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なまけそうになった時に読む漫画

「ツィッターに投稿するのめんどくさい」

「音声配信の収録、今日は適当な内容でいっか」

「noteの更新は…。明日でいっか」


ぼくはなまけものです。
こんな風に考えることもしばしば。
そんな時に読む漫画があります。

それが前川たけしさんの「鉄拳チンミ」です。
今日はその中から、やる気をおこさせる素晴らしい台詞をご紹介します。

名言を言ったのは…

ソシュウ禅師というおじいちゃん。

中央で構えている主人公チンミの後ろにいる2人、
画像がきれちゃっているんですが、
向かって左側にいる人物です。
右側にいるのが、チンミのライバル・シーファン。

名言にはこの3人が絡んできます。
関係性をおさらいしますと…

主人公「チンミ」
ライバル「シーファン」
シーファンの師匠「ソシュウ禅師」⇐名言を言った人

簡単に漫画を紹介します。
鉄拳チンミは天下一の拳法家を目指す、チンミの成長物語です。
チンミは持ち前の身体能力とセンスで、
どんどん拳法の腕を上げていきます。

その成長のスピードがあまりに凄まじく、周りからも評価され、
チンミは「俺は強い」と天狗になってしまいます。
そんな天狗チンミの前に現れたのが、ソシュウ禅師とシーファンでした。

シーファンは風貌も穏やか、体も小さく、一見 強そうには見えません。
しかしある時、チンミとシーファンが試合をすることになり…

チンミはこてんぱんに負けます。手も足もでない完敗です。

天狗の鼻をへし折られ、すっかり自信を失い、落ち込むチンミ。
そんなチンミの元に、ソシュウ禅師が現れ、
あるものを見せます。

それは箱に入った一匹のノミ

箱から出てぴょんぴょん飛ぶ、ノミを見せてソシュウ禅師はこう言います
「今のノミはチンミ、お前じゃ」と
いぶかしむチンミに対し、ソシュウ禅師、
今度はチンミが一緒に暮らしている、猿のゴクウからノミを取って、
「このノミはシーファンじゃ」と言って、ポイっと放つ。

すると箱に入ったノミより、遥かに高くジャンプするんです。
思わずチンミは食って掛かります。

「あまり飛ばないノミが僕で、よく飛ぶノミがシーファン、
 しょせん実力が違うということですか!」

しかし、ソシュウ禅師は穏やかに言います。
「今のノミは同じ種類のノミ、実力は同じ」と。
「ではどうして、あんなに飛ぶ力に差があるのか、
 その違いがわかるか」と問いかけます。

カンのいい方なら分かったかもしれません。
秘密は最初のノミが入っていた箱なんです。

ノミというのは、本来、自分の体の何百倍も飛ぶ力を持っています。
しかし、箱の中に入れられてしまうと、飛んでも天井に当たってしまい、
だんだんと天井以上飛ばないようになる。
繰り返しジャンプをしていると、
その高さが、そのノミにとって限界になってしまい、
箱から出しても、その高さ以上飛ばなくなる。

ソシュウ禅師は続けてこう言います。
「その高さが自分の限界だと思っていたら、
 それ以上飛ぶわけがない、そうじゃろチンミ」
お前の自信がすなわちこの箱じゃ、
 自分で自分の限界を作ってしまっているんじゃよ」

「その箱から出てくれば、もっと飛べるのにのぉ…」

そしてこんな言葉を伝えます
「拳法の上達に必要なことは、「己に限界をつくるな」ということじゃ」
「これだけ練習したから十分だと考えるようになったらおしまいじゃぞ!」
「人間の努力に限界はない。やればそれだけの結果はでるものじゃ」

そして「ちょっと外を見てみろ」といって扉を開くと
そこには、暗闇の中、汗だくなりながら黙々と鍛錬をする
シーファンの姿がありました。

ソシュウ禅師は続けていいます。
「あいつは、体が小さくとも、まだまだ強くなれると信じておる。
 そして今日よりも明日、明日よりあさってと一歩でも進めるよう、
 人一倍努力しておるのじゃ」

これは僕らにも言えることですよね。
例えば音声配信(スタンドエフエム)でも、結構喋れるようになったなと
思って、気を抜いた収録をする、適当な内容にしたら、
だんだんとフォロワーはあなたの放送を聞かなくなります。

「最初は面白いと思ったのに、なんか最近内容が適当になってきたな。
 じゃあ、明日はもう聞かなくてもいいか」と。

配信者の中には、毎回台本を作って収録にのぞむ人もいます。
ここまでするのは大変ですが、
例えば、映画作品を紹介するなら、話している途中で、
登場人物の名前がわからなくて、「えーっと誰だっけな」と
モタモタするような放送はダメでしょう。

せめて、収録に必要な言葉、忘れちゃいけないキーワードを書いた
メモぐらいは作った方がいいでしょう。

その上で、限界を作らず、常に謙虚に勉強していく。
そういう人が伸びていく世界だと思っています。

僕も決して勤勉な方じゃないし、元来怠けものです。
なので、時々、ソシュウ禅師の言葉を思い出して、
「まだまだ甘いぞ」と自分を鼓舞します。

何だか説教くさい内容になってしまってごめんなさい。

ということで今日は、今日は人に話したい漫画の名言。
鉄拳チンミからご紹介しました。

この漫画、めっちゃ面白いので、良かったら読んでみて下さい。


↓ ソシュウ禅師&シーファン登場回
  この巻のラスト、チンミとシーファンが狼に襲われます。
  その後の展開が、また泣けるんです…。マジ大好き、このマンガ。













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