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まちづくり戦略3.0を読んで、わたしの“戦い方”に気付けた

街のコンセプト


今日、家族と話している中で
街のコンセプトについての話になりました。

どんなに小さな街でも
その街の中で地域によって特徴があると思うのです。

私の地元も街を上と下に分けて
例えることがよくあるのですが、
下に関してはむかしからの住人が多く、
いわゆる地元の人間というのが多い地域。

上はどちらからというと移住者が多いです。

雰囲気というのも上と下では少し違うし、
上と下では強みとなるリソースが違います。

下はダムを中心としたまちづくり。

上は全国的に有名なキャンプ場や、
SNSでも話題になっているサウナ付きの貸別荘など、
より自然を活かしたイメージ。

もし、この街で
ひとつのコンセプト・世界観を打ち立てて
それを表現していこうとしたときに、
まったく違うものになるなという印象でした。

それははたしてよいことなのかどうなのか。

街を創るというより、場を創る

まちづくりの集まりに参加している中で、
上の人間と下の人間との間で
うまくコミュニケーションが
取れていないと課題として
取り上げられている部分もあったので、
上と下で別々の世界観を打ち出していたら、
それこそより上下を
分断してしまうのではないかと感じていました。

だけど、そもそも街ひとつで
大きく変えていこうと思うことがむずかしいことで、
まずは半径200mくらいの
人の集まる場所を変えていくことが大事だと知りました。

まちづくり戦略3.0

その考えを知れたのは、
いま読んでいる小林大輔さんの
「まちづくり戦略3.0」という本を読んで知れた考え方でした。

著者の小林大輔さんが
経営コンサルティング事業を営んでいる方なので、
行政主導などの一個人には
具体性の欠けるまちづくりではなく、
一個人から仲間を集い始められる
まちづくりのノウハウが書かれている良書です。

街を創っていくと考えると
なんだかとてもハードルが高くなってしまう気がするけど、
場を創っていくと考えるとなんだか難易度も下がるし、
自分にもできることがあるような気にならないでしょうか?

まちづくりを考えている方におすすめの一冊です。


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