観音様のお告げを受けて〇〇しちゃったおじさんの話。
不思議なおじさんとの出会い
「君は将来、絶対商売人になるといい!」
突然、観音様のお告げを聞いた人からの俺に対してのお告げ(笑)
観音様のお告げを聞いたというのは何かというと…
あれは僕が大学一年の頃でしょうか。
当日、付き合っていた彼女さんとあるスポットに行ったんですよ。ちょっとぼやかした言い方になっちゃいますけど、今ではそこはシーズンには何万人という観光客が訪れる観光スポット。
当時はまだそこが作られ始めたばかりくらいのときで、今のような観光スポットでもなく、知っている人は知ってるけどという感じでした。
もう日も沈んで薄暗くなった頃、彼女さんとどういうわけかそのスポットの裏の方に歩いていったんですよね。
だいぶ昔のことなので記憶が曖昧ですが、確か鳥居か何かが見えて、あっちの方に行ってみようかってなったんだと思います。
そして、そのスポットの裏側に回ってみると、そこに一人のおじさんがいたんです。
確か軽トラが一台止めてあったのかな…
薄暗い中から、おじさんがヌッと出てきたんですよ!
薄暗くなっていたので顔はハッキリ見えなかったんですけど、そのおじさんが声をかけてきてくれて色々話を聞いていると、どうやら、そのスポットを作っているのはそのおじさんで、僕の記憶が確かならば、当時そのおじさんは一人でそこを作っているとのことでした。
おじさん、観音様のお告げを受ける
それだけでも、「マジですか!」とビックリだったのに、そのスポットを作り始めた理由というのが、観音様が夢枕に立ってここにそれを作りなさいということを言ったらしいんですよね。
当時、すでにその手の話が大好きだった僕は、そういうこともあるよねって肯定的な姿勢で聞いてたのですが、そのおじさんが急に「君は将来、絶対商売人になるといい!」って言ってきたんです。
それを言われる前に、もしかしたら将来は自分で何かやりたいんですとか、商業系の大学に通ってますとか言ったのかもしれませんけど、ちょっとその辺の記憶がなくて。
「君は商売人になった方がいい!」
観音様のお告げとはいえ、こういうスポットを一人で作りはじめたそのエネルギー、情熱、そんな人から「君は商売人になった方がいい!」なんて言われたら嬉しくなっちゃったことを覚えています。
そして、そのおじさんは「困ったことがあったらいつでも連絡をしてきて」って名刺を渡してくれたんですよね。
その頂いた名刺を捨ててはいないから、どこかに大切にしまってあるんだけれど、おもしろいことに貰った名刺もエネルギーを放ってるように熱かったんですよ(笑)
どういう系かはちょっと忘れちゃいましたけど、そのおじさんは、何かの事業をやっている社長さんでした。
どおりでエネルギッシュなわけだと頂いた名刺を見て思ったのですが、それから数年のうちにそのスポットはあれよあれよと有名になり、シーズンには、数万人が訪れような人気観光スポットとなりました。
あの日以来、おじさんには会っていない
この場所にくると毎回あのときのおじさんのことを思い出します。
おじさんに会えるんじゃないかと思って裏側に回ってみたこともありますけど、会えずじまい。
名刺から連絡したこともないので、あれ以来お会いしたことがありません。
ただ、観音様のお告げを信じて、一人、行動したおじさんが起こした奇跡を想うと、不思議なことってあるもんだなと思わずにはいられないのです。
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