中小企業診断士専門家チーム【ティフ研】/栃木県中小企業診断士会ティフ研(企業内診断士研究会)のメンバー達によるブログリレー 【YouTube】https://youtu.be/2ZSx-K-q4bU【士会HP】http://rmc-tochigi.or.jp

最近の記事

中小企業にとってのGX

GX(グリーントランスフォーメーション)という言葉を聞いたことがない!という人は、まだまだ大多数だと思います。 ※この出だしは、8/19のオンラインサロンのもう一方の発表者の「DX」をオマージュした対比です。 https://note.com/marunote_note/n/n77e856f9c0d0?magazine_key=m4a06c531a944 DX(デジタルトランスフォーメーション)の方が、知名度がありますが、GXも経済産業省の政策にも何度も登場し、「GXリーグ

    • カーボンニュートラル百花繚乱、CO2排出量目標ってどうやって計算しているの?

       カーボンニュートラル、環境面でも経済面でも、そして生活面でも、聞かない日がない言葉ですが、その意味を正確に理解している人は多くないようです。8/11の下野新聞掲載の県ネットアンケートによると、県民の40.4%が言葉は知っているが意味はよく分からない、7.6%が言葉も意味も知らないと、約半数が意味を知らない状況です。  ちょうど、本業の方でCO2排出量のベンチマークや目標策定を検討している中で、実際に手を動かしてCO2計算をしていることもあり、今回はテーマにしてみました。

      • 昨今の半導体不足とサプライチェーンの重要性

        昨今の、世界的な半導体不足による多岐にわたる製品供給の混乱を語りながら、供給不足の原因となっているサプライチェーンの問題について述べたいと思います。 【半導体不足による製品供給の混乱】  私は、勤務先では、多岐にわたる製品を扱っており、そのうちの一つが半導体製造装置です。私は、その半導体製造装置の市場リサーチ、マーケティング、商品企画を担当しており、現状の半導体不足のまさに当事者であり、恩恵や影響を多分に受けております。 2021の世界の半導体市場は5520億米ドル(WST

        • 「地域の企業内診断士の働き方」   ~21'/11/27特別公開体験会向け寄稿~

           本稿は、2021年11月27日(土)の栃木県企業内診断士研究会オンラインサロン特別公開体験会「中小企業診断士の日」記念に向けて寄稿しました。地域の企業内診断士の活動を、私の実体験を元に書き連ねていきます。企業内診断士として、どう本業で活かすのか、はたまたどう副業で活かすのか、参考になれば幸いです。 【本業で中小企業診断士を活かす】  私の勤務先の業務は、事業戦略の立案、技術マーケティング、商品企画となっており、とても恵まれていることに、どれも中小企業診断士で学んだことが活

        中小企業にとってのGX

        • カーボンニュートラル百花繚乱、CO2排出量目標ってどうやって計算しているの?

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          企業内診断士のポイント獲得(他県事例)

           企業内診断士の活動の課題の一つに中小企業診断士資格更新のための実務ポイント獲得があります。診断士能力の維持・発展のために、有効期間である5年の間に、中小企業に対する診断・助言を30ポイント(30日)実施することが資格更新要件になっています。  独立診断士は、診断業務が本業ですから、自然に更新要件を満たせますが、企業内診断士はそうはいきません。副業を認められていない会社に勤務している方もいれば、そもそもスキルアップのために資格を取る方は中小企業との接点がない場合もあり、診断

          企業内診断士のポイント獲得(他県事例)

          今年も実務従事の季節がやって来ました

           今年も実務従事の季節がやってきました。栃木県中小企業診断士会が主催する実務従事事業は毎年秋~冬にかけて行われます。正確には、栃木県では実務従事という名称ではなく、「ポイント付与支援事業」となっています。我々のような診断業務に携わる機会の企業内診断士に、診断スキルの向上と実務従事ポイントの取得を推進する事業です。ちなみに、中小企業診断士という資格は、5年間に30ポイント(30日分の診断実務)をこなしていないと、資格を失効してしまいます。  一般的な実務従事は、例えば企業内診断

          今年も実務従事の季節がやって来ました

          地方の診断士活動について③

          地方での中小企業診断士について、3つの観点で考えてみたいと思います。 ①診断士になるまでの学習環境 ②首都圏と地方の違い ③地方に仕事はあるのか 今回は最後の③について述べます。 ③地方で仕事はあるのか 「仕事は十分にある」 県の診斷士会と地域の金融機関や保証協会との連携がしっかり取れており、そこから発生する経営革新等の依頼の数は多く、仕事は十分にあるようです。諸先輩方の話を伺う限り、むしろ診断士の数は足りていないくらいだそうです。 また、創業セミナー等の講師の仕事も各

          地方の診断士活動について③

          地方の診断士活動について②

          地方での中小企業診断士について、3つの観点で考えてみたいと思います。 ①診断士になるまでの学習環境 ②首都圏と地方の違い ③地方に仕事はあるのか 今回は前回に続き②について述べたいと思います。 ②東京と地方の違い 「診断士会に登録している企業内診断士が少ない」 私自身は企業内診断士です。県の診断士会に所属している診断士は独立診断士が多いです。ただ、県内に企業内診断士が少ないわけでなく、ほとんどが金融機関や保証協会に所属し、業務のために診断士の資格を取得しているために、診

          地方の診断士活動について②

          地方の診断士活動について①

          診断士に登録して3年が経ちました。私は栃木県、すなわち東京のような首都圏ではない地方の診断士です。 地方での中小企業診断士について、3つの観点で考えてみたいと思います。 ①診断士になるまでの学習環境 ②首都圏と地方の違い ③地方に仕事はあるのか ①診断士になるまでの学習環境 「通うのは大変ですが東京の専門学校に通ってよかった」 栃木県には中小企業診断士の(講師が在籍している)専門学校がありません。 私は、普通列車で毎週末1時間半かけて東京の専門学校に通いました。 交通費に

          地方の診断士活動について①