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悲しい性(さが)

毎晩のお風呂。
私はここ何年も、息子が赤ちゃんの頃から小2に至る現在まで、平日はもちろん、土日もほぼほぼ一緒に入ってきた。
夫が休みの土日ぐらい男二人で一緒に入ってもらって、一人でゆっくり入りたいなぁ、と常々思っている。
なぜそれがなかなか叶わないのか?というと、夫の体調、健康状態の平均点?が低い事が多く、''調子の良い休み''というのがなかなか無いからである。
自分の体調に余裕がなければ、ダンナ様というのは、子供の事はおろか、自分の事もなおざりになる始末。
仕事で気を張っている分、土日は気が抜けて、いつもの胃腸関連の不調やら、風邪っぽいやら、下痢っぽいやら…
理由はともかく、大概のことは妻がやるという事だ。

それはさておき。

最近はダンナの体調も悪くなく、どうやら今夜は一緒に入ってくれるそう!
なので、喜び勇んで、ケータイを防水ジップロックに入れて、ネトフリをちょこっと観てみたり、お気に入りのジャズボーカル(Mistyが好き♪)なんかを流して一人バスタイムを堪能し始めた。

毎晩息子と慌ただしく入浴していると、壁やパッキンの赤カビ、黒カビなんかに目が行くものの、なかなかゆっくり掃除はできない。
寝る時間も大体決まってるので、そこまで時間的余裕も無いし、身体的にもそれなりに疲れていて家事はもうお腹いっぱいだ。

今日はゆっくり一人でお風呂に浸かれる日!
と自分に言い聞かせたのだけど、勝手に手は動いていた。マジックリンと掃除ブラシに…。

どこまでマジメな綺麗好き主婦なんだ!わたし‼︎

いやいや、
今、束の間のひとり入浴時間に掃除せずして、次回いつ掃除できる?!
シャンプーや諸々のボトル棚の水垢も石灰化してあわや、マジックリン+ブラシ擦りのベーシックなアプローチでは太刀打ちできないシロモノになってないか…⁈

ここで食い止めるべし!!

と一瞬で主婦の勘が働いてしまった…。
後日、本格的カビ取り掃除に追われる地獄絵図を想像するに、ここはチャッチャと手を打つべし!と。
先のリラックスバスタイムは貧乏くさい掃除の時間へとシフトしたのであった。

主婦の悲しい性である…。



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