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(実話)吃音体験談

自分が5歳の頃から30歳頃までの葛藤を書きたいと思います。

小さい頃気がついた時には既に吃ってました。
あかさたなはまやらわ
50音の最初が出ない。
というか発音するときに喉の奥が
閉まりっぱなしになる。
だから発声できない。
これは今、大人になったから解る事であって、子供の時はなんでだろう?
としか解らなかった。

幼少期

記憶では

発表会の日を境に

セリフが覚えてるのに言葉が出てこない。

わかってるのに出てこない。

それからトラウマになって行きたくない病になりました。

大人になれば治るよ

親からそう言われがんばる日々。

小学校時代

本読みが順番で回ってくる。
ドキドキ、ドキドキ

よーし!もうすぐだ!


声を出す準備は出来てるよ!

さあ!こい!



ぐあ!!でない!


いざ自分の順番になり
読もうとするが声が出ない!
喉が開かない!
文字は解ってるのに声が出ない!
辛い!苦しい!
足をドタバタさせて勢いつけるが残念ながら出ません。
周りのみんなから
救いの声が聴こえる。
「そこはこう読むんだよ~」
頭では解ってる!バカにするな!
自分の心の声です。
とうとう時間切れになり
先生から漢字が読めないと判定され。
校庭で自分の名前叫んで来い!
という指示を受けました。
それが確か小学校5年生
今の時代ではイジメに該当すると思われる。
校庭の端から教室に向かって
自分の名前を叫ぶ
ぼくは5年2組、松風慎之介です!

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